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涼宮ハルヒの憂鬱 10~14話

これでラストです。
最初からなんとなく思ってて最後まで見て改めて実感したけど
DVDもこの放送順に収録した方がいいんじゃない?
放送を見てDVDを買う人にとっては放送順でも時系列順でも
さほど違いはないだろうし再見する時に収録順に見る必要もない。
だけどDVDで初見の人にとっては放送順のほうがインパクトが有るよ。

だって(時系列順の)1~6話がこの作品のメインになるエピソードで、
作品の最もクライマックスが放送最終話の6話にあたるわけで、
最後にそれを見た方がおそらく強いカタルシスを感じると思うから。
それに7話以降の読み切りエピソードをメインエピソードに挿入することで
視聴者にとって世界の有りかたがダイナミックに変化する感覚を味わえる。
つまりごく普通に見えた世界が実はそうではないと次第に思い知るように
放送話数が進むごとにどんどん凄いシーンを見せられることになるから。

例えば10話(憂鬱IV)を見た後に4話(退屈)を見てもインパクトが無いんだよ。
しかし4話→7話(ミステリックサイン)→10話の順だと長門有希が見せる力が
どんどん凄くなっていくわけで。テキトーに見えてよく考えた並び順です。
閉鎖空間のビジュアルインパクトについても同様なことが言える。
4話でその存在だけ匂わせて、7話で閉鎖空間に似た異相空間を見せて、
13話(憂鬱V)で閉鎖空間と神人を見せて、14話(憂鬱VI)で新世界を垣間見る。
つまりメインエピソードの憂鬱I~VIを最初から最後まで順に配置して、
現実離れした事象をメインと整合性をとりつつ凄くなる順に挿入して、
最後に日常の光景を描いた話をその間に埋め込んでメリハリをつけてる。
見る人の理解を困難にするために話数をシャッフルしてるのではなく、
特に初見の人にとってより印象的に見えるように構成してるわけです。

物語の理解という意味でも話数シャッフルが絶妙に効いてる。
前に書いた3話(憂鬱II)→4話→5話(憂鬱III)の順がまさにそう。
メインエピソードのクライマックスにいったい何が起きるのか、
普通の内容ならそれ以前のシーンに伏線を忍ばせるわけです。
しかしこれは14話より時系列で後の話を先にやってるので、
未来のエピソードの些細なセリフが結果的に伏線になってたりもする。

未来の話を先にやるのは変化のポイントを注目させるという意味もある。
前に男の前でも平気で着替えてたハルヒが8話(孤島症候群 後編)では
キョンに見えないように服を乾かしてたと書いてたでしょ。
実は3話でバニースーツを着た時にはキョンの前でも脱いでたわけで、
そこから8話までの間にハッキリした心境の変化があるわけです。
そして14話にハルヒは着替えの時にキョンに出てけというシーンが。
(ハルヒが着替えようとしてもキョンは気にしなかったから)
つまり3話(憂鬱II)から14話(憂鬱VI)の間でハルヒは自覚するわけです。
何を自覚したかについては自分の目で確かめろってコトで。

この後、ハルヒとキョンの関係についてあれこれ具体的に書いてたけど、
まだ見てない人にとって致命的なネタバレが大量にあるので消しました。
前に載せた内容にもクライマックスに至る重大なヒントを書いちゃったけど
ヒントであってネタバレではないからまぁいいかなと。

消した内容の代わりに別の話を。
この世界はハルヒの夢で、この世界ではハルヒは神みたいなもの。
この説明を聞いて20年ほど前のある伝説のアニメを思い出したよ。
それは何かというとうる星の「ビューティフルドリーマー」です。
※アニメに詳しい人には常識とも言える押井さんの代表作
おそらく同じようなことを考えた人は日本中に結構いると思う。

ビューティフルドリーマーは夢(虚構)の終わりに現実があった。
この作品では夢こそが(みんなにとって)現実という設定になってる。
しかしあくまでハルヒの夢なので、ハルヒのメンタルに影響を受ける。
それどころか世界に愛想を尽かしたらリセットされるかもしれない。
そしてハルヒ以外の人は夢の世界の住人だから外に現実は存在しない。
つまりこの作品は終わらないビューティフルドリーマーみたいなもの。

ビューティフルドリーマーにはもうひとつ象徴的な側面がある。
それは学園祭前日をずっと繰り返していたというところ。
つまり学園祭の準備の中の高揚した気分が作品に充満してる。
そしてこの作品はハルヒが楽しくなりたいからと暴走し続ける内容。
言ってみればずっと日常を彩るためのお祭りをやってるようなもの。
非日常であるはずの学園祭がいつもの日々の延長に見えるぐらいだし。
そーいう意味でもこれはビューティフルドリーマーなんだなと。

