10月から日テレ系(29局)で月曜日の夕方に放送してる新番組。
原作は少年誌(サンデー)のマンガで1巻だけ読んだことがあります。
※セル・レンタルDVDのリリースは2/21から
初回(1~2話)分がTSUTAYA限定で先行レンタルリリースされてるそうです。
烏森学園のあった場所にはその昔強い霊力を持った殿様の城があって、
殿様が亡くなった後もこの場所にはその力が薄れつつも残っていた。
そのため学園の敷地は今も妖を引きつけ妖に力を与える場なのである。
妖を引きつける力はもちろん殿様が存命の頃から存在していて、
妖を結界で封滅する結界師の祖・間時守によって殿様は守られていた。
そして今も結界師の末裔が人知れず夜の烏森学園で妖と戦っていた。
昼は烏森学園で学んで夜は結界師として働いてる墨村良守と雪村時音。
二人の家は隣同士で互いに結界師の正当後継者を自称して争ってきた。
そんな家の事情は別として二人は小さい頃から一緒に仕事をしていた。
と言っても良守はある時まで結界師の仕事をあまりやりたくなかった。
自分の未熟さゆえに時音に酷い傷を負わせてしまったあの時までは。
それ以来、良守はいざという時に時音を守れるよう真剣になったのだ。
(それを公言することはないけど)
原作は最近のサンデーの作品では一番面白いと思った記憶が。
(1巻しか読んでないから1巻のみの評価だけど)
アニメを見始めたころはもしかして思い違いだったかなと思ったけど、
見続けてるうちにはやっぱりその感覚は正しかったのだと実感したよ。
アヤカシ退治を勧善懲悪の単純なバトルの図式にはしてないし。
良守と時音が互いに相手を守りたいと思ってる関係なのもイイ。
二人の能力にあまり差がないので一方的に守る構図にはなりにくいし。
(巻を重ねるとそうでなくなってしまう可能性もあるが)
少年マンガの場合は片方が圧倒的に強いことが多いから……
3~4話の鬼使いのエピソードも凄く印象的だった。
自分の鬼を役立たずと言われたくないからと烏森に入って強くしようとする。
ただのバカや単純な悪意ではなく大切な存在のために人の道に外れてしまう。
頭ではいけないことだと理解していても、それでもやらずにはいられない。
強い力を得て夜未の支配を断ち切ったヨキも、最後には夜未を助けてるし。
(変わってしまったけど夜未と仲良しだったヨキが欠片は残ってたのか)
少年マンガでこーゆーエピソードを序盤に入れるなんていいセンスしてるよ。
時音の父親の話や裏会の存在もエピソードに絡めて説明する親切な構成だし。
で、そんなシリアスな話をやったかと思ったら次はアホ~な幽霊の話だし。
考えさせるシリアスと楽しませるお遊びのメリハリがしっかりついてる。
見るからに子供向けっぽい見た目で、実際に子供向けの作品だけど、
そのわりに安直な構図にはなってない、結構見れる内容だったりする。
ところでオープニング曲がB'zに聞こえるなと思ったら本人の楽曲だった。
曲のパターンもだけどコーラスがまさに本人の声に聞こえると思ったら。
ちなみにエンディング曲はその本人(稲葉さんの方)です。