4月からテレビ東京系(6局)とAT-Xで深夜に放送してる新番組。
ShowTimeで最新話(と1話)無料配信中。
原作は少年誌(サンデー)のマンガで1巻だけ読んだことがあります。
※セルBD/DVD・レンタルDVDは7/27からリリース
分割2クール放送の後半シリーズで内容も1期目のそのまんま続きです。
隠れた駆け魂を捕まえるため女の子を攻略する展開も全く変わりません。
一人攻略するたびに関係がほぼリセットされるので変化もしないしね。
だから間のエピソードが抜けてるのに全く問題なく見れてしまいます。
下手するといきなりここから見ても大丈夫だったりして!?
これやアマガミSSの2~4話とかでキャラの関係をリセットするのって
最初に思ったよりも便利な手法かもしれないなと見てて感じたりする。
キャラやエピソードに今ひとつ乗れなくてもすぐ次に切り替わるから、
ずっとイマイチだったりしない限りずるずる見続ける可能性があるし。
(アマガミSSも途中2話ほど飛ばした以外は最後まで見ちゃったし)
1話の当番回方式よりはキャラをしっかり掘り下げることができるし。
ハーレムモードのようにキャラ同士の関係が無茶苦茶にもならない。
女の子をいっぱい出したいならベターな方法なのかもと思えた来たよ。
(アマガミSSは構成の問題か説明が足りてない部分が結構有ったけど)
今回見たのでは同じクラスのちひろのエピソードが一番面白かったかな。
(時々エルシィと会話してた役名つきのモブキャラみたいな存在)
特に秀でた特徴があるわけではないその他大勢の中の一人な位置づけで。
だからこそ輝いてる相手に憧れるみたいな話の持っていき方が良かった。
これを見ててウテナでも似たようなテーマをやってたのを思い出したよ。
振られてもすぐに次にいけるのは、本気で好きなわけじゃないからで。
本気の好きがよくわからないから憧れを好きなんだと思ってるだけ。
好きがわからないのを自覚してて、本気で好きになりたいと思ってる。
ろくに説明はされなかったけど、ちひろの心の隙間ってそこでしょう?
ちひろの言う輝きたいって人を本気で好きになりたいって意味だから。
人を本気で好きになれば、一人称視点で自分や世界も輝いて見えるし。
このエピソードで桂馬は最初特徴のないちひろの攻略に困るわけです。
ギャルゲーにはちひろみたいなその他大勢的な攻略キャラはいないから。
さらにちひろは自分とは別な人が好きという最悪の属性も持ってたし。
(現実だとそんな相手にアプローチすることも普通にありそうだけど)
でもふと気付くのです、心の隙間を埋める相手は誰だっていいことに。
ちひろの恋の成就を自分が手伝えば目的が達成されるだろうことに。
実際のところは桂馬の目論見どおり心の隙間が埋まったか微妙だけど。
桂馬の(ギャルゲーを応用した)緻密なアプローチのマニュアルによって
ちひろは確実に相手との距離を縮めて成功は間違い無しになるのです。
しかし肝心のちひろは状況を喜びもせずやめたいと言い出すのでした。
これ桂馬は気付いてないけどちひろが見てる相手が変わってるじゃん。
桂馬ってたまにみょーに鋭いけど、基本は人の心にとても鈍いなと。
ギャルゲーの中にあるシチュエーション以外は分からんという感じ!?
毛嫌いしてた相手を遊びに行こうと誘ってるんだから凄い変化なのに。
自分のためにここまで尽くしてくれてることに惹かれたのだろうか?
(桂馬とちひろのような関係で結ばれる展開は意外とよくあります)
このエピソードは面白いとは思ったけど見てて多少不満が残ったかな。
告白をやめにしたちひろに対してある言葉を言ってキスをするけど、
そこに至るプロセスと心情の説明をすっ飛ばしすぎだろうと思ったし。
上にも書いたようにちひろの気持ちは桂馬に向きかけていたわけです。
だからそれをちゃんと視聴者に分かるように見せて欲しかったなと。
例えば桂馬のあの言葉に対して、ちひろは桂馬への気持ちを吐き出して
ちひろから桂馬にキスする展開だってありだったはずなのです。
(ちひろが何か言うんじゃないかと期待してたからガッカリした)
ラブコメ作品なんだからキスシーンはもっと大事に作って欲しいよ。