ここまで見てきて思ったんだけど
この作品って現実の延長線上の仮定であるSFみたいなものではなく
どっちかというとメルヘン(童話)とかファンタジーみたいだよ。
とってもリアル系の空間描写でちょっと勘違いをしてたけど。
迷いの森で梟(の亡霊?)に語りかけられるシーンでアレって思って。
でも考えてみたら、思い当たるふしは結構あったりして。
狼が人の姿をして街の中に紛れて生きるって設定自体がそーだし。
楽園への道を狼だけが知ってるとか、ハナビトとか実にそれっぽいし。
つまりこの作品ってラストエグザイルとかナウシカとかの系統です。
ぱっと見はSFっぽいメルヘンと言うかファンタジーと言うか。
そーいう視点で追っていくとなかなか面白く見えてくる。
男キャラばかりで萌えん!って人もいるでしょうが(笑)。
最初の頃に作品の方向性がイマイチ見えなかったのは、
世界をリアルに構築しすぎて物語の自由度が制約されたせいですな。
と14話からの総集編を見てて実感してみたり。
最初からもっと嘘っぽい世界観で攻めても良かった気がするけど。
このへんは信本さんの作風(リアルでストイック)なんで仕方ないか。
※信本敬子さんはカウボーイビバップの人
ちなみに14話から17話までが総集編です。
(5、6巻が4話収録で2話ずつ総集編)
フジテレビの深夜枠は潰れまくりで余裕が多少あったはずなのに
それでも制作が間に合わなかった、ってコトなんでしょう。
絵が荒れるのと総集編でつなぐのとどっちがいい?って感じだけど。
そいや11月からキッズでやるらしいです。