最近TBSとBS-iで放送された30分×2話のテレビスペシャル。
※セルDVDのリリースは4/18(レンタルはまだ未定)
ケーキ屋で働くでじこはクリスマスの日にケーキを貰って家路を急いでた。
しかし不注意でケーキを道に落としてしまってひどく落ち込んでいた。
そんな時に自分が持ってたケーキを差し出して取り替えてくれた青年が。
その日からでじこは名前も知らぬその青年への淡い恋心を膨らませていく。
デ・ジ・キャラットのキャラを使った現実的でちょっとした恋の物語です。
現実的な世界観や見た目なのでキャラもかなりリアルっぽい輪郭に。
てゆーか名前がでじこやぷちこじゃなければデジキャラに見えないよ。
どっちかと言うと同じキャラ原案のシュガ~の方が絵柄的に似てるし。
まぁ、デジキャラで現実的な話をやるのも意欲的で興味深いとは思います。
前編はキャラの演技も声の演技もかなりぎこちない感じがしました。
だけどでじこもぷちこもキャリアがある人だし下手なわけはないし。
(今さら気づいたけどローゼンメイデンのジュンと真紅じゃん)
ってことは意図的にぎこちない演技をしてるってことか。
映像のほうは見た感じ枚数が足りなくて動きがぎこちないような。
些細な動作をきっちり描くのも意外と枚数が必要ってことなのか。
後編は前編とはうって変わってギャグ表現が強くなってます。
些細で繊細な「小さな恋の物語」じゃなかったんですか……
ギャグに走るなとは言わないけどテイストは前後編で統一しようよ。
さらに理解に困る表現を何箇所かで使ってたりして。
バンドの笑い仮面の女生徒とか。ころころ変わる軽音の部室の張り紙とか。
そもそもこのストーリー展開にぷちこのバンドネタは必要ないじゃん。
そんな内容を入れるより本筋の展開をもっと膨らませるべきだと思うぞ。
50分あれば十分に感動的な内容は作れるんだから。「みずいろ」とか。
ストーリーと言う意味ではオチがあまりに読めすぎなのもちょっと。
だって拓郎がよほどひどい性格でない限り親類に決まってるじゃん。
お約束とは言ってもここまで陳腐な展開だと評価のしようがないです。
てゆーかラブストーリーの鬼としてはなめるなゴルァ!って感じだ。
画面の雰囲気とかキャラ絵なんかオリジナルよりも好きなんだけどね。
可能性は感じるけど可能性だけで終わってしまった感じ。