まめに録画する根性はない。DVDを買い続ける金もない。 だからレンタルビデオで行こう!

[DVD] ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 1~7巻

借りれる状況になったのでまとめて借りて通して見返してみました。
今までに録画したのを通して&部分的に何度か見返してますが。
今回は(レンタル)DVDなので未放送話の7.5話と13話を初視聴しました。

内容に触れる前にレンタルDVDの体裁について。
レンタル版は通常版と同じでオリジナル予告以外の特典はついてません。
※公式サイトに置いてある少し長い次回予告
完全生産限定版でも1巻と7巻以外には何もついてないみたいですが。
キャラソンやドラマCDがついてるのが通常版との大きな違いなので。

と言うわけで未放送話について。
7.5話は8話でさりげなく出てきたカナタがカルバドスのことを知る話。
そのことについては機会があれば、とか言ってたエピソードがここに。
内容は一言で言うなら脱線しまくりのお気楽番外編みたいな感じかな。
他の回みたいに日常の話に本筋の要素を埋め込んでるわけではないので
このエピソードをカットしても全体の流れには全く影響がありません。
淡々と流れながらふっと感情があふれてくるような展開も有りません。
脈絡もなく悲劇的だったり感動っぽいシーンが続々と登場しますが。
最初から最後までバカみたいなスラップスティックな内容なので。
真顔&本気なのにやってることが明らかに変、という喜劇なので……
途中でアレなんかおかしいなとは思ってたよ。特にユミナの行動が。

本筋には絡まない番外編の7.5話だけど重要な情報も描かれていたり。
本編の終盤の方でユミナがローマ語(敵国の言葉)を喋る場面が有るけど
なぜユミナがローマ語を喋れるのかの説明は本編には無かったんだよ。
だからユミナが自分の過去のことを話すシーンを見ながらなるほどと。
絶対に説明が必須な設定ではないけど有った方が親切ではあります。
やっぱりこの作品は物語構成や状況の説明を凄く丁寧にやってる。

にしてもユミナはサブキャラなのにめちゃくちゃ扱いがいいっすね。
初登場は3話だけどその後は5話以外は毎回のように登場してるし。
7.5話のようにストーリーにしっかり絡んでくる回も少なくないし。
(7.5話なんてメインの5人とユミナで戦争ゴッコをしてるわけで)
いい人なだけではなく凄いファッションセンスをしてたりするし。
ユミナ自身は修道服を着てるから分かりにくいけど他の人が……(爆)
クライマックス辺りではローマ語も含めて凄い重要な役をやってるし。
最終回の見せ場の一つである砦の乙女の伝説の語りまでやってたし。
1回っきりのキャラがほとんどいない作品とはいえこの扱いは凄いよ。

13話は本編の後日談ということで1話からだいたい1年ぐらい後みたい。
11~12話の内容が冬でラストシーンが春っぽいのでその少し後かな?
戻ってきた日常の中でカナタが自分の夢を考えるというエピソード。
ラッパを上手に吹けるようになるのが夢だとカナタは思ってたけど
そんな近いのではなくもっと遠くにある漠然としたのが夢と言われて
自問してみたりいろんな人に夢を聞いて回ったりするのでした。
クレハの堅実な夢やノエルのカワイイ夢やリオ先輩の壮大な夢を。
ユミナの夢を聞いて今の仕事が天職とか返したのにはちょっとウケた。
(還俗が許されるならファッションデザイナーになりたいそうな)

このエピソードを見ててARIAを思い出したよ。
前にも書いたけどこの作品自体がARIAにとても似た要素が多いけど。
リオが語る壮大な夢をカナタができるなら自分も一緒に見たいと言うし。
それを聞いたリオがいつかは自分の夢を見つけて飛び立つとか言うので。
リオとカナタの関係ってまんまアリシアと灯里の関係じゃないですか。
まぁ、13話で実感しただけで本編全体がまさにその構図だったけどね。

13話には世界地図が出てくるシーンが有ったりする。
本編ではヘルベチアとその周囲が載ってる地図しか登場しなかったけど
ヘルベチア以外が載ってる世界全体を網羅した地図が登場するのです。
と言っても技術の多くが失われてる世界なので不完全みたいだけど。
その地図によるとやっぱヘルベチアは日本のあたり(その一部)みたい。
ローマが隣に合ってあと他に2つぐらい国が有るみたいな話だった。
それらを全て含めても日本2つぐらいのサイズしか無いっぽい感じ。
それ以外はほとんど全てが人の住めないノーマンズランドなのです。
そしてその領域は現在進行形で広がってるみたいな話をしてた。

感じとしては水没してない未来少年コナンみたいな世界観ですかね。
(宮崎アニメっぽいとも前に書いたかと)
ヘルベチアはかつての緑がそのまま残ってるハイハーバーみたいな。
と言っても5話を見れば分かるけどすぐそばにノーマンズランドがある。
ノーマンズランドが次第に広がってるという話はナウシカみたいかな。
ってことはセーズの街は腐海のすぐそばにある風の谷みたいな!?
13話でリオが語ってる夢はナウシカの映画のラストみたいな内容だし。
(ナウシカの原作のラストは映画とはずいぶん違うものなのでご注意)
一見は穏やかそうに見えるけど、確実に終わりに近づいている世界で、
てもだからって大人しく滅びるのを待ったりはしない、みたいな。
カナタの夢に絡めこの世界の未来への希望みたいのを描いてるのです。

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