ひと月ほどビデオをろくに見れなくて積み上がりまくりで大変です……
新番組の少なめな7月組の番組すらまだチェック終わってないのに
また途方にくれるような大量の新番組が始まってしまいましたよ。
そして新シーズンになると必ずやるのが録画ミスです(爆)。
特に初回が変則的な放送時間だったりするのが一番危ない。
7月期は密かに期待してた「貧乏姉妹物語」の2話を予約し忘れたし。
(まだ見てないのはよーするにそんな理由)
今期も密かに期待してる「あさっての方向。」の初回を予約設定ミス。
※前の番組と連続した枠で予約したつもりが30分だけだった
「あさって」はBS-iでも放送があったので何とかリカバリーしました。
それはさて置き、新番組といったら恒例のオープニングチェック!
の前にオープニングチェックをしてる理由なんかを少しだけ。
ずいぶん前に書いたことが有るけど元々が映像オタクだってこと。
映像というのは画質の良し悪しの映像ではなく表現技法としての映像ね。
映像的に面白いならアニメに限定する必要は無いと思ってるし。
実際、一時期アニメから離れて実写の映画をいろいろ見てたりもした。
もちろん映像と音楽がシンクロしてる音楽クリップなんかも好きだし。
1分30秒という限られた時間で作品のイメージを凝縮して表現する
アニメのオープニングはそれ自体が映像作品として興味深いのでした。
音楽と映像がシンクロしてるからある意味では音楽クリップでもあるね。
実はオープニングをチェックするのはもう一つ理由があります。
それは作品の視聴スケジュール組み立ての手がかりの一つとして。
ここまで新番組が多くなるとチェックだけでも凄い時間がかかるわけで。
特に4話まとめて視聴のスタイルだと4月や10月のように30番組を超えると
3ヶ月以上のチェック期間が必要になって下手すると番組が終わる(爆)。
テキトーな順序でチェックすると凄く面白い番組を後回してにして
世間での盛り上がりにすっかり乗り遅れるという悲しい展開も。
(世間で盛り上がってるのが自分にとって面白い保証はないけど)
わざわざ視聴スケジュールうんぬんと書いてるってことはつまり、
一見するとテキトーに見える視聴順にはちゃんと理由があったわけです。
具体的に言うと日記の更新に合わせて1週間単位にして「面白そう」なの
と「駄目そう」なのをセットにしてバランスをとって見てるのです。
もちろん実際に見たら予想より面白かったり駄目だったりするけど、
その場合はセットになるもう一方のタイトルを入れ替えて対応するのです。
(両方とも駄目だった場合はそれ以降のタイトルで調整していく)
今週のように見たけど時間がなくてコメントが落ちちゃってる場合は
後でリストに追加して載せたりするのでバランスが狂ったりしますが。
なんで「面白そう」「駄目そう」なのをバランスをとって見るかというと、
録画の負荷から駄目な作品をさっさと切りたいからというのが大きな理由。
でも駄目な作品ばかり見てるとチェック作業自体が嫌になってくるので
面白い作品を見てモチベーションを充電するわけです。
もちろん面白いか駄目かは実際に本編を見てみないと分からないけど、
スタッフのセンスが凝縮してるオープニングをチェックすることで
「面白そう」「駄目そう」の多少の手がかりとしてるのでした。
オープニングにはコアスタッフの名前が並んでるのも重要なポイントだね。
※スタッフの名前である程度はデキの予想がつくから
「いちご100%」のようにオープニングスタッフだけ一線級で
本編は格下のスタッフがやってるなんてのも稀に有りますが……
少しとか言って全然少しじゃなかったり。
と言うわけで今度こそ今期のオープニングチェック!
今期は全部のオープニングをチェックしました。録画分は例外なく。
それもそのはず、もうすぐ4話に到達してしまう作品もある時期だし(汗)。
てなわけで今期のピカイチを。事前の予想通り「ネギま!?」っすね。
何が予想通りかって、これあの「ぱにぽに」スタッフが作ってるので。
オープニングの人も同じなので作り方までそっくりだよ(手法は違うけど)。
新房さんだから何かやってくるとは思ったけどさすが期待を裏切らないね。
にしても、また好き放題やってるみたいだけど大丈夫なのか!?
