7月からAT-X、BS朝日と一部の民放(7局)で放送してる新番組。
正確には「絶対正義ラブフェロモン」と「それゆけ!外道乙女隊」の
2つの作品を30分の枠内で放送してる最近よくある形式です。
が、これは2つの作品が
並行しつつ繋がってる形式になってます。
(変身3部作をイメージしてもらうとわかりやすいかも)
一つの事象を2組の主人公達で別々に描くなんて展開もあります。
完全に別の話をやってる場合もあります(方針がよくわからん)。
ラブフェロモンの方は二人組の売れない漫才師の奮闘する話。
そして実はこの二人は由緒正しい正義の味方の血筋?で
漫才師である自分たちの宣伝のため副業で正義の味方もやってた。
(変装してるんだから宣伝になるわけはないが)
「
悪を倒すためには何をやってもいいのだ」と言ってはばからない
ラブフェロモンが通った後には悪なんて目じゃない甚大な被害が。
外道乙女隊の方は亡くなった両親が悪の組織の戦闘員だったので
貧しい暮らしの中で日々
立派な悪になるべく努力するという話。
でもこの姉妹は根っからの真っ直ぐな性格が災いして!?
悪を働いたつもりがいつも人々のためになってしまうのでした。
そして悪の組織や怪人がみょーに人情的で庶民的だったりもして。
ま、ハッキリ言ってしょーもない作品です(両者とも)。
そのわりにはどーでもいいところがえらく凝ってたりもするけど。
最近よくあるパロディてんこもりの勢いで見せる作品っすね。
2本の作品を単純にカップリングせずに内容をリンクしたのは
制作手法としてはなかなか興味深いかなと思ったよ。
片方だけで時間枠をほとんど使い切ってもう一方が一瞬とかね(笑)。
「いつまで出番を待たせるんだよ!」「これだけかい!」って。
(芸人としての待ちと作品の枠の待ちを重ねてる)
主人公たちも含めて正義の味方や悪の組織がいっぱい出てくる展開で
それがこの世界ではごく当たり前の光景みたいな世界観も面白いね。
にゃん谷良子とか山本まりにゃんにはさすがに呆気に取られたけど。
もちろんそのキャラには当人(?)が声をあててます。
(これ作品内の番組そのものが激★店のパロだから)
悪の組織の下請けとか作戦の丸投げとかサラリーマンなノリも楽しいね。
つーかこれまんま「ぽちょむきん」(北道正幸)なんですが。
パク……おっとっとインスパイアですか?(爆)
ただラブフェロモンは正義の味方が副業なのがちょっと問題かも。
あくまでも本業が漫才師で芸能ネタが中心になってしまう関係で
正義と悪の激突という図式に持っていきにくいから。
偶然に悪と戦う展開になるとか
勝手に相手を悪にしたりとかだし。
なので両方の作品がホントの意味でリンクしてるのは2話目だけ。
正義と悪を面白おかしく描くという視点で見るとびみょーっすね。
現状では外道乙女隊を30分やれば良かったのでは?って感じだよ。
オープニングについて。
2本の番組を組み合わせる場合、普通なら両方とも流れるんですが
この作品は1回あたり一つしかオープニングが流れません。
先に放送する作品のオープニングを流す仕組みらしいです。
さらに
オープニング自体は2つ有るけど曲は一つです。
1番と2番の歌詞がそれぞれの番組に合わせてるのかな!?
よーするに2つで1つの番組って扱いみたいっすね。
そんなわけでエンディングも1つしかありません。