う、そう来ますか。
14話までのポップコメディな展開も楽しくて良かったけど
16話以降の一切ごまかしなしのガチンコラブストーリーもいいっすね。
気恥ずかしいというよりは、切なさ爆発って感じの内容で。
14話までの展開でも純一に対してあからさまな態度を見せてたのって
音夢とさくらだけだったし、互いに意識してるのもミエミエだったし。
ストーリーを突き詰めるならこの3人の関係だろうなとは思ってたけど
16話以降は完全にこの3人の話になってしまったようで。
他のキャラも出てはくるけど完全に脇にまわってしまった感じ。
純一と音夢がお互いの気持ちを通じ合って、なんか夢のような展開で。
もしかして夢だったのかも?と純一が思ってるとこに音夢が起きてきて
「夢じゃ、ないよね?」とか言うのでした。もう、キュン死に(爆)。
ここで最終回なら良かったんだけど、そうは問屋(さくら)が卸さない。
音夢とさくらが純一を巡って直接対峙するシーンも出て来たり。
考えてみたら同じ男が好きで、しかも互いにそれを知ってるなら
早晩こーなるのは見えてたわけで、来るべきものが来たというか。
同じ人が好き=感性が同じ=仲良くなれる、なんてキレイゴトは
こと恋愛に関しては信じられないっていうか。
一見するとよくある三角関係だけど純一の態度はハッキリしてるっすね。
血が繋がらないとは言え実の妹の音夢を選んだ時点で腹はくくってるし。
曖昧な態度を取ることが優しさではないってことも分かってるみたいだし。
それでもさくらの悲痛な叫びは純一と音夢の心にグサっと突き刺さってる。
誰も傷つけないで幸せにはなれないよ、とでも言いたげな展開で。
そして、
あと6話もあるのでこのまま終わらないんだろうなと思ってたら……
ここであのファンタジックな設定が生きてくるのか。
なんか、すんごい気になるところで終わってるのだった。
もう毎週見るしかないかも!?
にしても男に都合のよい幻想・妄想の産物のハズの美少女アニメで
他よりもよほど現実を投影した男女関係が展開してるのはなんなのかな。
キッズはこれの後半戦と「君望」を連続してやってたりするもんで
一見すると「萌え萌え枠」その実は「痛い切ない枠」だったり。
そうそう。結局DVD買っちゃいました(笑)。
録画したのを何度か見直してたので、これは買うに値するかなと。
キャラの表情が絶妙なのは前にも書いたけど、何度か見直してて
実はシーン構成がさりげなく上手いことに気付いたのでした。
まさかその後にこーいう展開が待ってるとは思わなかったけど。