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飛べ!イサミ 1巻

1995年にNHK教育で夕方に放送してたテレビシリーズ。
主人公のイサミは母と一緒に父の育った大江戸市の祖父の家に越してきた。
この家は大きな庭を要する古い屋敷で近所ではお化け屋敷と呼ばれてた。
ある日ソウシとトシとトシの弟のケイの3人はそのイサミの家に侵入する。
それというのもソウシもトシも実は新撰組の子孫の家系で
家に伝わる宝の地図を頼りにやって来たのがこの屋敷だったのだ。
ソウシたちは途中で騒ぎに気づいたイサミに見つかってしまう。
でもそれが結果的に新撰組の宝へ辿りつく扉の鍵となった。
そう実はイサミも3人と同じく新撰組の子孫だったから。
こーして新撰組の発明品と意思を託されたイサミたちは、
闇に暗躍する!?黒天狗や悪者たちを倒すために立ちあがった。

って説明だとなんかヒーロー物のように思うかもしれないけど
実はとっても身近な子供スケールの事件を3人が知恵を絞ったり!?
連携したり最後には先祖の発明品を使ったりして倒す内容です。
だからリアル系じゃなくて痛快娯楽作品って感じかな。
悪者も見た目は怖くてもやってることは結構間が抜けてるし。
まぁスキが無ければ子供の介在する余地はないわけだし。
つまりちゃんと作品全体の整合性は取れてたりするのだった。

悪者といえばみょーに憎めないキャラが多いっすね。
2話の強盗さんがキャスターのサインを欲しがったりとか。
リーダーはそれを見て怒るけど、実は……だったりするし。
4話の誘拐犯なんか誘拐された方より悲惨な感じだし(お約束)。
つーか誘拐されたお嬢さまのキャラがかなり凄かった(笑)。
女の子なら誰でもOKのソウシまで最後には逃げ出すほど。

そーいやこの作品って残酷な描写が全くないっすね。
視聴者に面白さを感じさせる一番手っ取り早い方法は
いろんな意味で刺激的にすることなんだけど。
この作品はあえて刺激を排除したとこに意味が有るのでした。
刺激を追及せずにキャラの性格づけや行動で面白く見せてる。
だから悪者がやる行動はいつもどこか間が抜けてるわけで。
何があっても人が死なない安心感みたいのがあるよ。

にしても表面的にはあまり凄く見えない作品だけど、
なにげに玄人っぽい仕事だったりするのでした。
バランス感覚に優れてると言うか、芸が細かいと言うか。
がつーんとは来ないけど、じわじわ面白くなってくる感じ。

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