10月からフジテレビ(のみ)で水曜日の深夜に放送中の新番組。
11月からアニマックスでもやってるので関東以外の人はそちらで。
角川系(電撃大王)のマンガが原作で大ファンです(言うまでもないか)。
内容はコミックス発売時にいろいろ書いてあるのでそちらを。<おい
まず第一印象が原作に恐ろしく忠実。
今まで何度か原作に忠実って表現を使ってきたけど、
それらと比較にならないぐらい原作に忠実です。
内容が忠実ってレベルではなくてシーン構成まで原作を踏襲してる。
原作の雰囲気まで可能な限り再現しようと試みてる感じ。
でも実は原作と全く同じかというとそうでもない。
原作のシーンの流れの中に、まるで最初から存在してたかのように
不自然なくシーンを補完してある。デキのいいパロディのように。
原作を何度も読み返してたNAVIですらまるで違和感を感じなかったよ。
つーか見た後マンガを見返して追加シーンが分かったぐらい(汗)。
相当に原作を読みこんで細心の注意を払って作ってると思う。
たぶんこれ以上原作ファンが納得する映像化って難しいじゃない?
ちなみに1話と2話は原作と若干構成が違ってて。
原作の1話が1話と2話に分けて入ってます。
と言っても続きではなく、1話がジョゼ、2話がヘンリエッタを中心に
一部のシーン(5分近く)を重ねて別の話に仕上げてあります。
ここは原作にかなりシーンを補完してあって舞台を丁寧に説明してる。
先のエピソードで他のキャラがやってる行為をアレンジして埋めこんで
あったりして、初心者にも状況を理解しやすいようにという配慮かなと。
シーン補完と言うと
3話(原作は2話)でリコがヘンリエッタに楽器を弾けるようになるの難しい?
って聞いて、難しいよ(意訳)ってヘンリエッタが答えるシーンがあるけど。
アニメはその後に実際に弾くシーンが出てくるのだった。
こんな感じに、確かにそんなシーンがあっても不思議ではないな、
むしろあったらいいかも、なシーンの補完のしかたをするのです。
音がついてるのもいい。
弦楽器を中心にした音楽を印象的につけている。
空間の配色が渋めなのとあいまってとっても雰囲気が出てる。
原作はキツめの内容を泣かせの展開にしないで、一歩引いてるっつーか
ストイックな感じで描いてるけど、アニメもギリギリ引き絞った感じで。
何かあったらドカーンと来ちゃいそうな、その一歩手前な感じ。
そのへんも原作のテイストをきちんと再現してるな、と。
なわけで、今さら言うまでもないですが
クオリティめっちゃ高い。素晴らしいデキです。
私的に今期の最本命だったけど期待は裏切られなかったってコトで。
でも一番熱心に見るのは「君が望む永遠」だったりしてな。