2002年にフジテレビで深夜に放送してたテレビシリーズ。
1人の少女が大空から落下する夢を見る。そして目覚めた。
目の前には頭に光輪があり背中に羽が生えた人たちがいた。
彼女らは灰羽と呼ばれる存在で繭から生まれて来るのだそうだ。
そして自分も繭から生まれたその灰羽の1人なのだと知る。
この世界は今まで自分のいた世界とは違う世界みたいだった。
繭から出る前のことは何も覚えてないけど違うことだけはわかる。
なるほど。
絶賛された理由がなんとなく分かった。
この世界観の作りこみは半端じゃないっすね。
本来のファンタジーってこれなんじゃないかと思ったりもする。
今のところは何か事件が起こってみたいな展開ではなく
世界の仕組みの説明と空間とそこの生きる人々の描写だけ。
その派手さのない展開が退屈だと思う人もいるだろうね。
でも世界に浸ってるだけで心地よいと思える作品は稀有だよ。
映像のレベルはとっても高いです。
これは実は前から知ってたけど(理由は下のほうに)。
映像のデキがイイからこそ世界に説得力があるわけで。
設定や描写をとても丁寧にやってるのもいいっすね。
ラッカに羽が生える時の腫れとか痛みとか発熱とか。
光輪を鍋みたいなので作って頭(の上方に)にくっつけるとか。
最初は上手くくっつかなくて針金で支えたりとか。
それを見た年少組の子達に補助付けてると笑われたりとか。
灰羽はお金を貰っちゃいけないから働いたら灰羽手帳につけて
お店ではそれを見せてモノをわけてもらうって仕組みとか。
音楽もいいっすね。(作曲はダフネと同じ大谷幸さん)
心地よい雰囲気の何割かは音楽によると言って間違いないかと。
ちなみに前にも書いたけどすでにサントラは持ってます。
そして結構ヘビーローテーションしてた時期がありました。
おかげで作中にかかる曲が最初から耳馴染みですよ。
そーいや主人公のラッカって名前は知ってたんだけど
名前の由来が「落下」だったとは考えもしなかった。
つまり繭にいた時に見た夢の内容を元にして名前をつける決まりで
ラッカの場合は空から落ちる夢を見ていたからラッカなのです。
ところで
なんですでにサントラを持ってたのか、その理由など。
去年の今ごろにDVDの3巻だけ半額ぐらいで安売りしてたのです。
L/Rの枠で流れてたCMがなんか良さそうだったコトもあったりして。
この機会を逃したら後で後悔するかもと突撃してみたわけで。
つまりまだ見てないけど3巻はすでに手元にあったりする。
で、当時オープニングセレクション(Anime Clips)を拡充してたので
素材に使えないかとオープニング・エンディングだけ見たわけです。
期待に違わずオープニングは気に入ってAnime Clipsに追加して、
そのオープニング曲が欲しくってサントラを買ったという流れです。
ちなみに3巻にはプチノネという未収録BGMのCDが付属してくる。
これは買うまで知らなかったけど結果的にラッキーだったです。
(初回限定みたいなので今でも付属してるかはなんとも)
あと3巻には映像特典でプロモーションクリップ完全版が入ってる。
本編は(途中なので)見なかったけど、これだけは見てたのです。
映像のデキがイイのは知ってたというはつまりそーいうコト。
さてこの先この物語はどー動くのでしょう?