まめに録画する根性はない。DVDを買い続ける金もない。 だからレンタルビデオで行こう!

レ・ミゼラブル 少女コゼット 1~4話

1月からBSフジ(のみ)で日曜日の夕方に放送してる新番組。
4月からアニマックスでも放送してます。
原作は古典文学(レ・ミゼラブル~ああ無情)で読んだことはありません。
※セル・レンタルDVDのリリースは5/25から

今より少し昔。多くの人々が貧しかった時代(と思われる)。
母と一緒に旅をしてるコゼットという名の少女がいた。
母ファンテーヌはパリで針子の仕事をしていたがその仕事がなくなり、
地方にくれば仕事があるかもと二人であてのない旅をしていたのだった。
しかし容易に職はみつからず、せっかくの仕事も子連れだと断られた。
そんなおり、ここより少し離れた街で人を多く募集してる話を耳にする。
そこなら仕事に就けるかもしれない、でも子連れでは雇って貰えないかも。
子供の足ではとても遠い道のりだし。子供を預けでもしないと無理だよ。
ここに子供を預けていきなよ、食費さえ貰えばちゃんと面倒を見るから。
(一見)親切にそう囁いた夫婦にコゼットを託し街へと向かうファンテーヌ。
お金を稼ぎ一日も早く一緒に暮らす、ファンテーヌとコゼットの願いは
この親切顔の夫婦の強欲によって永遠に叶うことはなかったのだけど……

レ・ミゼラブルと言えば超有名な名著ですが……読んだことがありません(汗)。
でもマンガか児童文学か何かで少しだけかじったことが有るようです。
ジャン・ヴァルジャンとミリエル司教のエピソードには覚えがあるし。
老人の濡れ衣を晴らすために名乗り出る(んだっけ?)な展開も微かに記憶が
少しかじった程度な上に記憶もかなり曖昧なのでほぼ初見に近いですが。

そんな状況で見たこの作品の印象は、まるで絵に描いたような不幸というか。
厳しい状況に置かれても希望を持って前向きに頑張るみたいなお約束なので。
昔のドラマチックな作品ではわりと見たけど、今ではまず作らない作品だね。
貧乏で苦労するのは社会全体が貧しかった時代背景だから不可抗力として。
弱みにつけこむ人のせいでより不幸に追い込まれるのはわざとらし過ぎるし。
かと思えば過去に行ったことへの贖罪で善行を行う人が出てくるわけで。
あからさまな悪い人と良い人を色付けするのはキャラ造作としてどーかなと。
単純明快に善悪で振り分けられる人は現実にはそういないと思うんですが。
一見すると悪い人でも視点を変えるとその人なりの事情が有るとかね。
そんな微妙な描写だと子供に見せる作品としては難しいってことなのかなと。

名作劇場といったら親子で見る作品という位置付けです。
積極的に録画したり視聴環境を整備したりするマニア相手じゃないです。
そんなコトいちいち書くまでもなく大半の人は判りきってるでしょうが。
しかしこの番組の編成をした人たちは、それを理解してるんでしょうか?
BSデジタルなんて意識的に受信環境を用意しないと見れないんですが。
アニマックスはCATVでも見れる人多いけどそれでも地上波の比ではないし。
(CATVだとBSデジタルも再送信してることが多い)
明らかに放送形態と番組内容が乖離してると思うぞ。
夕方は視聴率の問題で無理だと言うなら、せめて(地上波の)土日の朝やれよ。

絵柄について。
従来の名作劇場とはかなり絵柄を変えたと言われてます。
確かにコゼットの顔なんか今の絵になってて変わったのを実感できます。
でも見ててそんなに違和感は感じないよ。ストーリーがいかにもだから(笑)。
このストーリーこそが名作劇場なんだなとみょーな感慨が。

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レビュー・評価:レ・ミゼラブル 少女コゼット/第4話『お母さんの手紙』

品質評価 16 / 萌え評価 32 / 燃え評価 0 / ギャグ評価 0 / シリアス評価 32 / お色気評価 12 / 総合評価 15レビュー数 31 件 ファンティーヌからの手紙が届いたのを見たコゼットは、字が読めるようになることを望む。こっそり覗き込んだ学校の書き取りの授業を思い出しなが
2007/09/27(木) 18:33:38 ANIMA-LIGHT:アニメ・マンガ・ライトノベルのレビュー検索エンジン