1月からアニマックス(のみ)で金曜日の深夜に放送中の新番組。
原作はPSのゲームで体験版をやったことが有ったはず。
※セル・レンタルDVDのリリースは5/25から
舞台は現代に近い日本。東京は新宿(らしい)にある真神(まがみ)学園。
ここに緋勇龍麻(たつま)が転校してきたことから物語は始まる。
ただならぬ気配を漂わせる龍麻の力量を測ろうと京一はちょっかいを出し、
それに興味を持った醍醐を含めた三人で手合わせをすることになった。
御札の大量にある教室で三人が暴れたことで何かの封印が外れてしまう。
この時から街には人ならざる力による怪異が頻発するようになったのだ。
そして封印が外れた時にそこにいた三人と騒ぎを収めようと顔を出した
葵と小薪には、人ならざる不思議な力が与えられてしまったのである。
まず思ったのが、映像として映える題材でアニメ向きの作品だなってとこ。
ゲームにこーいう作品って結構あるのになぜかあまりアニメにならんやね。
もっと微妙な作品は続々とアニメになってると言うのに……
前に見た「夜が来る!」だってエロ抜いてテレビに持ってくればいいのに。
ペルソナだってまともに作れば今でも結構ウケる(売れる)と思うんだけど。
東京魔人學園のゲームは何作かあってこれは最初のを再構成した内容みたい。
おそらく体験版をやったのもこれの原作だったはず。
会話の返事を喜怒哀楽で選ぶってのが面白い発想だなと感心した記憶が。
戦闘がタクティクス形式でかったるかったので製品版は買わなかったけど。
なので原作の内容は全く知らんです。当時の紹介記事も忘却の彼方だよ。
原作ゲームでは主人公は龍麻らしいけどアニメは特に主人公はいないような。
正確に言うと一人称はいなくてメインキャラによる集団劇な感じになってる。
龍麻とゲームで常に仲間になる(らしい)京一と葵・小薪・醍醐がメインです。
今のとこは京一と葵の存在感が多少大きめで龍麻は少し引いた感じかも。
3~4話に出てきた雷人はゲームだと展開次第で仲間になるキャラだそうで。
アニメでは誤解から少し戦ってたけど今後の内容では助けに登場するかも!?
ストーリー構成は導入になる1話だけちょっと変わってます。
視聴者の興味をがっちり掴むために怪異を倒す派手な佳境部分を見せてる。
舞台とかキャラとかの説明は2話で時間を遡ってじっくり見せてくれます。
インパクト勝負で説明は後回しでもなく、舞台説明ばかりで退屈でもない、
インパクトと説明のバランスがとれた上手い構成だなと感心したよ。
3話以降は今のとこ2話ごとに一つのエピソードを見せる構成になってます。
と言っても完全にエピソードで切れてるわけではなく内容は繋がってますが。
事件を目撃してショックを受けたアン子があるキッカケで立ち直ったりとか。
映像的なこと。とにかくよく動いてる。そして動きにとてもキレがある。
アニマックスオンリーでここまでまともな映像の作品は初めて見たよ。
と言うか今放送してるアニメの中でも動きはトップクラスだと思われる。
この手の作品はアクションシーンがカッコいいと受ける印象も段違いっすね。
似た題材と言えなくもない「Venus Versus Virus」とは動きに差がありすぎ。
キャラ絵も今風のスマートな絵柄でいい感じです。よーするに好みです。
映像と言えば5~6話の夢の世界のビジュアルは凄くインパクトがあったよ。
現実の空間描写を丁寧にやってるからこそ非現実の大胆な映像が生きてる。
「夢使い」だって本来ならこーゆー作品になってたはずなのに……
オープニングも滲んだり染みたりする色彩を散りばめてて凄くカッコイイし。
なんかAICスピリッツとは思えない映像の出来の良さだなとか失礼なことを。
そんな感じで予想以上に面白く仕上がってるなと思った。
せっかくだから地上波でもやればよかったのに。その方が売れるだろうし。
サントラについて。
どーやらこの作品もDVDの初回版にサントラが付くようです。小分けで。
ってことは単品のサントラは出ないのかな……
[追記] (ミニ)サントラが付属する初回限定版は1巻だけでした。
サントラは単品でリリースされてます。