最初だけ2話で以降は3話で1エピソードという構成らしい。
3~5話が白夜岬編。一年中夜が明けない白夜の岬が舞台の話。
ここでモンスターユニオンというモンスターの代理の街を治める存在を知る。
そしてこの街はモンスターによる支配を自ら選んでいたのだった。
6~8話が鼠講谷編。巨大な涙の壁画のあるダムを舞台にした話。
ここで何年もダムの穴を手で塞いでいる不思議な少年に出会う。
人の形をした人でもモンスターでもない存在。実は彼は×××だった。
9~11話が猿人湾編。海に面した工業都市を舞台にした話。
この工場プラントは先の戦争で最終兵器として作られたユニットの一つ。
その名もエンジンワン(E-1)だった。そしてツナギじいさんと再会する。
12~14話が迷宮島編。小島の地下にある迷宮を舞台にした話。
ここは時間が歪んでて過去の出来事が目の前に繰り広げられたりする。
この空間で黒船とホル(牛野郎)は永遠に戦い続けてるのだった。
内容はさておき、あいかわらず映像は楽しいことになってます。
なにげに気付いたけどエピソード単位でコンテをやる人が決まってるようで。
1、2話が錦織博さん(監督)
3~5話が大畑清隆さん(副監督、あずまんがOP)
6~8話が増井壮一さん(スクラップド・プリンセス監督)
9~11話が宮尾佳和さん(ガドガード副監督、ガドガードOP)
12~14話が増井壮一さん
エピソード毎に映像の方向性を統一して、その上で徹底的に遊んでる感じか。
あと言葉遊びもなかなか楽しいっす。
例えば猿人湾=エンジンワン、猿人=エンジン、エンジンをサル(猿)ベージ。
猿の形をしたユニオンのマシン。武器は伸縮自在のモンキーレンチ。
猿を絡めた口癖や諺を散りばめる。な感じのわざとらしい記号の数々が。
他にもボッカと小夜子のやりとりとか。
「やらしー」「絶対寝てる間になんかやってる」
「やってないって!」
「やってる!」
「やってない!」
「やってる!」
「やってない!」
「何をやってないの?」
「……」「だから何もやってないって!」
これはボッカと小夜子が泊まるとこがなくてテントで野宿をしてる時の話。
ちなみにこのやりとりを(微妙に違うのも含めて)何度かやってたり。
これに限らず台詞回しが中々面白いっす。言語センスがいいというか。