まめに録画する根性はない。DVDを買い続ける金もない。 だからレンタルビデオで行こう!

苺ましまろ 5~6巻

これでテレビシリーズは全部です。
あと最近リリースされたOVAが3話分あるので近日中に見る予定。
と言うわけで最後まで見て今さらに気づいたんだけど、
これ1話から12話まで春~夏~秋~冬の四季構成になってたり。
ひだまりもそうだけど日常を描くのには季節感は重要ってことかも。
キャラが存在する舞台に実体感があるほどに説得力が増すわけだから。
季節を感じさせる切り口によって作品の方向性を差別化もできるし。

しばらく四季構成に気づかなかったのにもちゃんと理由があるのです。
それは最初の数話はキャラ紹介の色彩が強くて季節感がないから。
いや無いことは無いんだけど、あまり季節感が前面には出てこないので。
そしてハッキリと季節感が出てくるのが6話の「真夏日」から。
つまり5話までは視聴者にキャラを認識させることに徹してるのだった。

「真夏日」「海水浴」「お祭り」と夏~初秋を感じさせる回が続くので
このへんで四季構成に気づいても良かったようなと後で思ったりして。
季節感があるなとは思ったんだけどね……
最初に「春」を認識しなかったので「夏」への変化も失念したわけです(汗)。
考えてみたらアナが転校してくるのがまさに「春」を象徴してたわけで。
そーいや桜も咲いてたなと。後から考えたらしっかり春だったのでした。

季節の変化をハッキリ認識したのが10話の「花」
この回は伸恵が4人にケーキをご馳走するために湖に呼び出す話で、
その説明だけだとどこらへんに季節感が?って感じではありますな。
いつもごとく呼び出された4人がすんなり伸恵と合流するわけも無く、
湖のある公園!?をあちこち歩き回るという展開なのです。
その光景の後ろには季節をハッキリ感じさせるキレイに色づいた木々が。
それに季節限定のモンブランというのもまさに秋って感じだから。
ここで9話の「育ちざかり」も秋だったことに後で気づいたのでした(汗)。
焼き芋(食の秋)→体重→ダイエット→スポーツ(の秋)という展開だから。
もしかすると序盤もよく観察してると春を感じさせる何かがあるかも!?

その9話の伸恵の行動が今回一番印象に残りました。
千佳が体重が増えたのを気にしてご飯を少ししか食べないのを心配して
スポーツでもすれば気分転換になるかもと外に連れ出してるし。
最後には体重が増えた理由を説明してちゃんと食べなよと言ってるし。
(あのオチはわりとパターンなんですぐにわかったけど)
ああ、伸恵がちゃんと千佳のお姉ちゃんをしてる、とか思って。
伸恵は千佳を含めた4人のお姉ちゃん状態で結果的に面倒を見てるけど、
ここまでストレートにお姉ちゃんらしい表情を見せるのは珍しいなと。
てゆーか初登場時にはタバコ代を千佳にせびってたのですが(笑)。

9話には伊藤家の両親も出てきたり(声だけですが)。
※5話にも電話の相手として出てきます
最初のうちは親の存在感が全くなかったから居ないのかと思ったよ。
そして家の財政をしっかりものの千佳が握ってると勝手に思ってた。
※1話を見返したら我が家の金庫番とか言ってる
なぜかアニメでは親が出てこないことが珍しくないからそう思ってた。
でも、そーすると料理は毎日千佳が作ってることになるわけか。
生活費も伸恵がバイトで稼ぐだけでは足りないだろうし。
そこは蓄えがあるか別の場所の親が送金してるって設定が使えるけど。
考えてみたらこの二人の場合は両親がいない設定には無理があるね。
勝手に思い込んでいて何だけど、最初から親の影が見えてればなと。

10話あたりで改めて実感したこと。
この作品は基本的にまったりしたスローテンポなのです。
そんなスローテンポを美羽が激しくズレた行動でかき乱してる。
でも決してハイテンションのスラップスティックにはならない。
まったりスローなテンポが時々ぶれる変拍子になる程度。
あれだけ好き放題暴れてて雰囲気が壊れないのが逆に不思議です。
この行動と雰囲気のギャップがシュールと言われる所以なのかも!?
だって内容はあまりシュールじゃないし。むしろリアルだから。
美羽の頭の中身はシュールかもしれんが(笑)。

この後サントラの話があったんだけど、書き終わらなかったので次回。

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