まめに録画する根性はない。DVDを買い続ける金もない。 だからレンタルビデオで行こう!

ドラゴンクライシス! 1~5話

1月から一部の民放(7局)とキッズで深夜に放送してる新番組。
ShowTime・アニメワンで最新話無料配信中(他は1話のみ無料)。
原作はライトノベル(スーパーダッシュ文庫)で読んだことは有りません。
※セルBD/DVD・レンタルDVDは3/9からリリース
高校生の竜司は海外を飛び回る両親と離れて一人で暮らしていた。
時おり自分の名を呼ぶ夢を見る以外は平穏な日常を過ごしていた。
帰国したハトコの英理子に強引に仕事の手伝いをやらされるまでは。
闇ブローカーの取引現場から首尾よく獲物を強奪した思ったのも束の間
目を覚ましたブローカーたちに追われて絶体絶命の大ピンチに陥った。
ブローカー達の銃弾によって強奪した荷物の蓋が開き中身が飛び出した。
中から出てきたのは遺物(ロスト・プレシャス)ではなくなんと女の子で、
その女の子は手から炎を出してブローカー達を吹き飛ばしたのだった。

この声で「りゅーじ」と言われるととらドラ!を思い出すんですが……
まぁ、それは置いといて予想してたよりアクションよりの作品だなと。
特に1話はアクションも含めて動きの見せ方にキレが有って良かったよ。
これの監督さんってJ.C.STAFF関係の動きのカッコイイOPを作ってた人で
ああなんからしい映像に仕上がってるなとか見てて思ったものです。
※禁書目録・超電磁砲・スカイガールズ・隠の王のOPの人
キャラ絵や背景とかの見た目もディーンにしてはいい(おい)と思ったし。
OP曲もスタチャお馴染みの堀江由衣さんらしくないカッコイイ曲だし。
外枠的には決して悪くないし光るところも有ると思うのです。

しかし見てて今ひとつ乗り切れなかったりして。
理由はやっぱりメインヒロインのローズのキャラづけだろうなと……
登場時は可愛い女の子じゃなくイヌ・ネコか幼児みたいな反応だったし。
言葉が喋れるようになってもやっぱり見た目に比べて反応が幼すぎだし。
そんな相手に対して愛だの恋だのといわれてもあまり共感できないよ。
何で好かれてるのか、何で好きになったのかの説明もほとんどないし。
なのにブラックドラゴンによって引き裂かれる恋人みたいにやるし。
凄く切ないシチュエーションのはずがこの物足りなさはナニ?って感じ。

ドラゴンは人を圧倒する力を持ってて人なんて虫けらみたいな存在で、
だから人とドラゴンの間で結ばれることなんて有り得ない、と言う。
実際にその力を目の当りにするからこの言葉に説得力はとてもあります。
でもローズと竜司はそんな関係性を乗り越えて互いを想い合うわけです。
二人が愛を紡ぐには極めて困難な障害を乗り越える必要が有るのです。
つまりこの作品はとっても切ない恋物語にだって出来たのです。
実際にはあまり切ないシチューションにはならないんですが……

これもっとローズが普通の女の子みたいだったら良かったような。
そーすれば今よりはずっと竜司の感覚に共感しやすかったと思う。
そしてドラゴンは人とは相容れないと(親とかに)教わっていたけど
人間に興味を持って正体を隠して竜司と出会うみたいにしてさ。
二人が愛を紡いでからドラゴンとの戦いに巻き込まれる感じにして。
実はローズが圧倒的な力を持つ人の敵であるドラゴンだったみたいな。
そこでローズが攫われれて助けるべきかを苦悩してあの決断をすれば
竜司にとってローズがどれだけ大切かを共感できたような気がする。
なんて勝手なアナザーオレストーリーを語ってしまったりするほど、
やり方次第でもっとずっと良くなったような気がしてならないよ。

ホワイトドラゴンのマルガが登場したのもちょっと疑問だったなと。
ドラゴンってものすごく希少な存在だったんじゃなかったっけ?
人とは相容れない存在のはずなのにずいぶん親しみ易いキャラだし。
キャラ自体は決して悪くないけど設定の説得力が無くなってるよ……
マルガの話は人とドラゴンが結ばれるのは困難なのを語ってるけど、
それは上に書いたようにローズ自身の話としてやるべき話なので。
素材はいいのに調理がずいぶん雑という感じがして何というか。

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