まめに録画する根性はない。DVDを買い続ける金もない。 だからレンタルビデオで行こう!

練馬大根ブラザーズ 1~4話

1月からテレビ東京系(3局)で月曜日の深夜に放送中の新番組。
AT-Xでも2月からやってるので地上波で見れない人はそちらで。
ヒデキ・イチロー・マコの3人組は自らを練馬大根ブラザーズと名乗り、
練馬(東京23区の端にあって畑があったりもする場所)の畑で大根を育てつつ
いつかここにドームを建ててコンサートをすることを夢を見ていた。
そんな彼らは因果な巡り合わせで(毎度)悪質なビジネスにひっかかってしまう。
もちろん騙されてそのまま引っ込んでるようなカワイイやつらではなかった。
悪いやつらを懲らしめ、ついでに悪党が貯めこんだキャッシュも頂いちゃえと
正義かもしれないギャング練馬大根ブラザーズを始めたのであった。
毎回そんな感じのストーリーを全編歌って踊るミュージカルでやってます

監督:ワタナベシンイチ×脚本:浦沢義雄と言えばあの「はれぶた」のコンビ。
と言うか公式サイトにもごく初期には「はれぶた」の文字が載っていた。
「はれぶた」を作品の宣伝コピーに使うならDVDを再販せんかゴルァ!(笑)
そしてDVDレンタルを出しください。(レンタル)VHSはとっくに絶版なんだし。
そんな「はれぶた」が伝説だったのは今は昔。今見てもインパクトはあるが。
でも最近の深夜アニメは頑張ってて負けず劣らず突き抜けた作品があるし。
よーするに「ぱにぽにだっしゅ!」とかそのへんのコトですが。
これはオレたちも負けてられないぜ!と思ったかは定かではないけど
史上初ミュージカルアニメなんて手法を引っさげテレビに帰ってきました。
ナベシンがテレビシリーズの監督ってエクセルサーガ以来だったっけ?

見る前はアニメでミュージカルってどんな感じ?とか思ってたけど
思ったより違和感なくアニメの世界に調和してしまってたりして。
そもそもアニメは絵だから作品の空間に絶対的な枠組が存在してないし。
いきなりそれまでの空間から背景や地面すら消えることも珍しくないし。
そう考えると脈絡もなく歌ったり踊ったりするのもわりと普通かもしれない。
実写のミュージカル映画は現実に制約された踊るべきでない舞台で
いきなり踊ってしまう非日常の表現という側面があったりもするわけで。
そんな緻密で現実的な舞台で踊ってしまうアニメも見てみたい気がするね。

利益を得るためになんでもする悪党が出るストーリーは実に今に相応しい(笑)。
このネタは放送して大丈夫なのか?と見てるほうが心配になるのもあります。
例えば2話の韓流(スター風のイケメンホスト)パチンコとか。
どっかで見た顔の経営者がババアからキャッシュを搾り取れとか歌ってるし。
つかババア、ババアと連呼するのはこの時間じゃなければ苦情来るのでは?
(この時間なら苦情が来ないという保証はないが)
まぁ、それはさておきホストパチンコのアイデアは実際に使えそうな気もする。
毎回やってることはバカみたいで極端だけど意外と現実と繋がってるし。

練馬大根ブラザーズの3人は(お約束で)毎回のように悪徳商売に引っ掛かり。
いきなり登場するどこぞのサラ金のCMのようなレオタードで踊る軍団に
誘われるようにキャッシングして、その金をつきこんでしまうのでした。
(結局自分たちの分はとり返せてないので毎週借金が増え続けてる?)
でもそのうち悪徳商法のカラクリに気づいて反撃に繰り出すのです。
表向きは悪いやつらを懲らしめるため。ついでにキャッシュも奪うため。
てゆーか本音はキャッシュを頂いて念願の練馬ドームを作るため……
悪いやつらから奪うなら大義名分があるけど実に俗物的で現実的っすね。
このへんのキャラメイクは「俺たちは天使だ!」あたりに通ずるものが。
と言ってもそんな昔の作品はほとんど知ってる人はいないか。

悪いやつらに反撃する時に3人組の能力だけだと力が足りないので
変なレンタル屋のオヤジに便利(かは微妙な)アイテムを借りるのです。
このレンタル屋のオヤジが初登場した時に思わず吹き出してしまったり(汗)。
だって声がナベシンだし。服が赤いし、シルエットがアフロだし。
どこかで出てくるとは思ったけど、ここかよ!と思わず吹いたわけで。

ここで知ってても何の役にも立たないナベシン基礎知識(笑)。
ワタナベシンイチ監督、通称ナベシンは自分の作品に登場するので有名。
まるでルパンのパチモンのような姿で髪型がアフロで声はもちろん本人。
エクセルサーガでは毎回のように出まくりストーリーにも関わりまくり。
(自分の作品ではない)小麦ちゃんにまで監督役で出演してたし。
あれももちろん声は本人があててるよ。クレジットは「監督っぽい人」

そうそう1話の「俺の練馬大根をおさわりください」も凄かったね。
ホストのイチローの股間をまさぐるセクハラシーンの絵が大根……
「ああん」とか声だけ艶かしくてエロアニメ風なのに絵が大根(笑)。
1話からいきなり放送禁止すれすれの表現を使うとは大胆にも程がある。
ちなみにここを見てある超バカテイストのエロアニメを思い出したり。
「フーリガン」というエロシーンはおまけでギャグがメインの作品。
※原作のゲームとはかなりかけ離れた内容だと思われます
作中で子供が描いたような絵に合わせて、官能小説を読んだような
セリフを喋るシーンがあるんだけど、そこに通ずるものがあるなと。
実は「フーリガン」は面白いので紹介しようと思ってて幾年月(爆)。

それにしてもこのテンションでいったい何話続ける気でしょう?
脚本はともかくコンテも全話監督がやってくスタイルみたいだし。
そう何話も続けられる制作体制とはとても思えないのですが。
もしかして1クールぐらいの短期集中路線なんだろうか?

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