4月からテレビ東京系(6局)で日曜日の深夜に放送中の新番組。
※セル・レンタルDVDのリリースは7/25から
タイトル見れば一目瞭然だと思いますがスクランの2期目です。
1期の続きも見てないのに2期目かよ!って感じですが……
たぶん毎回読みきりだろうから回が飛んでも大丈夫だろうと。
毎回読みきりなら最初の1話を録画ミスしても問題ないだろうと。
そう思って見はじめたらなんだかストーリーが繋がってた(汗)。
2話と3話なんか完全に続きだし、他の回もゆるやかに繋がってるし。
それに1期は小ネタの3本立てだったのに今回はほぼ1本のストーリーだよ。
体裁は1期と同じ3本立てだけど、実態は1本の話にCMが2回入ってるだけ。
違うのは体裁だけではなかったり。
2~3話のサバイバルゲームの真に迫った(なんちゃって)シリアス展開とか。
どっかで見たようなパロディ展開になったり。リアクションが過剰だったり。
なんかずいぶんネタアニメっぽくなってしまったような……
確かに1期もポップでハイテンションでバカバカしい内容が目立ったけど
キャラ描写はわりと生身っぽさを感じるバランス感覚も有ったわけで。
それと比べると今期は今一つキャラの奥行きを感じなくなったというか。
(1期と違って脚本が女性である利点がほとんど感じられない)
役付きのキャラが多くなりすぎてるのもそう感じる理由の一つかもね。
ここは原作との兼ね合いもあるのでアニメ化だけの問題ではないけど。
実は違和感があったので確認のために1期(の最初)を見返したのです。
そしたら前述の通り表現スタイルが全然変わっててビックリしたよ。
監督が違うのは知ってたけどてっきり同じ路線で行くと思ってたから。
と言うか監督以外(脚本とか)のスタッフはほぼ同じでここまで変わるとは。
表現スタイルは1期と違うけどこれはこれで面白いとは思います。
でも売れたから続編なわけで、売れたスタイルから変えるのは危険では?
ぶっちゃけてしまうと……見比べた1期の続きが見たくなった(爆)。
1期との違いばかりじゃなんなんで2期の中身についても。
2~3話の学園祭のクラスの出し物を決めるサバイバルゲームが面白かったね。
あくまでゲームなのに、みょーに気合の入ったシリアステイストだし。
撃たれても痛いぐらいで死んだりはしないのに、まるで死んだみたいな絵で。
演劇派と喫茶店派に別れてしまった恋人同士の戦いも強烈だし。
「次に会ったら迷わず撃つから」だし。「ごめんなさい」とホントに撃つし。
「私どうしてもメイド服が着たかったの」ってセリフだけなら笑い話だけど
画面で展開してるのは自分で撃ち殺した彼の前にしゃがみ込む彼女の姿だし。
そんな彼女に銃弾を浴びせ去っていく女が吐き捨てるように言うのです。
「だからくじで決めようって言ったのに!なんでこんなことになるの」と。
銃弾を浴びた彼女は自分で撃ち殺した彼の上に被さるように倒れてる。
それは戦争が引き裂いた恋人の悲哀のような。※これはゲームです
こんなノリが最後の一人になるまで延々と続くのでした。
他の回はともかく
2~3話の真に迫ったなんちゃってシリアスモードは一見の価値があると思う。