ラストです。
通常の1クールものより1話多いので最終話が年明けに。
D.C.のラストと被らなくて良かったと言うべきかもしれない。
D.C.と君望の両方のラストの数話をまとめて見たりなんかしたら
しばらく放心状態で人間失格になりかねないし(汗)。
実際D.C.を見た後数日は気持ちが抜けなくて大変だったし。
他のコトは何をやってもイマイチ気持ちが入らなくて。
結局ビデオを見返しながらBGMの使用リスト作ってたり(爆)。
と言うわけで破壊力抜群コンビのもう一方の君望のコト。
やはりと言うか、遥が現実を知る瞬間がやってきます。
そして前回書いた通り「ほんとうのたからもの」は遥の作品で。
ってコトはやっぱりそーいう展開が待ってるわけで。
細部こそ違ったけど大筋ではイメージしてた通りだったので、
やっぱりあそこで書かなくて良かったよ。超ネタバレだったから。
ちなみにもろネタバレなイメージとは。
遥が孝之と水月の見せたくれた幸せな嘘に感謝するってとこ。
つまり「ほんとうのたからもの」とは孝之と水月のコトかなと。
メルヘンちっくな絵本で直接的な描写ではないみたいだけど、
意味合い的にはやっぱりそーいう感じになってるような。
エンディングで水月が涙流してるのも、はっきり出ないけど
たぶん「ほんとうのたからもの」を読んだからだと思うよ。
細部が違ってたと言うのは
最後にこの3人の構図があるのかな、と思ってたあたり。
でもよくよく考えてみたら同じ男が好きな女が二人いて。
しかも互いにそれを知ってて仲良く笑ってラストなんて無いわけで。
(片方だけ知ってるなら知ってる側が気持ちを隠せばありえる)
D.C.のとこに自分でそう書いておいて何をボケたことを……(汗)
でも、だからこそ「ほんとうのたからもの」なのだった。
よーするに遥から二人へのメッセージとも言えるモノだから。
「マヤウルのおくりもの」に関しても重要な役回りが。
てっきりこの本は序盤のキーアイテムだとばかり思ってた。
で、本のタイトルだけがキーワードで内容は無関係だとも思ってた。
でも違ってた。とっても重要な役回りが最後に待っていた。
意味合いに関しては自分の目で確かめて、って感じですが。
なかなか絶妙な使い方だと思ったり。
そうそう。
もしも内容を知らないでDVDを買おうって人は、
先にここを読んでしまった場合は最終回を見るまでは
「マヤウルのおくりもの」は(持ってても)読まないように。
勘のいい人にはめっちゃネタバレになるので。
そーいえばこのラストが気に入らない人もいるようで。
でもこの展開でこれ以外のラストのほうが不満の残る人は多いと思う。
実際、あとありえるラストって両方と別れる展開しかないし。
こんなド暗い展開に延々と付き合って最後にそれじゃ暴動が(爆)。
そもそも、もう一人のヒロインとのエンディングなんて無いです。
(原作ゲームだとそーいう展開もあるかも知れないけど)
そー勘違いさせる展開ではあったけど、この優しさは愛じゃないし。
孝之の優しさは弱さの裏返しで、誠実じゃないし、むしろ残酷で。
水月をあそこまで追い詰めたのは、他ならぬ孝之の優しさなわけで。
孝之と水月が破局を迎えるとまでは予想してなかったけど。
でも3人のラストじゃないなら最後に派手なイベントが必要だし。
まさか告白で始まって、告白で終わるとは……
(「ほんとうのたからもの」はエピローグの中で登場)
そして
君望の終わりと共にNAVIの2003年がやっと終わりました(笑)。
年明けて何日経ってるんだよ……
2003年は最後にD.C.と君望のコンボにやられました。
美少女アニメにこんなにハマる日が来るとは夢にも思わなかったよ。
どっちも美少女アニメの範疇を著しく逸脱してはいたけど(爆)。
特に君望は……美少女萌えアニメだと思って見る方が難しいかも。
どんなジャンルでも調理次第で傑作になり得るのだ、と実感したり。
とりあえず見たことない人は是非見れ!と。
アニメでここまでくそマジメに恋愛ドラマをやったのは貴重だし、
ストーリー展開的にもここまでキレイにまとめたのは貴重だから。
(延々とドロドロの人間模様が展開していきますが……)
いろいろボカしても、あちこちネタバレバレですまんけど(汗)。
※セルも(DVD)レンタルも2月からリリース予定(全7巻)。
DVDは半額だったら喜んで買うんだけど……
1話あたり2750円なので半額でも全然安くないけど。
つーか1クールで総額4万弱って冗談キツイ。買えない(泣)。
仕方ないので2冊の絵本(単品)だけ買うかな。
スタッフに関しては
監督さんの名前は今まで記憶になかったり……(汗)
でもコンテスタッフはなにげに豪華布陣です。
加瀬充子さん(最終兵器彼女の監督)
もりたけしさん(ストラトスフォーの監督)
片山一良さん(ビッグオーの監督)
下田正美さん(魔法遣いに大切なことの監督)
実力派スタッフが結集という言葉は宣伝文句の定番で、
この作品も番宣とかでそーいう表現が使われてるけど
確かにそんな感じかもしれないな、とか思ったり。
映像的な仕掛けはあまり無いけど、とても丁寧に作ってあるよ。
(映像のクオリティは全般にとても高いです)
そうそう、今書くこと思い出したけど
この作品ってちゃんとエッチシーンが有るのです。
と言っても露骨な描写はなく実写の恋愛ドラマと同程度のが。
まさに恋愛の延長線上のエッチシーンなのでとっても自然です。
そもそも子供じゃないし、そのへんを全く描かないのは逆に違和感有るし。
でもアニメでエッチシーンを描くと放送できる枠がほとんど無い……
なんで実写は良くてアニメだとダメなんだろ?
ちゃんとプロセスも描いてるからむしろ教育上良いと思うのに(笑)。
子供じゃないでさらに思い出したことコトが。
この作品の宣伝用の絵って遥と水月のセーラー服姿なんだけど
最初の2話以外は孝之も含めて高校生じゃないんですが……
3話以降でセーラー服を着る姿は記憶の中にしか無いし。
なんとなく看板に偽りアリって感じかも。
この絵のイメージで期待すると、アレ?って感じるかも。
サントラのこと……
現時点で発売予定すらありません。
ってオイ!
キャラソングCDを3枚も出すぐらいならまずサントラ出せ!
おかげで気分の盛り上げにOPとED曲を延々とリピートするハメに(爆)。
そもそもこのアニメはキャラ萌えな展開になってないのに。
それに孝之と遥と水月の3人以外は完全に脇役扱いなのに。
遥と水月はまだいいけど、なぜ他の人のキャラソングまで有るかな。
(遥のキャラソングCDの中にエンディングが入ってる)
D.C.の声優PVといい、商品展開が作品のテイストと合ってないよ。
てな感じで以上。
最初から最後まで(たった3回なのに)くそ長かったけど、
それほど思い入れが深かったってコトで勘弁して(汗)。