2003年頃にリリースされた30分×全3巻の18禁OVA。DVDレンタル。
原作は18禁の美少女恋愛アドベンチャーでやったことはありません。
ごく平凡な日常を送っていた浩平は少女たちと印象的な出会いをする。
目が見えないからと級友との交流を避けて屋上に一人でいた少女。
雨の日の空き地で傘をさして忘れてしまった誰かを待っている少女。
印象的な出会いは浩平の彼女への興味を引き次第に接近していった。
最初は頑なだった態度も次第にやわらぎ二人の関係に進んでいった。
そして突然に訪れる二人の関係の終焉。得体の知れない予感が忍び寄る。
果たして永遠とは。そしてこの物語の行方は……
森の妖精さん(仮名)のおかげで物語が永遠に行ってしまった(爆)KSS版は
既に見たことがあったけど、本来の話はいったいどんなのかなと気になって。
「True Stories」とつけるからには原作をトレースしてるんだろうし。
てなわけで比較の意味でKSS版の1巻(茜の話)と一緒に見てみました。
絵や映像のレベルはエロアニメとしては普通です。
でもテレビの美少女アニメを見慣れてる人にはかなりヘボく見えるかと。
キャラ絵はわりとキレイだけど動画枚数が少なめで動きがぎこちないし。
背景がスカスカなので見た目がヘボいと言うか空間の実体感が薄いし。
おそらくテレビアニメよりずっと低予算だろうから仕方ないっすね。
(テレビより動画枚数の多いまともなOVAと比較しないように)
ちなみにKSS版はテレビアニメと比較しても遜色ない作画・映像レベル。
物語は1巻毎に一人のヒロインと出会い交流を深めてエッチする展開で。
その1巻毎の展開とは別に永遠というキーワードを絡めた大きな流れが。
そして浩平の意味深だけど意味わからない独白!?が何度か挿入されてる。
このシーンを見ててどことなく(TV版の)AIRと芸風似てるとか思ったよ。
そーいやONEのスタッフがKanonやAIRを作ったんだっけ?
永遠に絡む部分は意味深ではあるけど説明不足でサッパリわかりません。
でも1巻毎にヒロインと交流する展開はシンプルでわかりやすいっすね。
1巻だけな上にエッチシーンが時間を食ってて物語が薄いのが難だけど。
全3巻で原作ゲームの内容をまともにトレースできるとも思えないので、
これぐらい割り切ってしまったほうが親切なのかなとも思ったよ。
ちなみにこれを見た後にKSS版を見ると、それなりに見れたりする。
よーするにアレは原作ゲームをやったことがあるのが前提のようで。
あそこまで違うと原作ファンの方がいろんな意味で楽しめるんじゃない?
てゆーか予備知識ナシにアレだけ見ても果てしなく理解不能だよ……
※KSS版の感想はタイトル索引からどーぞ(大したこと書いてないけど)