まめに録画する根性はない。DVDを買い続ける金もない。 だからレンタルビデオで行こう!

俺たちに翼はない 1~10話

4月から一部の民放(6局)とAT-Xで深夜に放送してる新番組。
ShowTimeで最新話無料配信中。バンダイチャンネル他でも(有料)配信中。
原作は18禁の恋愛アドベンチャーゲームでやったことはありません。
※セルBD/DVD・レンタルDVDは6/22からリリース
複数の路線が乗り入れるターミナル駅を中心に発展した大都市の柳木原。
駅の東にはビジネス街が、西には歓楽街が広がり多くの人が行き交う街。
千葉鷲介(しゅうすけ)は街の片隅にあるレストラン・アレキサンダーに
入り浸りマスターの世迷言に乗っかっては日野英理子に罵倒されていた。
成田隼人(はやと)は夜の柳木原で便利屋稼業をして日々を過ごしていた。
と言ってもあまり儲かってないし、金になるのは妙な仕事ばかりだった。
羽田鷹志は受験を控えた高校三年生。性格は繊細で冷静で態度は控えめ。
彼女がいて家では妹と二人暮しで、妹と会話が続かないのが悩みだった。
どこにでもありそうなシーンから始まる物語は次第に様相を変えていく。

たぶん多くの人は1話を見て何だこれ?と思うんじゃないかと。
いきなりみょーにテンションが高い変なノリのDJが喋りまくってるし。
最初のシーンはいかにも美少女ハーレムっぽいシチュエーションなのに、
なぜかメインは男キャラばかり出てくる内容だし、話がいきなり飛ぶし、
最後には僕のホントの姿は異世界グレタガルドの戦士とか言ってるし。
その主人公の(一人の)言葉通りのエンディング曲と映像まで流れてるし。
いったいこの作品はどこに向かってるんだ?とか思ったことでしょう。
もちろん私も思いましたとも。何じゃこりゃー!と。
聞くところによると、これほとんど原作通りみたいです……

1話というのは視聴者を引きつけるためにとても重要な意味があるわけで。
特に昨今のように作品が多い状況だと1話で切られることも少なくないし。
だからインパクトを強くして視聴者に印象を残すことが重要になってくる。
そしてこの作品はというと、、、
インパクトは抜群だったと思います。ただし悪い意味での話ですが(爆)。
美少女アニメを期待してたのに美少女より男キャラ(わりとイケメン)が
やたら目立ってたりするし。さらに構成も方向性も意味わからんという。
(脈絡もなくパンチラがあったりやたらとサービスシーンは有るけど)
これについていく人は物好きだろうなと熱心に見てた私でも思うから(笑)。

何か酷いことを書いてるけど、実は私はこれ結構楽しんで見てたりする。
4話あたりから物語の仕掛けが明かされて変な構成の理由もわかるけど、
それ以前から、てゆーか1話から見返すほど楽しんで見ていたのでした。
4話以降は今回初めて見たけど、3話まではほぼリアルタイムに見てたよ。
つまり、3話までを見たのは2回目、、あいや3回目ぐらいだったかなと。

この作品の何が私の琴線に触れたかと言うとずばりキャラのやり取りです。
鷲介パートでのアレクサンダーのマスターや鳳翔との会話が何とも面白い。
隼人パートだと突撃ポンコツ娘の鳳鳴との会話が飛ばしまくりで超楽しい。
(久しぶりに後藤邑子さんのポンコツキャラを堪能させてもらったよ)
他にもサブキャラに濃い面々が揃ってて何気ない会話がいちいち面白い。
ぶっちゃけ、物語の仕掛けや本筋よりもそこに着目して見ていたりする。
ひたすらパンツを追う人もいるんだし、こんな視点で見ててもいいじゃん。
問題点が有るとすれば男キャラの方が存在感が有りすぎるってとこぐらい?
私は全く気にしないけど期待してたのと違うと思う人は結構いると思う。

この作品にはメインヒロインが4人います……という設定になってます。
何か変な言い方だけど、パッと見は誰がメインヒロインかわからないし(爆)。
さすがにここ(10話)まで見れば何でこの4人がメイン扱いかはわかるけど、
1話なんか冒頭のハーレムシーン以外にはこの4人のヒロインは出ないから。
他にもっと目立ってる女キャラがいるのに何故この4人?とずっと思ってた。
よーするにこの4人は主人公と深く関わってくるからメイン扱いなのです。
そして恐らくは主人公(たち)に何らかの救いをもたらす存在ではないかと。

しかし何かこの作品ってよくある美少女モノとは男女の位置が逆のような。
普通の美少女モノは女の子の事情を描いてそこに主人公が関わるのだけど、
この作品は主人公たちの事情を描いてそこに女の子が関わってるのでした。
(アニメだと)主人公と関わってるという以上には深く描かれてはないし。
やたら男キャラの存在感があるのも主軸がそっちに有るからなわけです。
これ見ててなぜかデュラララ!を思い出したぐらいだよ(全く似てません)。

4話でこの物語の仕掛け(変な構成の理由)が明かされて物語が動き始めます。
実はそれまでも少しずつヒントみたいのは散りばめられてはいたけどね。
よほど勘がいい人じゃないとヒントがヒントとわからないようになってる。
3話まで再見して鳳翔が二つのパートに出てることに気付いたぐらいで(汗)。
見た目が違いすぎるから最初に見たときは別人として処理してたのでした。
(何度も見ないとキャラの名前覚えないから)
翔の姿が違うから二つのパートは時間軸か世界線が違うのか?とも思った。
翔に複数の姿が有るってことはもしかして他の人にも別の姿がとか思った。
まさか彼と彼と彼が(ある意味では)同じ人とは予想だにしなかったけど。

再見してると4話以前にアレ?と思うシーンがいくつか有ったりする。
たとえば鷲介が夜中に家に帰る途中で小鳩と出会って会話を交わすとか。
一見すると鷲介と小鳩がご近所かなんかで顔見知りぐらいに見えるけど。
(実はこのシーンで鷲介は小鳩を見送った後に羽田さんの家に入ってる)
全ての設定を知った上でこのシーンを見るとああそーいうことかと。
鷹志が窓を開けたときに小鳩が誰?と言ったのもそーいうことかと。
これ主人公視点で主人公の脳内映像を視聴者に見せてるからああだけど、
もしも小鳩の視点で映像を作ったら何か凄いものになったかもしれん。
それぐらいテーマに剛速球で挑んでみても良かったような気がする。

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