4月から一部の民放(5局)で深夜に放送してる新番組。
AT-Xでも6月から放送するので地上波で見れない人はそちらで。
原作は18禁の恋愛アドベンチャーゲームでやったことはありません。
※セル・レンタルDVDのリリースは7/25から
ある緑にあふれる小さな島。大企業の工場がありそこを中心に発展した島。
しかし本社の意向でその工場の閉鎖が決まり次第に島は寂しくなっていた。
星野航(わたる)が通う学校でも来年の3月には島を離れる友人が多かった。
そして航が生活している今や6人しかいない学生寮も壊されることになる。
そんな寮に今さらに入ってきた生徒がいた。彼女の名は沢城凛奈(りんな)。
彼女は仲良くしようとした他の寮生の誘いを断りこう言い捨てた。
すぐに別れが来るってわかってるのに仲良くなりたくないと。
それを聞いた航は凛奈を自分たちの仲間に引き入れようと闘志を燃やした。
短い間でも別れで胸が苦しくなるほど忘れられない関係にしてやると。
最初の回に凛奈を絶対仲間に引き入れてやる!みたいに啖呵を切ったから
てっきりその話をメインにして他のキャラを絡めるんだと思ってました。
しかしその凛奈の話は2話であっさりと決着ついてしまう。
そして3~4話は宮穂(みやほ)のエピソードをやっておりました。
ってことはおそらく2話1エピソード×6人分な構成なんじゃなかろうか。
1エピソードにつき2話分あるのでストーリーに多少の深みはあるかもね。
それぞれのエピソードはいわゆるキャラのお当番回です。
と言っても緩やかな全体のストーリーの流れの中でのお当番回ではなく、
見た感じそれぞれのエピソードの前後関係のない完全な読みきりのような。
(最初の凛奈のエピソードだけは序章みたいな感じだけど)
宮穂の話なんか文化祭からクリスマスまで一気に時間が経過してるし。
まるで原作でキャラ毎に分岐した内容を一人ずつやってるみたいです。
よーするにToHeart2のアニメと全く同じアプローチってことですな。
1話読みきりのアレよりは2話1エピソードのコレの方が話は楽しめるけど。
しかしこの構成だと作品全体としての思い入れはし難いね。
1話読みきりお当番回方式でも全体の流れはあったほうがいいのでは。
あとわざわざ触れるほどのコトではないかもだけど
この作品に出てくるキャラはいかにもエロゲー(記号)キャラで
生々しさとか実体感とかは欠片もありません。
この手の作品でそーいうのを期待する人はあまり居ないとは思いますが。
絵も酷くはないけど特に良くもないので、まさに「並」な作品すね。