総集編に続いて後半。
途中で4話も挿入された総集編について。
それぞれのキャラをクローズアップして物語を見返すのも
作品への理解を深めると言う意味では良かったのかなって感じ。
同じ場所で同じ事を繰り返す作品と違いどんどん先へ進むので、
見落としてたり意味がわからなかったりすることもあるし。
だからそれなりに面白かったと思います。
それで最後まで放送できなかったコトは問題だけど。
ていうか久々に見てて思ったけど
この作品は1枚1枚の絵のクオリティがめっちゃ高いんです。
映像な仕掛みたいのは走らずに正攻法の美しい絵で攻めてるし。
当時は録画開始したばかりであまりその凄さは実感なかったけど
山ほど作品を録画視聴してみてレベルの高さを思い知ったよ。
なんかテレビシリーズとしてはオーバークオリティのような。
このスタッフが参加してると思われるKURAUですら多少落ちるし。
制作が間に合わなかったのはそのへんにも原因があるのかもね。
話は戻って後半。
ダルシアの城でジャガラ軍が攻めてきて
一堂に会した主要キャラが散り散りになってしまう。
4人(?)の狼たちも旅立ってから初めて4人でなくなってしまう。
で行方不明になったキバ(主人公っぽい人)は楽園みたいな世界に。
それは実に夢のような光景で。夢のような……
楽園みたいな場所からキバを呼び戻す行為とか、
狼を崇める流浪の民とか、馬が話し掛けてきたりとか、
前回書いた「SFっぽいファンタジー」を実感させる展開で。
あと最初の「シートン動物記」ってのも間違ってないかも(笑)。
その流浪の民の長老が気になることを言っていた。
古に狼が人になったみたいな話を。ただし貴族は違うとも。
もうひとつ。狼が楽園へ行くと世界が終わるとも。
世界が終わるから狼が楽園を目指す(という伝説もある)のか、
狼が楽園へ行くことで世界が終わるのかはわからないと。
ただ狼が楽園へ辿りついた時に今の世界は終わるのだと。
ここで変なことを考えてしまいました。
今の世界が終わる、そして外の世界で目覚める。
つまりこの世界は誰かの作った虚構の世界で
みなは一様に虚構の世界を現実だと思って生きている。
世界が終末に近づいた時に狼というプログラムが発動し
みんなを虚構から解き放ち現実に帰る。なんて妄想を。
……現実と虚構病に毒されてるようで(爆)。
で、実際のところはどーなるのでしょう?