まめに録画する根性はない。DVDを買い続ける金もない。 だからレンタルビデオで行こう!

ゼーガペイン 1~5話

4月からテレビ東京系(6局)で木曜日の夕方に放送中の新番組。
BSジャパンとAT-X(5月~)でもやってるので地上波で見れない人はそちらで。
※セル・レンタルDVDのリリースは7/28から
ソゴル(十凍)キョウ(京)は県立舞浜南高校の1年生で、ごく普通の少年。
世の高校生がそうであるように彼にとっても学校生活こそが日常であって、
目下の最重要課題は自分一人の水泳部の部員を増やして廃部を免れること。
そんな彼の前に謎めいた女生徒ミサキ(三崎)シズノ(紫雫乃)は現れた。
キョウは彼女に導かれるままに仮想現実のような世界で戦うことになる。
その戦いを最初はゲームだと思った。次にどこか異世界かもと思った。
そう。このごくありふれた日常こそ現実なのだと、ずっと信じていた。

(初見では)さっぱり意味不明のプロローグはとりあえずスルーして、
物語はとっても生活感あふれる現実的な描写で始まったのでした。
やっぱりこの監督(下田正美)さんは現実描写が上手いなと再確認したよ。
キョウの幼馴染のリョーコの生っぽい喋りも、それっぽい配役だなと。
(魔法遣い~の主人公が実に生っぽい喋りかただったし)
この質感のある現実描写に対して、戦ってる空間はあまりに現実味がなくて。
ロボット(ゼーガペイン)もみょーに質感がないので仮想空間かなと思ったり。
実際シズノはキョウにとりあえずゲームのつもりで戦えとか言うから。
ゲームだからこの質感で戦闘空間に実感が薄いのかなと理解したのです。
しかしそれはなんと大掛かりなフェイクでありました……

考えてみたら最初から変だったんだよ。
確かに学校を描いてる部分は活気にあふれた現実そのもの。
しかし1話での下校途中の街の風景は異常なほどに人がいない。
そこでは雨が降ってるからじゃないの?とか言ってるけど。
しかしその後も学校から一歩出ると不自然なほどに人がいない。
そして登場人物だちは誰一人として人がいないことに触れない。
それが普通だと認識してるのではなく、全く気づいてないような。
キョウの母親も声だけで一度も姿を見せたことはないし。
実は高校の生徒&先生以外で姿を見せたのはリョーコの弟だけ。
キョウ自身も5話でやっとその不自然さに気づくのです。
違和感を感じてた視聴者もついに気づいてしまうのです。
(詳細な設定とかはまだよくわからないけど)

うーーん、まさかこんな設定とは考えもしなかった。
ゲーム文法ではなく仮想現実(VR)というゲームのシステムを使った
現実の隣にある戦争みたいな作品だとばかり思ってたのに。
「現実の隣にある戦争」という表現も近いといえば近いけど。
見てる途中でノエインを思い出してしまったよ。
ついて来れないヤツはとっとと帰れ!と言わんばかりのアノ作品を(笑)。
(量子論を利用した設定という以外は特に共通点ないけど)
深夜ならともかく夕方にこーゆー作品をやるとはチャレンジャーだね。
考えてみたら新居昭乃さんをOP曲に使う時点で普通じゃないかも。

オープニングは体が鳥や魚の形をした光の粒子になる幻想的な映像と
新居昭乃さんのキレイなメロディが相乗効果になって凄く印象的に。
さらに物語が見えてくるほどオープニングの意味も見えてくるので
ボディブローのようにじわじわと効いて来る感じです。
最初から今期一番の曲かなとは思ってたけど、今すぐ欲しいですよ。
※OP曲シングル「キミヘ ムカウ ヒカリ」は5/24にリリース

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