30分×全3巻の18禁OVA。エロゲーが原作らしいです。
大財閥の会長が死に、その息子だった主人公の青年は遺産を相続する。
彼にとって父は捨て去りたい過去で、当然遺産なぞ欲しくもなかった。
遺産を処分する過程で自らの生家であり悪夢の元凶である椿屋敷を訪れた。
この館では当主の務めとして夜の奉仕をメイドにさせるコトになっている。
馬鹿馬鹿しい因習だと思いながら、調べたいことがあってそれを実行する。
最初の日に指名されたのはことみ。彼女は奉仕の場で青年を殺そうとする。
前当主を慕い椿を愛してた彼女にとってこの館の処分が許せなかったのだ。
そして翌日。そのことみが椿の花びらの浮かぶ浴槽で死んでいた。
(↑これストーリーの流れ的に自殺かと思ったんだけどね)
この殺人を最初に、メイドが次々と何者かに殺されていく。
誰が彼女らを殺したのか。犯人は何を見せようとしてるのか。
最初のうちは絵柄(特に主人公)がちょっととか思ってたよ。
でも見てるうちに内容に引きこまれて気にならなくなった。
「そして誰もいなくなった」風のミステリーな展開がいいっすね。
カワイイ顔しながら裏に抱えてる感じのキャラ描写もいい。
誰が誰を殺しても不思議はないような疑心暗鬼な展開って言うか。
夜の奉仕といういかにもなエロシチュエーションを盛りこみながら
それがストーリー展開にちゃんと絡んでるのもお見事って感じです。
エロシーンに抵抗がなくてミステリーが好きなら結構いけるのでは?