10月からテレビ朝日系(2局)で水曜日の深夜に放送中の新番組。
原作は青年誌(バンチ)のマンガで1巻だけ読んだことがあります。
※セルDVDは3巻までリリース済み(レンタルは半月~1月半遅れ)
北斗神拳の出てくる北斗の拳の過去(1930年頃)の話という設定らしい。
けどキャラ設定に繋がりがある以外はほぼ別世界の話です。
よーするに北斗神拳とケンシロウが出てくるパラレル世界の物語。
この世界の拳志郎の弟がリュウケンってことになってます。
列強が中国を蹂躙していた第2時大戦より少し前の時代の上海で
青幇と紅華会というヤクザが裏社会の覇権を巡り対立をしていた。
青幇の客人をしていた霞拳志郎は朋友のため一人で紅華会を壊滅させ、
累が及ばないように上海を離れ日本で教師として暮らしていた。
そんな拳志郎のもとに上海から懐かしい顔の老人が訪れる。
再開を喜ぶ拳志郎に老人は信じられない事実を語るのだった。
壊滅したはずの紅華会に上海は支配され青幇の仲間はみんな死んだと。
青幇の総帥で拳志郎の朋友だった潘光琳も恋人だった玉玲も死んだと。
(実際は死んでなかったりするんだけど……)
話を聞いた拳志郎は亡き朋友のため、上海の大掃除を決意するのだった。
とりあえず第一印象。めっちゃクサい。鼻つまみたくなるほど(爆)。
悪役のキャラがバカっぽいあたりはジャンプマンガを彷彿とするけど、
やたらと朋友を強調するとか人情色が強くて涙もろいのでオヤジくさい。
毎回のように回想シーンがあるのも過去ばかり振り返る年寄りみたいです。
つまりジャンプマンガから賢くならずバカなまま歳取ったって感じだね。
拳志郎は北斗の拳のケンシロウよりは多少は落ち着いて見えるかな。
山寺宏一さんのトーンを押さえて凄みを出す喋りが上手くハマってるよ。
(神谷明さんは声がかなり年老いてるので今となっては厳しいと思う)
最初の4話は舞台が東京で5話から上海に移ります。
つまり4話までは作品の舞台説明のプロローグと言えなくもない。
この4話分は人情色がやたら濃くて回想シーンが多いのでウンザリ気味で。
でも上海に移ると悪者を懲らしめる色彩が強くなって見やすくなります。
劇画を忠実に再現したクドい見た目や変な動きにも見慣れてくるし(爆)。
なるべく5話以降を見てから作品を見るかどうか判断したほうがいいよ。
4話までの内容をもっと圧縮すべきだったんじゃないかとは思うけど。
北斗の拳が好きなら見てみたら?って感じの作品かな。