4月から一部の民放(16局)で深夜に放送中の新番組。
原作は角川系(コンプティーク他)のマンガで1巻だけ読んだことがあります。
※セルDVDのリリースは6/22から(レンタルは6/29から)
こなた、かがみ、つかさ、みゆきの4人の女子高生の日常を描いたもの。
ナンセンス系ではなく現実っぽい萌え4コマ作品って感じの内容(まんまだよ)。
萌え4コマのアニメというと「あずまんが」以降何作かアニメ化されてます。
そのどれもが結構ヒットしてるという興味深いデータがあったりします。
そして作品によって全く違うアプローチになってるのも興味深いっすね。
(同じ新房作品の「ぱにぽに」と「ひだまり」は多少似てますが)
4コママンガは映像にする時の解釈の余地が大きいからなわけですが。
てなわけでこれはいったいどんなアプローチで来るのかなと。
ハルヒのEDでキャラを踊らせた張本人の山本寛さんが監督をやってるし。
そんなわけで見始めて最初に思ったこと。またキャラが踊ってるよ(笑)。
オープニングの踊りはやたらと作画に気合が入ってましたが、
本編はまぁなんと言いいますか……ひたすら「ぐだぐだ」っすね。
作品のデキとかストーリーがぐだぐだという意味ではなくノリが。
よーするに女子が取りとめもなく際限もなく会話してる感じというか。
4コマの細切れな内容を単純に繋いだような会話の脈絡のなさだし。
1話なんてぐだぐだなラジオ番組を聞いてるみたいだったよ。いい意味で。
ラジオ番組みたいなので絵がついてる意味があまり感じられないなと。
2話以降はそれなりに映像で見せる意味のあるシーンもあるんだけど。
これほど京都アニメの作画力が意味をなさない作品も珍しいかも(爆)。
にしてもこの「ぐだぐだ」なノリだとまとめて見るのはキツイっすね。
5話から監督が違うので5話まで見る予定だったけどもうお腹いっぱいです。
これ見た後に比較の意味で「ひだまり」と「ぱにぽに」を見てみました。
いや~~新房さんは天才だわ!ってなアホな感想は置いといて。
基本がナンセンスな「ぱにぽに」は比較するには違いすぎだけど
「ひだまり」はキャラ配置とか作品の方向性がとても似てますな。
似てるからこそ映像化のアプローチの違いも凄くよくわかるのです。
新房さんならではの映像の仕掛けを使いまくり表現の博覧会な「ひだまり」
あっさり配色に基本的なキャラの動きだけの絵つきラジオな「らき☆すた」
いくつかのネタを再構成して1話で1日の出来事として描いてる「ひだまり」
細切れのネタをそのまま筋のないぐだぐたな会話っぽくした「らき☆すた」
日常を描くことに徹するためにパロディネタをほぼ排除した「ひだまり」
(同じ新房さんの「ぱにぽにだっしゅ」はパロ使いまくりなのに)
マニアネタやパロネタてんこもりでこれってリアル!?な「らき☆すた」
マニアネタは原作の違いもあるけどここまで見事に違うのも凄いね。
片方しか知らない人は見比べてみると面白いかも。
そいえばこの作品もまたDVDの限定版にサントラが付くようで。
サントラが欲しい人は12巻も買い揃えないいけないので大変ですな。
今回は付き合わないので揃える人は頑張ってね。と他人事のように。
聞いてる限りサントラ自体は良さそうだけど曲だけに7万は出せません。