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ARIA The ANIMATION 7~13話

1クールなんでこれで全部です。
原作の量や作品のテイストからして2クールでも良かったような。
とはいえこの手の作品がテレビアニメになるだけで貴重なので
少ない!とかもっとやれ!とか贅沢なことは言いませんが。
(蟲師はなんと2クールやるようで)
原作をアレンジしまくったりエピソードを組み合わせたりしたのは
1クールで可能な限り原作のエッセンスを見せたかったからなのかも。

原作が大人気ってほどでもなく(それなりに売れてますが)、
いわゆる売れ線だったり売れそうな属性があるわけでもなく、
じわじわと支持されてた作品なので1クールなのは仕方ないっすね。
でもAmazonのランキングを見てるとそこそこ売れそうな雰囲気だよ。
「ぱにぽに」もだけど原作の人気度からすると大成功ではないかと。

スクエニやその傍系(マッグガーデン・一迅社)は漫画の販売力が弱くて
面白い作品はいろいろあるのにあまり知られてないのが現実なのです。
(スクエニ関係ではないけどローゼンメイデンも似たような感じ)
だからアニメ化で多くの人の知るところになるのは良いことですな。
この作品に関しても知られればある程度の支持は得られると思ってたよ。
にしても「かみちゅ」もだけど売れてる作品のほうが1クールなのは
DVDを売って成り立つ深夜アニメとしては見通しが間違ってるような気も。

ところで間違ったことを書いてる人がいるのでここに正確な情報を。
AQUAはステンシルが休刊したからBLADEに移籍したんじゃないです。
当時エニックスで何かがあって(詳しいことは知らん)編集者と作家が
大量にエニックスの雑誌から抜けるという事件が有ったのです。
丁度その頃ステンシルを毎月買ってたけどある号で(確か)予告もなく
看板連載がいきなり何本も終了になって唖然としたのを覚えてます。
そしてその少し後にマッグガーデンの設立と新雑誌の創刊が告知され
そこに天野こずえさんなどの名前が並んでたというわけでした。
あと一迅社(ZERO-SUM)関係の作家たちもほぼ同時期に抜けました。
実はエニックスを支えた作家陣の多くがこの2社に流出したのです。
スクエニ傍系という表現を使ってるのはそういう理由からでした。

スタッフクレジットを見てたら企画協力にあの萩原さんの名前が。
初期のコミックスの後書きに必ず登場したポエミー萩原さんですよ(笑)。
※必ず柱にリリカルなアオリを入れるので作者がつけたあだ名(らしい)
確かこの場所に入るのは担当編集さんなので今でも担当してるみたいだね。
(コミックス7巻の後書きの打ち合わせの絵で作者の隣にいるのが萩原さん)
そして萩原さんはステンシルの初代編集長でもあります。
この人が編集長だったからAQUAが生まれたんじゃないかと思ってたり。
この手の作品はよほど実績があるか作家を信用してないとできないし。
BLADEへも萩原さんが移籍したから一緒について行ったんだと思う。
(作家は雑誌よりも編集さんとの関係の方が深い)

では後半の原作との詳細な比較を。
もちろん細かい違いはいちいち書いてません。大量に違うので
以降の内容は比較の性格上かなりネタバレしてるのでご注意!

7話。晃さんの特訓のベースエピソードはARIA5巻の「マルガリータ」
このエピソードは原作には前半のお客を乗せる部分はないのでした。
確かに実際に仕事してる姿を手本として見せるのは意味が有るね。
街の目立たないところに素敵なモノがある部分は直接の原作はないけど
ARIA7巻の「停電」にちょっとだけそれっぽいシーンがあります。
後半はほぼ原作どおりの構成だけど当然ながら原作にはお客はいません。
アリシアさんが登場してブレイクする部分も原作にはないです。
アリスの「ゴンドラ通りまーす」の声が小さいエピソードは
アニメではそれ以外のシーンにもかけ声を追加してより際立たせてるね。