この作品が好きでビューティフルドリーマーを知らないなら、
レンタルでもして見比べてみるといいです。
みょーに重なる符号が出てきたりしてなかなか興味深いと思うよ。
一樹が車の中で延々と説明するシーンなんかそっくりなのが有るし。
(押井さんはパトの2作目の映画でも同じことやってたけど)
あ、ストーリーそのものは全く似てないので念のため。

その昔、ビューティフルドリーマーを見て強烈に影響を受けて、
物語の仕掛けや雰囲気をモチーフにした話を考えたこともあったのです。
(パロディではなくてあくまでモチーフにした話)
だからバリエーションのようなこの作品に強く引きつけられるのかも。
感情の変化を丁寧に描いた表情描写や、意味を物語として見せる手法とか、
リアルな世界を見せながら、ここぞという瞬間には仕掛け映像を使うとか、
純粋に映像作品として素晴らしいデキというのも気に入った理由ですが。

もう一つ。
この作品の最初の頃のハルヒの印象は希代の変人だった。
しかし物語が進んで奇矯な行動の理由が明かになるにつれて、
ハルヒはむしろとっても常識人で理性的なのだとわかってくる。
世界のあり方を知っていて、何が真っ当な行動なのかも理解してる。
理解してるからこそその枠を外れる行動をあえて選んでる。
そもそもハルヒが素で変人だったらこの世界が大変なことに。

自分がこの世界の中の瑣末な存在で有ることに気づいて愕然として、
世界に少しでも自分の存在を刻み付けたいと足掻いている。
この感覚は自己の存在を客観視できない未成熟な人でなければ
誰もが無意識にしろ意識的にしろ抱いている感情なわけで。
普通なら躊躇することを人並み外れた行動力でやってるだけ。
誰もが憧れながらデキないことを、ハルヒはやってるだけです。
この作品がムーブメントになるほどに受けてる理由はそのへんだね。
エヴァだって心を熱くするロボットアニメだから大ヒットしたのではなく
そこに描かれてた人間模様が(同世代の)多くの人の共感を呼んだからで。
クオリティがどうとか、設定がどうとか、そんなことは枝葉の話です。

実はハルヒが語ったことと似たようなことを高校時代に考えてました。
もちろんハルヒのような行動力が有ったわけではないのだけど。
でも高校時代を振りかえってて、忘れてたアホな行為を思い出した。
風紀委員というのは学校の秩序を作るようなイメージが有ったのです。
と言っても通ってた高校は平和だったので事実上のお掃除委員でした。
何で知ってるかと言うと、自分から希望して風紀委員をやったから(爆)。
高校に入って積極的に何かを変えようと思っての行動だったんだよ。
これを思い出してハルヒの行為を笑えなくなってしまった……

作品に戻って今回の分についても(本筋にふれないように)少しだけ。
12話(ライブアライブ)では学園祭でのある出来事が描かれます。
具体的な内容は実際に見てもらうとして、
この回に特に印象的だったのは楽器を演奏する動きの再現度……
(演奏するところの腕や指の動きの再現度は確かに凄かったけど)
ではなくてハルヒが見せる表情。シリーズ中最高にカワイイと思う。
そしてキョンがハルヒのことを見直したシチュエーションでもある。
この回を本筋のクライマックスの直前に入れたのは実に効果的すね。
劇中歌シングルの発売とほぼ同時に放送したのも凄い効果的でした。
(これ見ると確かに買いたくなるから)

14話のラストシーンを見て限定版DVDのマラソンをする覚悟が出来ました。
1話3000円コースは凄く高いとは思うけどお金を出す悔いはないと思った。
そんなわけで1巻も早速予約しました。
と言うかAmazonが売り切れたら凄い勢いで他の店舗にも波及を始めたので
これはヤバいと残ってるとこで最も安いお店に予約注文をしたのです。
結果的に0巻(ミクルの冒険)を買ったお店と同じお店になりました。
そしてそのお店もまたもや買った直後に完売に。実に危なかった。
おそらく今現在ネット上で確実に買えるお店は残ってないと思う。
(最後まで残ってたアニメイトWeb通販も予約終了になったようだ)
まだ発売まで2週間もあるというのに、いったい何の冗談でしょう?

最後に全話のサブタイトルとハルヒ(時系列)話数の一覧を。
※放送話数→ハルヒ話数

1話→11話「朝比奈ミクルの冒険」
2話→1話「涼宮ハルヒの憂鬱I」
3話→2話「涼宮ハルヒの憂鬱II」
4話→7話「涼宮ハルヒの退屈」
5話→3話「涼宮ハルヒの憂鬱III」
6話→9話「孤島症候群(前編)」
7話→8話「ミステリックサイン」
8話→10話「孤島症候群(後編)」
9話→14話「サムデイ イン ザ レイン」
10話→4話「涼宮ハルヒの憂鬱IV」
11話→13話「射手座の日」
12話→12話「ライブアライブ」
13話→5話「涼宮ハルヒの憂鬱V」
14話→6話「涼宮ハルヒの憂鬱VI」

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