4月からテレビ東京系(6局)で月曜日の夕方に放送してる新番組。
BSジャパンとAT-Xでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
※セルDVDのリリースは8/9から(レンタルは8/25から)
多聞三志郎は日本中を旅するのが夢で学校が休みの度に家を抜け出していた。
今回も夏休みに乗じて家出同然に出発しフェリーにのって旅は始まった。
そこである騒動があって命を落としかけフエという妖怪?に命を助けられる。
フエに連れられ妖怪城を訪れた三志郎は、そこで起きてる事態を見たのだった。
正義感の強い三志郎は妖怪たちを助けるため、優勝すると何でも願いが叶う
と言われる妖逆門という名のげぇむに参加することにしたのだった。
いわゆる小さい子向けで玩具のプロモーション作品です。
妖怪を封印した撃符というお札(トレカにしてバーコードカード)を
撃盤という道具(これが玩具)に挿入することで妖怪を召喚する。
使役召喚スタイルの妖怪バトルを玩具にあてはめた感じの設定。
そのバトル自体はそこそこ見れるし遠野のアートワークも結構良かった。
けど、設定そのものの整合性がまるでなってないのでアレです。
逆門(ぎゃもん)の使徒がいて、それには妖怪の力が通じないとか。
そのせいで妖怪たちは逆門の使徒に撃符に封じられてしまったとか。
そのへんまでは一応筋が通ってる。
しかし、撃符を使えば逆門の使徒を倒せるってどーいう理屈だよ。
撃符から呼び出されるのは妖怪じゃないのか!?
さらに妖逆門というゲームを主催するのは逆門の使徒なのに、
妖逆門で優勝したら逆門を倒して妖怪たちを救えるって……
自分たちを倒せる撃符をげぇむの参加者にばら撒くのも変だし。
撃符に封じられてるはずなのに姿を変えて動き回ってたりするし。
なんかゲームを映像化するために無理矢理設定をでっち上げた感じ。
昔のシューティングゲームのとってつけたようなストーリーみたいな。
こんな穴だらけの設定で命がけとか真剣とかいわれてもな。
陰陽大戦記はこれよりずっと設定はまともだったよ。
所詮は玩具の宣伝アニメでそれ以上でも以下でもないって感じ。
頑張って絵を描いてる人が報われないな、とか思いつつ見てた。