8話。この回はいつもと構成が違ってアリア社長の話が2本立てに。
1つ目がAQUA2巻の「社長はツライよ」で2つ目が同じ巻の「ヒーロー見参!」
半分なら長さは原作そのまんまで丁度いい、と思うかもしれないけど、
どっちも番外編っぽい短い話なので結構内容がふくらましてあります。
1つ目だと料理をしてるシーンなんかが追加されてる部分っすね。
材料をテキトーに鍋にぶちこむ絵面でちぃ(ちょびっツ)を思い出した(笑)。
しかしあの緑のドロドロをどーやって食べれるようにしたのでしょう?
あとケロロが特別出演をしてたり。このへんも追加された部分っすね。
アリア社長に新しい家族ができました」にはすっかり笑わされたよ。
※ネコは人語を喋らないのでこの回は吹き出しみたいのが画面に出る

2つ目は1つ目よりさらに原作が短いので怒涛のように追加されてます。
そして原作の一つ一つのシーンがとても大げさにパワーアップしてる。
さらに藍華の出現するシーンが原作とは違ってたりして。
アテナ先輩の部分が原作では藍華なので。
つまりこの藍華の出現するシーンもヒメ社長との笑えるやりとりも
全部アニメで追加されてる部分。一緒にいたアルくんは実は初登場だね。
暁さんもウッディさんもアルくんもアニメでは初登場から知り合いなのか。
(原作にはそれぞれに出会いのエピソードがあります)
ヒーローのピンチ~アリスの出てくるあたりも原作にはないです。
「わたしはそのような者では~」のアリア社長の発声が面白すぎ!(笑)
路地にボールが転がってくる~サーカスの練習の部分も追加された部分。
つーかこの回は追加されたシーンのほうがずっと多いっすね。
ちなみに、この回は佐藤順一監督自ら脚本をやってます(1話もそう)。

9話。グランマに会うのベースエピソードはARIA4巻の「伝説の大妖精」
この回は全体の構成が原作の1エピソードにそのまま沿っていて
細部をふくらませたりアレンジしつつ余韻を強調する感じになってる。
アレンジの仕方がいつもと違うのは脚本が吉田玲子さんじゃないから!?
てっきり全部の脚本を吉田玲子さんがやるんだと思ってたのだけど。
(1話と8話も監督が脚本を書いてるけど)
そんなわけでこの回は構成は原作と変わらず細部だけが違います。
まぁ、原作付きのアニメとしてはむしろこの方が普通ですが。
原作との大きな違いは季節が原作は夏でアニメは秋なとこかな。
※アニメは1クールで春~夏~秋~冬になってる
だから原作ではトウモロコシでアニメだと栗拾いや芋掘りになってる。
麦わら帽子は原作にもあるというか原作は夏だから当然なわけで、
しかしアニメは秋なので「今日は日差しが強いから」とか言ってたり。
栗が爆発するシーンとかは当然ながら原作には無いっすね。
お風呂や星を見る部分や流れ星もアニメで追加された部分です。

10話。温泉に行くのベースエピソードはARIA2巻の「桃源郷」
雪虫のエピソードは同じくARIA2巻の「雪虫」から。
この回は前半が「雪虫」中心で後半が「桃源郷」中心だけど
単純にエピソードを繋いでるわけではなく織り込んであります。
6話に続き吉田玲子さんの構成テクニック炸裂って感じですね。
あ、原作だとヤダチモでアニメはヤチダモなんて細かい違い発見。
言い間違い!?それとも言いやすいように変えたのかな!?
この2つのエピソードは原作だと時期的にアリスはいないです。
街に買い出しに行くシーンも無いので当然暁さんも出ないです。
アニメは他のキャラが出るシーンをマメに追加してるっすね。
温泉でコーヒー牛乳を飲むシーンも原作とタイミングが違います。
アリスが正しい作法とか言うポーズも当然アニメで追加された部分。
桃のカクテルがソーダなのは風呂で酒を飲むのは放送上マズイとか!?
(カップの大きさが違うので飲んでるものも違うのに気づいた)
最後に晃さんとアテナ先輩が来るのもアニメで追加された部分だね。
これ3人の関係を考えれば実に当たり前のアレンジなんだけど……
11話で内容の不整合を起こしてしまいました。

