毎度のように次の巻が出る直前に書いてる気が(汗)。
今回の収録分の「孤島症候群(前編)(後編)」はどちらも放送と同じ長さ。
なので追加シーン(と言うか放送時のカット)はないようです。
でもさりげない修正は結構入ってるようで。
あまり気づかないような細かいミスを徹底的に修正してありました。
絵が歪んでるから修正するのとは次元の違うリテイクっぷりだなと。
では、セレクタで切り替えながら詳細に比較した結果を。
「孤島症候群(前編)」の変更シーン
(*) 2'41" 2'54" 3'39"
これらのカットに笹が描き足されてます。
当然ながらこのエピソードは七夕の後なので描き忘れってことですな。
※放送されてないけど原作には七夕に重要なエピソードがある
(*) 6'38"
このカットの最初のハルヒと古泉の部分のフレームが少し右にずれてる。
そのあとフレームが左にパンするけど、パン後の位置は放送と同じ。
ただしそこにいる朝比奈さんとキョンの妹の位置が左にずれてる。
この変更だけは意図がさっぱりわからない。
(*) 20'17" 20'55"
これらのカットのドアの(上下)中央部の模様が上過ぎるので消してある。
でも他のカットとの整合性を考えると画面の下端あたりにあるべきで……
(*) 20'28"
このカットのドアの枠が白かったのを木の色に修正してある。
(*) 20'50" 21'00"
これらのカットに放送時にはあった(ありえない)椅子が消されてる。
(*) 21'43"
このカットのドアの横にテーブルが描き足されてる。
「孤島症候群(後編)」の変更シーン
(*) 4'22"
このカットのハルヒの足の動きを全面的にリテイクしてある。
放送版だと最後にくるっと向きを変えるところの左右がおかしいから。
(*) 6'38"
このカットと次のカットの階段の手すりの柱の位置が微妙に違う。
(*) 6'41" 6'49"
これらのカットの床のマットや升目の形が多少違う。
階段の一番下の手すりの部分の形が違う。放送版のはミスですが。
(*) 6'42" 6'54"
これらのカットの手すりの柱の形が違う。放送版のが変なんですが。
(*) 7'02"
このカットの床のマットや升目の形が違う。
前後のカットとの整合性をとったようです(放送版はデタラメだった)。
でも細かいことを言うと古泉の立ってる位置が少し後ろにずれてる。
(*) 7'07"
このカットの床のマットの形が違う(升目は同じ)。
階段のパースが修正されてる。
(*) 16'32"
このカットの(あるはずのない)椅子が消してある。
映像特典のメイキング第六弾は原作新刊のサイン会の裏側と本番。
なんかもー平野綾さんのグラビアビデオを地で行ってるね……
それはともかく今回は原作&原作イラストの人が出てたのが収穫でした。
今は情報誌とか一切チェックしないので顔を見る機会なんてないし。
(声優さんだけはDVDの映像特典によく出てくるけど)
原作者(谷川流さん)は小説の内容からたぶん男性だろうと想像してたけど、
イラストの人(いとうのいぢさん)が女性だったのは少し驚いたかも。
知ってる人には常識でも、絵柄しか知らんと性別ってわからんから。
マンガはストーリーがあるのである程度は判断がつくんだけど。
(わかったからって何の役にも立ちませんが)
では肝心の(限定版の)付属CDのサントラ部分。
サントラ部分には計9曲収録されてて、以下になります。
[]の部分は使用リストで便宜的につけてたタイトル。
(1) 冬の足音 [M9-01]
9話(14話)の冒頭の語りのシーンでだけ使ってる曲。
わりといい雰囲気の曲だけど、、、この作品では使いどころが無い(爆)。
作中で使われたのは最初と最後の部分だけなので結構新鮮だったり。
※今回の収録分には使われてません
(2) ゆるくいきましょう [M12-01 喫茶どんぐり]
(学園祭の)喫茶どんぐりのとこで使ってるシチュエーション曲。
