14年前の作品です。今再放送やってたり(NHK教育で水曜日の午後7時)。
100年ぐらい前の世界。まだ科学技術の黎明期な頃の世界が舞台。
発明が好きで自分の飛行機で世界を旅することが夢な少年(ジャン)は
万博で同時開催する飛行機コンテストに参加するためにパリを訪れてた。
そしてそこで変な犬(ライオン)を連れた褐色の少女(ナディア)に出会う。
彼女はあやしい3人組に追われ暮らしてたサーカス団に居られなくなって
ジャンと一緒に旅をすることになる。自分の生まれた場所を捜す旅を。
当時不完全ながらわりとしっかり見てた記憶があります。
でも、ちょーど録画に挫折した頃で録画はしてなかったよ。
なので最終回を見そこないました。未だにラストを知りません(爆)。
確か最終回の一つ前にヤマト(違うって)が出てきたっけ。
つーわけで久しぶりに借りて見てみました。
改めてちゃんと見て思ったんだけど、これとっても面白い。
丁寧に空間を作ってるわりに、大胆で嘘くさいメカを出したりするし。
サービス精神旺盛と言うか、見てる人を楽しませることに徹してる。
当時は生なのであまり意識しなかったけど、なにげに展開も速いよ。
これは文句無しに名作ですな。
うむー、続きが激しく見たい。今すぐ見たい。今見せろ!
考えてみたら新作を見なきゃいけない決まりがあるでなし。
これ優先して借りるかな。
そーいや、
当時はナディアの性格がワガママに感じて好きじゃなかったけど
こーして改めて見た印象としてはあまり気にならないっすね。
歳をくって懐が深くなったのでしょうか?(笑)
それともまだ(ナディアの)警戒心が強くて地が見せてないだけか!?
ちなみにジャンは好奇心旺盛で見てて危なっかしいぐらいっすね。
「好奇心が身を滅ぼす」という言葉を送りたいほどに。
ところで、
この作品ってラピュタと同じ元ネタなんだそうで。
(詳細を知らないので真実かどうかは保証しない)
言われて見ると似たような設定が何ヶ所もあったりして。
例えば少年と少女の冒険もので。少女の不思議な石のペンダントで。
どちらも古代の遺跡に関わる話で。少女はその王家の血筋(姫)で。
悪役の人たちもどことなく似てる。ってな具合に。
そのわりに全然違う作品になってるのも凄いけど。
そのへんを踏まえて見ていると
ジャンがナディアを自分の家に連れてきて、
翌朝に自分の夢を目を輝かせて語る部分なんか
パズーが自分の家で夢を語るシーンに重なるっす。
似てると言えば、LASTEXILEってこの作品にも似てますな。
ってゆーか、そもそもこの作品が宮崎テイストに近いので。