11話。3大妖精の過去のベースエピソードはARIA6巻の「オレンジの日々」
この回は9話と同じ人が脚本でアレンジの手法が同じなのでした。
ちなみにこのエピソードは原作では晃さんは出てこないです。
灯里たち3人の先輩も同じような関係だったのを強調するために
晃さんも出して対比させたアレンジはいい感じだと思いました。
しかし「久しぶりに3人で会おう」って10話でも3人が会ってますが……
見返して不整合に気づいたぐらいなのでスタッフも見落としたのかも。
練習シーンのアテナ先輩のボケボケっぷりはアニメで追加された部分。
アテナ先輩の歌を披露する部分も原作より凄くパワーアップしてる。
やっぱり中身を詰め込みまくる吉田玲子さんのアレンジと比べると
この人(藤咲あゆなさん)の脚本は余韻を強調する構成になってるね。

12話。これもなんとオリジナルエピソードです。
しかも4話の続きというか応用編みたいな感じになってるのでした。
アリア社長を追いかけて不思議な場所に迷い込むのは原作でも何度か。
って4話にも書いたけど。今回はトンネルの中が猫の王国っぽかったり。
にしても原作の不思議なことが起こるシチュエーションを継承しつつ
猫が過去と未来を繋ぐみたいにアレンジしてあるのは面白いっすね。
水が初めてやって来るシーンは素敵が始まった瞬間って感じで感動的でした。
4話と12話のオリジナルは作品世界を過去に向かって掘り下げることで
この綺麗で素敵な空間により説得力を持たせることに成功してる。
特に12話はシリーズのクライマックスみたいな位置付けになってたり。
まさかオリジナルをクライマックスに据えてくるとは思わなかった。

13話。年越しのベースエピソードはARIA2巻の「アウグーリオ・ボナーノ」
この回も9話と同じ人が脚本で余韻を強調するアレンジになってます。
このエピソードは原作ではまだいない人が多いので顔ぶれが全然違ったり。
アニメでは主要キャラが一同に会するシチュエーションになってるけど
原作では灯里、藍華、アリシアさん、暁さんの4人だけだったから。
そんな感じで構成こそ原作通りだけどアレンジ率はかなり高いすね。
アイちゃんがアリア社長を追いかけるあたりももちろん追加された部分。
アイちゃんはオリジナルキャラだし、時間を越えるのもアニメ設定だし。
あ、掛け声が微妙に違う。アウグーリ・ボナンノだ。これが本来の発音?
初日の出をみんなで見た後のアリシアさんと二人のシーンも追加された部分で
作品の余韻を感じさせつつシリーズの終わりを実感させる感じになってる。

アニメは1クールで春~夏~秋~冬の表情を駆け足で描いてきたけど
そのラストを年越し(年明け)で飾るところは心憎い構成だったっすね。
区切りはいいけど物語が終わるわけではなく1年が終わったってだけだし。
やろうと思えば第2シーズンも作れるし。好評だったら作るとか!?

シリーズを最後まで見て思ったのは佐藤順一さんの相変らずの手腕と
吉田玲子さんの原作を再構成するテクニックの凄さだったです。
特に原作をよく知る作品だったから脚本の鮮やかな技法には舌を巻いたよ。
もし全部を吉田玲子さんが書いてたらどーだっただろうとか思ったり。
最終回なんかまた違ったアプローチでまとめてたかもしれないなと。
今のままでもそんな不満はないけどね。

原作はARIAの7巻(通巻9巻)までで50本ほどエピソードがあるので
アニメでは使われなかったエピソードも当然ながらいっぱいあります。
例えば暁さんの案内で浮島に行ったり(ちょっとだけあったけど)
アルくんの案内で地下を見たりなエピソードがほぼカットされてる。
つーか暁さんやウッディはともかくアルくんは出番が少なすぎです。
アニメ化で喜んだアルくんのファンの人は今ごろ泣いてるかも……
あと季節のイベントの類も年越し以外はほぼ全部カットされてるね。
原作には季節ごとの様々なイベントを描いたエピソードがあるけど
アニメではごく普通の日常のステキな側面を強調する方針だったようで。

そんな感じなのでアニメが気に入った人は是非原作も読んでみて下さい。
アレンジされまくってるけど原作とアニメのテイストは同じだし
アニメ→原作でもイメージが違うってことは無いから大丈夫だよ。
ゲームと違って全部読んでもたいした時間はかからないしね。

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