「月詠」や「ぱにぽに」とはファンの数が全然違うと思うんだけど。
それはともかく新房フリークとしては熱心に見ることになる予感。
次点は「RED GARDEN」およそアニメのオープニング映像とは思えない
えらく洗練したアートでポップな映像のショートムービーって感じ。
「ジブリがいっぱいSPECIAL ショートショート」のSF3部作みたいな。
オープニングとはいえテレビでこんな映像が許容される時代になるとは……
ちなみにこれの監督とキャラデザはローゼンメイデンの人。
あと特に印象的なのは「地獄少女 二籠」「ギャラクシーエンジェる~ん」すね。
「ギャラクシーエンジェる~ん」はスタッフが変わって路線を変えると思ったけど
オープニングを見る限りはハイテンションなネタアニメ路線を続ける感じ。
ちなみにこれの監督と音楽はマジカノの人。
「地獄少女」は一期と同じスタッフで映像の作りかたも似てます。
もう一つ期待してた「BLACK LAGOON」は1期とほとんど同じだった……
※曲も映像も同じで一部に「Second~」と重ねて入ってるだけ
3ヶ月のインターバルがあったんだからオープニングぐらいは新作しろ。
オーソドックスでそこそこイイ感じなのは「kanon」「あさっての方向。」
「kanon」は「AIR」と同じスタッフ。今だとハルヒと同じと言うべきか。
キャラに回り込んでいく映像は前(東映アニメ)のと同じだったりして。
「あさって」は「よみがえる空」のスタッフ(監督と構成)だね。
キャラデザ・音楽も含めると今期最強の布陣だったりするかも!?
全体としてはあと一歩だけど、いい線行ってるのが「D.Gray-man」
わたなべひろしさん(JING・ロキ・tactics)の技法+BLACK CATと言うか
どっかで見た手法をコラージュしたみたいな映像っすね。
それでも全般に低調な今期のオープニングとしてかなりマシな方だったり。
デキとは違った意味で印象的なのが「らぶドル Lovely Idol!」
何が印象的って……それは映像の作りがまるでエンディングなところ。
OPとEDを数多く見てると実は映像の作り方に違いがあるのが分かるはず。
EDはスタッフクレジットを大量に出す必要があるのが違う理由なんだけど。
そーいう意味で映像もクレジットの入れ方もまんまエンディングだったり。
ちなみにエンディングの方はまるでオープニングのような映像でした(笑)。
今期は作品数のわりにイマイチ印象的なのが少ないので、
チェックして書いてなかった今年の1月と7月組の作品の分など。
半端な時期に始まったのやレンタルで借りたWOWOWの分とかも。
このへんは順位付けするほど作品が多くないので列挙で。
「貧乏姉妹物語」
キャラの動きをシームレスに繋いで背景を差し替えていく手法が面白い。
よく動きまくるとか、描きこみが凄いとか、意表をついた映像手法とか、
そんな派手な差でなくて、些細だけどセンスがキラりと光る映像って感じ。
「出ましたっ!パワパフガールズZ」
大胆な配色のアートワークと変身するシーンの動きのつけかたが面白いすね。
特に腕を正面に伸ばすところの動きのメリハリがかっこよくていい感じ。
(本編を見ると分かるけど変身ポーズはジャズダンスをモチーフにしてる)
「神様家族」
スピード感のある曲によく動く絵を組み合わせた実にアニメって感じの映像。
これ見て東映アニメだってやればできるじゃん!とか思ったよ。
いや、エア・ギアのあまりにクソなオープニングの記憶が……
※「貧乏姉妹物語」「出ました!パワパフガールズZ」も東映アニメ
「Ergo Proxy」
実写の映像にアニメのキャラを載せてノイズっぽいエフェクトをかけた
喩えるならビジュアル系の音楽ビデオクリップのような映像。
音楽もLUNA SEAのルーツみたいな系統の曲だし。
ジェネオンとしてはかなり久しぶりの凄くカッコイイ映像になってます。
(テクノライズ以来だからジェネオンになってからは初めてか)
ちなみにこれの監督は「ウィッチハンターロビン」の人。
「姫様ご用心」
前に作品のコメントで書いたけど左右に分身が出ながら踊ってるとこや
文字の帯をジャンプしてよけたりするとこが面白いっすね。曲もいい!
ちなみにこれの監督は「ギャラクシーエンジェル(4期とか)」の人。
「REC」
どこがどうと言うわけではなく全体に映像のレベルが高いです。
つまり一つ一つのカットが印象的な絵になってる。
ちなみにこれの監督は「serial experiments lain」の人。