4月からテレビ東京系(6局)で日曜日の朝に放送中の新番組。
BSジャパンとAT-X(5月~)でも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
※セル・レンタルDVDのリリースは8/23から
近未来っぽい世界のカームという薄暗く風の吹かない街に住む少年ゼットは
(なぜかは知らないけど)手当たり次第に扉を破壊しては警察に追われてた。
ある日、いつものように警察に追われてたゼットは風の吹く光る穴を見つける。
外へ出たいと思ってたゼットは誘われるようにその穴に中に飛びこむのだった。
そして彼はそれまでとは別の剣や魔法のようなものが存在する世界に降り立った。
1話の退廃的でなんとなく手塚テイストな近未来のアートワークが印象的で。
雰囲気は抜群だし、やけに密度の濃い画面だし、で結構いいかもと思った。
しかし1話の終わりにいかにもゲームファンタジーな別世界へ……
2話以降のファンタジー世界でもアートワークは結構いい感じだけど。
と言うか、この作品の(唯一の)売りはそのアートワークすね。
公式サイトには主人公が出現したテンプラーとは別の国の絵も載ってて
小さい絵なのに見てみたいと思わせるだけのアートワークになってるし。
アートワークはなかなか魅力的なんだけど……ストーリーは面白くなくて。
ビジュアルに期待して見続けるにはとても時間が勿体無い気分になりました。
なんで面白く感じないかというか、主人公の目的意識が希薄だからかな。
1話は狭い街に閉じ込められた感覚とそこから出たい願望か感じられた。
けど、その脱出願望は1話の終わりでさっさと叶ってしまうし。
新たな世界ではなすべきこともなく、ただ無為に流されてるだけだし。
流されるなら流されるで時代の奔流に巻きこまれ進むしかなくなるとか。
もちっと視聴者をぐいぐい引きつけるストーリー展開がデキたはず。
毎回の派手なアクションシーンも含めてまさに「絵だけかよ!」って感じ。