まめに録画する根性はない。DVDを買い続ける金もない。 だからレンタルビデオで行こう!

君が望む永遠 5~8話

遥が目覚めて、すぐドロドロの三角関係に突入かと思ったけど、
5話でちょっと過去に戻って2話と3話の間の内容が描かれます。
孝之と水月が付き合うようになった経緯とか、
水月を慕ってた茜があんなに憎むようになった(4話のこと)理由とか、
水泳部のエースだった水月がなんで就職してるのかとか、
誰もが疑問に思うようなコトを説明してくれます。
だったら先にやれば?と思うだろうけど、それだとテンポ悪いっつーか、
この内容だと4話まで一気に進めないと間違いなくダレるので。
つまり、この構成はなかなか絶妙ですよ。

にしても5話の孝之の半分死んだような状態は見ていて辛いっす。
喋らない遥と会話してベッドから連れ出してしまうとこなんか、もう。
泣かせの展開だってわかってはいるけど、目から汗が流れてくる(汗)。
いいんだよ、泣けるときは素直に泣いとけ!涙は心の潤滑油だ(爆)。
どーせ誰も見てないし。ってここに書けば世間に晒しまくりですが。
(前にも書いたような気がする、このネタ)

6話以降はお待ちかねのドロドロな展開です。
遥との関係はもう終わったことだと、
頼まれたからで遥が元気になるまで付き合うだけとだと、
あくまで気持ちは現在の恋人の水月にあるのだと、そう孝之は言う。
だから本当の意味の三角関係にはなりはしない。
いや、むしろ本来の三角関係の方がずっとマシだったかもしれない。
条件が同じならどちらかを選ぶのは容易いことだから。
(優柔不断で選べないようなヤツのコトは置いといて)

遥にとってベッドの上の今日は事故に遭う前の時間の続き。
つまり孝之は遥にとって恋人の孝之なわけで。
孝之もそれを知ってるからいきなり手を振り払うことができない。
それにベッドの上でこれ以上無いぐらいに弱った状態で。
その遥を傷つけるような事実を付きつけるのは難しいことで。
気持ちが無いのに遥の幸せな夢の世界を演じることになる。
(全く気持ちが無いわけでもないのが、さらに問題だったり)
遥を裏切って水月も傷つける行為なのだと知らないハズもないのに。

なわけで、
ドロドロな人間模様が大好きなワタクシのツボに突き刺さってます(笑)。
そもそも少女マンガが好きってコトはそーいうことだよ(爆)。
主にアニメ化される幼年三誌のオママゴトな恋愛と違って
本来の少女マンガの恋愛モノはむしろこーいう感じになるはず。
が、しかしそーいうのはアニメにならずにドラマ化されてしまうので。
別にドラマでもいいけど、アニメでも見たいじゃないですか!
エロゲー原作っつーことで意外な線から夢が叶って嬉しいっす。

今後の展開としては
たぶんいずれ遥が現実を知ることになるはず。
そしてその時に孝之と水月のことをどー思うかが鍵になるんじゃないかと。
DVDの最終巻が「ほんとうのたからもの」という絵本とセットになるけど、
これって遥が描いたもののような気がして。
(遥は絵本作家を目指してるのです)
とするとあーなるのかな?という未来予想図も有るけど、書きません。
当たってたらネタバレで面白くないし。

ああ、早く次を見せてくれ!

で、一度終わりにしたけど書き忘れてたことが(汗)。
ここで書かないとたぶん書く機会は無いと思うので。全14話だし
ので書いておくよ。

この作品は2話までがプロローグって前回書いたけど、
露骨にそれがわかる構成になってたりします。
なんと、これ2話までオープニングがついてません。
1話についてないのはよくあるけど、これ2話にもついてない。
そして1話なんかエンディングまでついてない。徹底してるよ。

本来のオープニングとエンディングは3話で初登場します。
2話のエンディングには別の曲が。
例のシーンの後にそのまま曲が始まってタイトルロゴが出ます。
そもそもタイトルロゴが2話の最後に初めて登場するのだった。
つまりここまでがプロローグなのだと激しく主張してる。

ちなみに2話のエンディングはRumbling hearts。ゲームの曲らしい。
これ欲しかったらゲームのサントラを買うしかないんかな?
Precious memories(本来のOP曲)の方はもう買っちったよ(爆)。
この曲って歌謡曲よりちっと洗練されたキレイめのメロディラインで
最近のアニメソングっぽいというかドラマの主題歌っぽいと言うか。
たぶん進んで買うコトは無いような曲だけど(嫌いではない)。
でも作品を気に入ると、なんか良さげに聞こえるではないか!(笑)
ドラマの主題歌が売れるのも似たようなコトですな。

ついでに映像のことも。
実写っぽい映像、というのはアニメ的に仕掛けた絵じゃないってこと。
同じように現実を描いてるD.C. ~ダ・カーポ~は逆にアニメ的な
仕掛け映像を使いまくりのアニメならではの作品に仕上がってたり。
テンポとかシーン構成も含めて実写にすると全然違うものになるよ。
(ダ・カーポも後半のシリアス展開は映像がリアル系になったけど)
だけどこの作品は今の映像をそのまま実写にしてもたぶん違和感ない。
テンポも実写に近くてアニメとしては少し遅めだし。
オープニングなんか実写の映像がそのままイメージできるし。

実写に近いのであまり映像が凝ってるように見えないけど
決して映像のレベルが低いわけじゃないっす。
1話で遥が孝之に告白するシーンでの涙をぬぐう手の動きとか秀逸です。
これを見た時、ちゃんと作ってあるじゃん!と思ったですよ。
って今確認するために1話を早送りしたんだけど映像のレベル高ッ!
レイアウトが自然過ぎるので気付かなかったよ……(汗)
ちなみに1話のコンテは加瀬充子(最終兵器彼女の監督)さんです。
そもそも現実を描いてしょぼく見えないのは十分レベル高いので。

これ制作がパンツアニメ(爆)のスタジオ・ファンタジアで。
ストラトス・フォーとかコレとか、このところいい仕事してますな。

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