4月からテレビ東京系(6局)で日曜日の深夜に放送してる新番組。
5月からAT-Xでもやってるので地上波で見れない人はそちらで。
原作はスクエニ系(ガンガンWING)のマンガで1巻だけ読んだことがあります。
※セル・レンタルDVDのリリースは7/25から
父親の実家の瀬戸内海に面した街に来た満潮永澄は海で遊んでで溺れてしまう。
溺れて沈んでいく永澄は下半身が魚の女の子に助けられた。ような夢を見た。
誰を信じないし当人も夢だと思ったその記憶は実は夢ではなかったのである。
夜に突然家の前に現れた瀬戸燦(サン)という女の子は突然結婚してと言った。
そして詳しい説明をするためにと付き添いの見るからに893な人たちに連れられ
永澄と両親は崖から海に投げ落とされ……海の底にある燦の家へ。
なんと永澄を助けた燦は人魚で、父親は一帯を統べる極道の親分であった。
人魚には正体を知られたら自分か相手が死ななければいけない掟があった。
父親は娘を死なせたくないし、永澄を殺したら助けた意味がないと燦は怒る。
だから二人とも助けるためには結婚して身内になるしかないという話だった。
全く知らない相手だけど、命の恩人を死なすぐらいならと永澄は話を受ける。
そして全ては丸く収まった。なんて都合のいい話になるわけもなく……
なんと言うか、やたらとテンションが高いね。そしてえらくノリがいい。
てゆーかノリが強引すぎで勢いはあるけど激しく空廻ってるような。
おかげで作品の勢いのわりに見てるこっちは爆笑って程ではないかな。
実は原作からこんなノリなのでアニメはそれを忠実に再現してるのですが。
任侠と書いて「にんぎょ」と読むで桜の花びらが舞うのを毎回やるとか。
永澄が政を見て頬を染める場面が原作より大幅に増えてアレな感じだとか。
原作のギャグ表現をそのままエスカレートしたような感じになってるし。
ギャグは感性に大きく左右されるのでツボにハマる人なら凄く面白いのでは?
そもそも面白いと思う人がいっぱいいなきゃ12巻も連載は続かないだろう。
な感じでハマれば最高(かも)。ハマれなくてもそれなりに楽しめる(はず)。
最近のギャグ作品の常としてパロディを多用する手法があるけど、
この作品ではほとんど使ってません。でも全く使ってないわけでもない。
まるで思い出したかのようにポツリとパロを入れてくるのでした。
しかもネタ元が一目瞭然なほど露骨でもないこの中途半端な使い方は……
巻ちゃんの「~デス」の喋りが某ゴスロリ怪奇人形と同じ声だったり、
政の声が通販の人だったりなのも狙ってるんだか狙ってないんだかだし。
※通販の人は監督さんと個人的に知り合いなんだそうで
原作のテイストと同じで計算づくというより勢いに任せてるような。
原作との対比。
比較できる1巻分に関してはほぼ原作に沿ったストーリーです。
1~3話で1巻分を使い切ってるので多少ショートカットしてますが。
例えば2話の夏祭りの話は原作だと2回分で足が濡れるシーンも2回ある。
げどアニメでは濡れるシーンで繋いで削ったり入れ替えたりしてある。
たぶん原作の内容をなるべく多くやるために内容を詰めてるんだと思う。
とは言え12巻だとこのペースでも2クールには収まりませんが。
(そもそも何話やるか知らん)