4月から一部の民放(8局)とBS日テレで深夜に放送してる新番組。
ニコニコ動画で最新話と1話を無料配信中。
原作は角川系(少年エース)のマンガで1巻だけ読んだことが有ります。
※セルBD/DVDは6/24からリリース(レンタルDVDは7/29から)
中学生の五十嵐丸太(がんた)はその日までごく普通の日々を送ってた。
その日の朝も仲の良い友人達と修学旅行の話で盛り上がったりしてた。
窓の外(空中)に奇妙な格好をした赤い男が出現して丸太に笑うまでは。
赤い男が笑って教室は滅茶苦茶になり友人は変わり果てた姿になった。
赤い男は丸太へと近づいてきた、もうダメだと思いながら気を失った。
次に目覚めた時、丸太はクラスメイトを惨殺した凶悪犯になっていた。
やっていないという主張を誰も信じてくれず死刑を宣告されてしまう。
こうして丸太は完全民営刑務所デッドマンワンダーランドへ送られた。
これ原作を読んだ時にとても嫌悪感を抱いて叩き捨てたんだった……
内容をすっかり忘れてたけどアニメを見てて当時の印象を思い出したよ。
安易に暴力を多用するし意味もなく人を殺しまくる胸糞悪い作品なのを。
絵は上手いんだけどストーリーがヒドい典型的な絵だけの作品というか。
でも、こーゆー作品は青年誌では珍しくないので需用は有るのでしょう。
この作品の原作も結構売れてるし。アニメはまるで売れなそうだけど。
ちなみにアニメの方も絵や動きに関してはとても良いと思います。
この作品は主人公がいきなり死刑囚になるという展開で始まるのです。
いきなり数奇な運命に翻弄されるのは良くあるのでアリだと思います。
赤い人が現れて教室中の人を皆殺しにするのもまぁヨシとしましょう。
でも人間技ではない現場から丸太を犯人に仕立てるのは無理有りすぎる。
いくら玉木が有罪になるよう仕組んだとしても状況証拠が足りないよ。
(ビデオで心象を悪くしたって証拠がなければ有罪にはできない)
シロの行動についても違和感が大きすぎる。精神があまりにも幼いし。
精神が幼いのはきっと意味が有るのだろうと好意的に解釈したとして、
それでもドッグレースショウの時のシロの行動は全く意味わからない。
シロはただ楽しんでるように見えたのに、実は丸太を助けてたとかさ。
危険なのを知っててフォローするような頭があるように見えないのに。
動物の本能的に危険を感じて守るならもっと直接的になるだろうし。
説得力がないと言うかキャラの性格づけと行動に一貫性がないのです。
いい話っぽくまとめているけど違和感が大きすぎて共感できないよ。
死刑になる流れもそうだけど頭で考えた筋をなぞってるだけって感じ。
絵は良い(とても上手い)けどストーリーがヒドいというのはそこです。
さらに安易に暴力を使うし大した意味もなく人を殺しまくるし……
シロと丸太の関係とかシロがあそこにいる理由とか多少気になるけど
それだけを目的に見続けるにはあまりに趣味じゃない内容なのでした。
作中で理解されないもんですとか言ってたけど、理解したくないよ!