※DVDのリリースはセル先行版が5/25からで通常版とレンタルが6/28から
1クールなのでこれで全部です。
1クールだし、ナンセンスでハイテンションなギャグ路線のまま
終わりらしき終わりもなくそのまま終了かと思ってたんですが……
ラストの方ではいつものマジカノらしからぬド派手なクライマックスが。
実はずっと同じ時間を繰り返していたのだった、ってうる星かよ(笑)。
うる星と言えば、9話の冒頭ってビューティフルドリーマーっすね。
「引け~、力の限り引け~」とかやってる部分のセリフまんまだし。
「根性見せてみろ~」まで入ってれば完璧だったのに。<何が
前にどことなくΦなる・あぷろーちと印象が被るとか書いたけど、
物語のクライマックスの仕掛けがうる星なとこまで被ってるではないですか。
時間の繰り返しネタを使いながらちゃんと物語を終わらせたのは感心したよ。
そんな終わりかたアリ!?とちょっと意表を突かれたラストシーンだし。
でも、これだと好評でも同じノリの続編は作りようがないような。
あゆみが春生のとこに来たのは自分にかけられた呪いを解くためだけど、
あゆみの妹のみちるはそれを邪魔しようとアレコレやって来るのでした。
しかし9話の直接行使は結果的に春生の魔力を覚醒されるキッカケになる。
春生の魔力が覚醒すればあゆみにとってラッキーで大団円……と思いきや
物語は思いもよらない方向へと転がり、ついにド派手なクライマックスへ。
そんな兆しはとりあえず置いといて、10話ではいつものドタバタが。
あゆみが春生を悩殺するための取っておきのアイテムを使うのです。
これがなんと喋るネコプリントのパンツ。しかも脱げない呪いつき(笑)。
見せたい相手に脱がしてもらわないと脱げないという恐ろしい呪いつき。
つまりあゆみがパンツを脱ぐために大奮闘するという内容なわけで。
当然ながら喋るネコパンツが画面に踊るシーンが大量に出てきます。
と言っても大部分はパンツのみなのでパンチラっぽさはほとんど無いけど。
やっぱり見えそうで見えない感じを意図的に狙ってるっぽいね。
この回はシリーズ中最高なほどの暴走っぷりで笑いすぎて腹痛くなった(爆)。
なにしろあゆみのまともな(整った)顔が全カットの半分もないという凄さ。
野川さくらさん(あゆみ)を筆頭に声優さんのブチ切れ演技にも圧倒されるし。
こーゆーのを見るとさすがプロフェショナルの仕事だなと感心してしまうよ。
声優といえばこのネコパンツの声。なんと石丸博也さんです。
ジャッキーチェンの吹き替えの人なので一度は聞いたことあるでしょ?
こんな大ベテランの人をパンツの声にするとは……
実は他にもちょい役に大ベテランをさりげなく使ってたりして。
4話ではジャイアンみたいな顔をしたキャラの声がその当人だったし。
いんちき通販番組のshopMAGIKANOのナレーションも本職の人だよ。
このネコパンツはクライマックスでも再び大活躍。
石丸博也さんの軽妙だけど感情豊かな語り口が感動を呼びます。
パンツが喋って感動的なんて前代未聞ではないかと(笑)。
11話はクリスマスエピソードでなんとシリアスです。
ずっとドタバタギャグ路線かと思わせてシリアスで来るとは!
あゆみの一喜一憂(時々ブチ切れ)する表情の変化がなかなか魅力的すね。
にしても10話や11話を見てるとこの作品の主人公があゆみに見えるよ。
この後の12~13話はクライマックスのエピソードで盛り上がるので
おバカ路線なのに1クールでちゃと起承転結っぽくなってます。
そんなわけで
見る前はたいして期待してなかったのに予想外に面白かったなと。
実際に動くものを見ないと判断できないとつくづく実感した。