11月からアニマックス(のみ)で放送してた新番組。DVDレンタル。
原作はGBA/PS2のゲーム(耽美夢想~)でやったことありません。
現代より少し昔の時代。まだ身分の差がハッキリしてた時代の話。
ヨーロッパのある国では王と使長たちによって政が行われていた。
そして次代の国政を担う使長たちを育てるために国中からエリートが
集められた学校、ここローゼンシュトルツ学園が存在するのだった。
物語はそこに通う5人のシュトラール(使長候補)の友情を描いたもの。
ちなみに原作ゲームの主人公に相当するキャラは存在しないです。
(センチメンタルジャーニーや北へDDDと同じ手法っすね)
まず第一印象が美しい(笑)。美形が惜しげもなく大量に出てきます。
そしてテンポは緩やかでセリフは丁寧で回りくどくてムード満点。
ビジュアル的にもキャラ描写的にもうんざりするほど美学を追求してる。
美しいキャラが全編にわたり画面を彩っててまさに眼福って感じやね(笑)。
ちなみにツバサと同じ真下監督です。こっちは品質安定してるのに……
でもストーリーが今一つ薄っぺらい感じ。
と言うかテンポがゆったりしてて雰囲気を濃厚に描いているのに
エピソードが読みきりなもんで物語が薄っぺらくなってしまってる。
わかりやすい例をあげるならエピソードが読みきりの「マリみて」。
男女比が全く逆だけどテンポが遅くて雰囲気重視なトコがそっくり。
つまり「マリみて」みたく2~3話で1つの話をやるべきなんですよ。
(一通りキャラのお当番回が終わると話が繋がっていくらしい)
あと美学を追求するならドロドロの感情も描けば面白くなると思う。
(先に進むとそーなるかもしれないけど)
美しいビジュアルで陰謀が蠢き愛憎が渦巻く。素晴らしいじゃないか(爆)。
ちょっとだけその匂いがする2話が多少マシに見えるのはそのせいかも。
にしてもこの絵を見てると伯爵カインシリーズのアニメを見たくなるよ。
あれがまさに美学と狂気とドロドロの感情だし(笑)。