※音楽は羽岡佳
ぱにぽにだっしゅ!のサントラです。
作中ではいかにもネタっぽい曲を印象的に散りばめて使ってたけど、
わりと同じ曲をしつこく使ってたりして実は曲数少ない?って思ってた。
曲数が少ないとサントラとしてどーなのかな?って感じだったし。
AmazonにもStarChildの公式にも曲目リストが全く載ってなかったし。
(今ならStarChildの公式に曲目リストが載ってます)
キングのサントラは当たり外れが大きいし、で突撃するか悩みました。
買うのはレンタルして内容を確認してからにしようかなと。
だけどある通販サイト(だけ)に完全な曲リストが掲載されてて
それによると結構曲数が多い(全44曲)のでこれはイケそうだなと。
何曲も有る主題歌も全部後ろにまとめててBGMを前面に出してるし。
で実際に突撃してみた結果は期待を裏切らないいい内容だったわけです。
キングの当たりの方でホントに良かったよ。
内容としては作中で使いまくってたネタっぽい曲が大量にあります。
例えばヨーデルとかハワイアンとかバラライカとかオクラホマとか
ラジオ体操(第一)とか運動会(天国と地獄もどき)とか。
※天国と地獄の運動会の部分はフレンチカンカンと言う
これらの曲は作中で全体を通して使うことは滅多にないので
サントラで聞いて初めて全容を知ったというか元ネタがわかった曲も。
キャッチャーな曲が多いとは思ったけどこんな露骨な曲が並んでたとは。
そんなネタっぽい曲の合間に「ぱにスキャ」と言う曲が挿入されてます。
これはタイトル通りのスキャットで。ジャンルとか詳しいことは知らん(汗)。
音楽知識は置いといて、実はこの「ぱにスキャ」という曲がこのサントラを
ただのネタ曲の集合からいいサントラへと昇華させてるのでした。
それは全体の要所に置かれたこの曲の爽やかというか洗練された雰囲気が
全体をネタとかシャレを含めて一つのスタイルとしてまとめてしまってる。
月詠のオープニングもそうだったけど、よーするにセンスがいいのです。
作品同様で中心に確固たるスタイルがあるからどんなネタすら共存しちゃう。
このスキャットを歌ってる人はなんと河井英里さんだったり。
と言っても河井英里って誰よ!って人が多いだろうけど。
あのワーズワースの冒険の「シャ・リオン」を歌ってた人です。
凄い有名な曲なのでタイトルを知らなくても聞いたこと有るのでは?
ヒーリングミュージックのさきがけのような曲だったっすね。
※一時期リリースされまくったヒーリングコンピにも収録された
「アニマージュ」というアニソンベースのヒーリングコンピでは
河井英里さんが何曲も歌ってるので知ってる人は知ってるかも。
ぱにぽにだっしゅ!の主題歌は声優が数人でワイワイ歌ってるタイプで
確かに曲にはインパクトがあったけど歌唱力とかはそれなりなわけです。
しかし作中にスキャットとして実力派のボーカルをさりげなく使ってる。
名を取らず実を取るこのやり口は実に憎たらしいっすね(誉めてます)。
ちなみに2クールで1枚なので当然全部の曲は収録されてません。
結構よく使われてたけど未収録の曲もあったりします。
すぐに気づいたのが「ぱにぽにチャイナ」と「ピーチムーンな不思議」
って勝手にタイトルをつけても分かるかよ!って感じですが。
「ぱにぽにチャイナ」はマホ~な人のしょーもない妄想でよく使われる
まさにチャイナ風味の曲です。タイトルでも何となくわかるでしょ?
「ピーチムーンな不思議」は一条さんを追跡した回に何度も使ってた
ミステリアスっぽい曲です。これは入ってると思ってたのに。
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