1月からテレビ東京系(6局)で日曜日の深夜に放送中の新番組。
AT-Xでもやってるので地上波で見れない人はそちらで。
ufotableのオリジナル企画で先にマンガが発表されました(原作ではない)。
※セルDVDのリリースは4/11から(レンタルは4/27から)
今よりも少し未来。学校に行かなくても勉強ができて就職もできる時代。
生徒による自治というお題目は無気力な生徒たちによって崩壊しつつあった。
(なんか昔行ってた高校を思い出すような設定だ)
そんな高校のひとつ「私立聖桜学園」に雨宮学美(まなび)はやってきた。
学美は転校の前日に学校に侵入したり、転校早々生徒会長に立候補したり、
と常軌を逸した大胆な行動で先生や他の生徒たちを驚かせるのだった。
そんな破天荒な学美の行動は次第に他の生徒たちを巻き込んでいった。
まず最初に思ったこと。一部の層にピンポイントな見た目だなと(爆)。
よーするにロとかリな人たちを狙ったとしか思えんキャラデザってこと。
そして女の子ばかりが出てくる狙いまくりのスターチャイルド路線だし。
主役は毎度の堀江由衣さんだし……
一部の層以外は置いてけぼりみたいなビジュアルだけど
ストーリーはむしろ一般向きで広く共感を呼びそうな内容だったり。
活気のない学校を盛り上げて学園生活を楽しもうとする内容だし。
学美(まなび)のやってることはハルヒのまともバージョンとも言えるし。
(ハルヒはまっとうな方法を知っててあえて外れたことしてるけど)
どちらも一般人の枠を大きく踏み外してるのも似てるとは言えるね。
4話の芽生(めい)の話みたいに見た目の可愛さとは裏腹に重い内容をやるし。
フタコイのufotableらしくすっごく変化球なアプローチの作品だなと。
狙い過ぎのスタチャと作家性が暴走気味のufotableは相性がいいのかも。
互いの悪い面を打ち消しあって良い面が上手く表に出てくる感じで。
あと見ててなんとなく思ったのが「かみちゅ!」に似てるってとこ。
作品そのものは全く似てないんだけどアプローチとかテイストがね。
学美を中心に生徒会の人たちが学校を盛り上げるために頑張る話だし。
この作品の見た目が「かみちゅ!」みたいで男子もちゃんと出てくれば
もっと幅広く受けたんじゃないかと思えるので勿体無い気がするよ。
現状では見た目で拒絶反応を起こす人が少なからずいると思うので。
(ダフネもあのコスチュームじゃなければって思ったし)
フタコイオルタナティブの時は普通に見れるキャラデザだったのに……
アニメ制作がufotableと言うことで凄く気合の入った映像です。
オープニングは凄くデキがいいし本編もテンポ良くて見せ方が上手い。
わりと現実的な世界を描いてて作中も現実的な空間描写が多いけど、
カメラワークを工夫したりエフェクトを使ったりしてメリハリをつけてる。
時にはイメージを膨らませた大胆な仕掛け映像を使って印象づけることも。
4話の芽生の過去の記憶なんか新房さんかよ!って感じの凄い色彩で(笑)。
立て続けにヘボいのを見た直後だったのもあって凄さを実感してしまう。
直後にやってるMoEと同じ時代のアニメとは思えないぐらい違うんですが。
作品の舞台は一見すると現代で、でも実は今より少し技術が進んだ時代。
皆が持ってる生徒手帳が携帯端末(今のケータイの高性能版)みたいだし。
学美が使ってる浮上型キックボードも普通に存在する世界のようです。
1話冒頭のカットが「学美星人」だったので特別なのかと最初は思ったよ。
萌え系のマンガではなんの脈略も説得力もなく普通にあったりするから。
ってわざわざ触れたのには理由があって。つまりアレあったら欲しいなと。
OPとEDの曲って作詞・作曲が岡崎さんで、ってことは新曲じゃない?
もしかして林原さんのアルバムからシングルカットした?とか思ってたら、
何でも既存の曲のカバーなんだそうで。さらに大元は別のアニメの曲らしい。
元が10年以上も前の曲なので最近のアニソンとはずいぶん感じが違いますな。
まぁアニソンは何でもアリだから毛色の違うのは時々あるけど。