前回に引き続きリナクスの少年が絡んだ展開が。
この少年というのは実はGPOによって作られたリナクス人間で
それが研究所から逃げ出してクラウのそばに来てたわけです。
だから当然のようにGPOの追っ手がクラウ達のそばに迫る。
もちろんクラウが生きてることは知らないので偶然だけど。
この少年がGPOに捕まりそうになった時。
なんとクラウは助けに行ってしまうのでした。
クリスマスを対にしようとして追い掛け回したり、
クリスマスの対であるクラウを眼の敵にして攻撃したり。
そんな相手をそれでも助けたいと思ってしまう。
クラウが愛情いっぱいに育てられたのを実感する行動でした。
そして愛されて育ったという意味をすぐ後に思い知る。
今まで出てきたリナクス人間はどちらかと言うと無害なタイプ。
だから人と違うだけで狩られてしまう可哀想な存在って感じだった。
しかし今回新たに出てきた二人(対)のリナクスは違ってた。
人としての行動規範みたいなものを全く持ってなくて
無邪気な幼児のように自分の持つ力をいたずらに行使してた。
それによって人が傷つこうが死のうが全く関知することもなく。
そう。クラウが人として愛されて育った意味とはそこ。
クラウほどの力があって、でも人に愛されず育ってたら。
社会の仕組みとか人間関係とかを全く知らずに育ってたら。
それは今回の対のリナクスのような存在になったのかも。
リナクスは危険だから狩る、それはあまりに一方的すぎるけど。
今回みたいな展開を見てしまうと一理あるのかなと思えてしまう。
だからクラウたちが狩られるのは当然と言うわけではなくて。
実際クラウを追っていたGPOの人も疑問を持っていたみたいで。
必ず生きたまま捕らえろと言ってた理由を今さら知るのでした。
クラウが絶体絶命になった後の展開にはすっかり驚かされたよ。
まさかクラウとアヤカが一緒に食事できる日がくるなんて!!
結局のところアヤカは親を殺した犯罪者をリナクスに重ねてた
だけで実際にリナクスに何かされたわけじゃ無いようで。
クラウの日常を見てリナクスに対する認識を改めるのでした。
ずっと敵対して来た二人が和解するシーンに感極まって涙が(汗)。
でその後にリナクスの無邪気な残酷さを思い知らされると言う、
なんとも素晴らしいというか、イヤらしい展開だったり……
さてついにあと4話です。