コメディ作品ならベーススタイルで使えそうな気の抜けた曲です。
作中でも長々と聞こえてたけど途中から展開するフレーズは未使用すね。
※今回の収録分には使われてません
(3) ビーチバカンス [M6-08 トロピカルサマー]
海で遊んでるところで使ってるシチュエーション曲。
本タイトルや仮タイトル通りの絵が浮かんでくるコテコテな曲で、
作中の該当シーンでほぼそのまま曲全部が使われてます。
(4) コミカルハッスル [M2-05 ハルヒビート・2]
この作品のメインテーマとも言えるハルヒビートの2曲目。
タイトル通りハルヒが張り切ってるシーンで使われる感じかな。
(ハルヒはいつでも張り切りすぎな気もするが)
今回の収録分だと前編のOP直後に使われてます。
(5) 恐怖のはじまり
このトラックにはなぜか3曲入ってます。
単に無音で繋いでるだけでインデックスとかは入ってません。
(5の1) [M6-03 ミステリーの予感]
何かおかしなことが起きそうな予感を感じされる曲。
音楽というよりもSEに緊張感のあるフレーズが重なってる感じだね。
古泉が名探偵が事件を呼ぶんですと珍説を語るシーンのが印象的かなと。
(5の2) [M6-12 殺人事件]
殺人事件が発生したシーンで使ってるシチュエーション曲。
こちらも音を重ね合わせて楽器をかき鳴らした現代音楽クラシック風味。
(5の3) [M8-03 再現フィルム]
後編のハルヒが洞窟で推理するシーンで使ってるシチュエーション曲。
みょーにチープな音色とノイズまみれの画面が凄く雰囲気出してます。
(6) ミステリータイム [M5-14 古泉一樹の解説]
古泉の解説とともに使われる古泉一樹のテーマと言える曲。
古泉が正体を告白する「長門の告白」「みくるのこころ」の対の曲でもある。
今回の収録分では前編の冒頭(OPの前)と後編の最後に使ってます。
(7) 名探偵が解決 [M8-07 犯人はおまえだ!]
ハルヒが名推理?を披露してビシっと決める瞬間のいかにもな曲。
大半の人はすぐわかると思うけど「(名探偵)コナンのテーマ」のパロディ。
さらにその元ネタは「太陽にほえろ!」のあの曲のような気もします。
画面はどっちかと言うと「異議あり!」なアレっぽかったすね。
今回の収録分には使わない「冬の足音」「ゆるくいきましょう」が入ってて、
これは予想した曲がパーフェクトには入ってない?と思ったら意外な展開が。
それはトラック5に3曲も入れるという予想外な展開で……
「カマドウマ」は1曲か2曲か判別できなかったけど今回は完璧に別の曲だし。
1タイトルに複数曲を入れるなら、せめてインデックスだけでも入れてよ。
ちなみに曲使用リストの方は同じトラック番号で複数の曲が存在するのを
想定してなくて、試しに入れたら並び順が保証されなかった(当然だけど)。
今はトラック番号を少数(5.1とか)で入れて表示だけ整数にしてあります。
つまり今回の収録分のためにスクリプトを修正したわけで。
さて、6巻に収録される曲の予想ですが。
「M12-05 何かをやったって気がした」「M11-02 対戦ゲーム」はほぼ確実。
「M11-01 全艦戦闘配置」「M11-07 開戦の狼煙」「M11-08 膠着する戦線」
「M11-09 反撃の咆哮」は既存のクラシック曲らしいのでどーするのか。
(銀英伝っぽいとは書いたけど既存の曲なとこまでそのまんまとは)
学園祭の体育館のステージ曲も入れるかどうかちょっとわからない。
でもこのへんを入れないと他に入れる曲はあまり残ってなかったりして。
てゆーかクラシック曲を入れる場合タイトルはどーするんでしょう?
曲名がCDのラベルにしか書いてない現状だと曲名を入れにくいんだけど。
CDの歌詞カードサイズの曲名リストの紙をつけるぐらいすればいいのに。
※「旋風の用心棒」「D.C.サイドエピソード」「月詠」はその仕様
そんなわけで「涼宮ハルヒの音楽」(全楽曲の使用リスト)は
とっくの昔に更新してあります。6巻の分も発売日頃に更新する予定。