10月から日テレ系(10局)で火曜日の深夜に放送中の新番組。
キッズでも4月からやるので地上波で見れない人はそちらで。
(アニプレックスだからてっきりアニマックスだと思ってたら)
原作は青年誌(コミックバンチ)のマンガで全巻持ってます。
※DVDのリリースは4/26から(レンタルは10/25から)
有名なんで説明するまでもないと思うけどシティハンターと舞台が同じで
共通して登場する人物も多い続編のような第2章のような作品です。
組織の殺人マシンとして育てられた(コードネーム)グラスハートは
仕事のたびに心にヒビが入り続けついに自ら死を選んでしまう。
しかしある理由によって組織による彼女の蘇生が図られるのであった。
(もう放送したと思うけどこの時点では理由は出てきません)
自殺時に心臓を貫いていたので新たな心臓を移植するというかたちで。
その心臓は運命の悪戯なのかシティハンターのパートナーの香のもので、
心臓の記憶に影響されたグラスハートは組織から逃げ新宿へ向かうのだった。
この作品は確か連載開始時に大騒ぎになった記憶が。
なにしろCH続編とかいいながら、いきなり香が死んでるし。
キャラがそのまま出てくると信じてた人にはショックな内容だったすね。
でもただの続編にする気はないという作者の強い意思表示だとも思える。
実際、シティハンターと世界こそ繋がってるけど続編とはいい難いし。
それは時間が経って作者の表現スタイルが変化したのもあるし、
経験や時代につれて描きたいことも変化したのもあるんだろうけど。
そんなわけで原作そのものもシティハンターとは変化してるけど
アニメではスタッフが全然違うのでさらに印象が違うものに。
確かにシティハンターに似てるけど……似てるけど全然違うって感じ。
CHのアニメを見たことないとか、そもそも原作のマンガを知らないとか、
あまり細かいことはこだわらないって人なら気にせず見れるだろうけど。
CHから時期が開きすぎだし同じスタッフなら同じ感じになったかは何とも。
ブラックジャック(TV)みたいに何これ?になってないだけマシだけど。
背景も含めてビジュアルは凄いリアル系で最近の流行のテイストです。
シティハンターも当時としては別格なリアル系の空間描写だったけど。
両者を比較すると制作した時代の違いを実感させてくれます。
リアル系の見た目の関係でクオリティが今ひとつなのも目立つけど……
気にしなければ気にならないけど気合の入った作品と比べるとちょっとね。
(トムスの深夜アニメはいつもこんな感じです)
声について。
前作からのキャラは聞いた感じではほぼそのまんまのキャストかな。
そのまんまだから全くイメージ通り。と言いたかったんだけど……
これも時間が経ちすぎた関係で声優さんが歳をとって声が変わってるし。
冴羽リョウの神谷明さんは役もそれなりに老けたので似合ってるけど(笑)。
冴子と香の人は少しならごまかせるけどいっぱい喋ると微妙な感じに。
冴子は今後も頻繁に出るので似た声の他に人にした方が良かったかも。
海坊主の玄田哲章さんは元々年齢を感じない声なので全く違和感ないね。
というか男声に比べて女声の方が年齢による声の変化が激しいような。
実はグラスハート(香瑩)の声もイメージとかなり違ったり。
李大人の声も想像してたのとはずいぶん違ったよ。
とは言え全ての人の脳内イメージに合わせるのは不可能だから仕方ないか。
そう言えばこれ見ててクレジット見ずに音楽が誰かわかってしまった。
100%自信が有ったわけじゃないけど確認して自信を持ったというか。
この人は音の付け方とかコードの展開の特徴がハッキリしてるので
ある程度聞きこんでるとわりと聞き分けやすいのかもしれないね。
※R.O.Dやロビンの岩崎琢さん