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バクマン。 1~10話

10月から教育テレビで土曜日の夕方に放送してる新番組。
原作は少年誌(ジャンプ)のマンガで読んだことは有りません。
※セルBD/DVD・レンタルDVDは1/26からリリース
真城最高(ましろもりたか)は小さい頃からマンガを描くのが大好きだった。
絵画で賞を取るほどの画力を持っていてマンガ家を夢みていた事も有った。
しかし憧れの叔父のマンガ家・川口たろうが亡くなってその夢を封印した。
高木秋人(あきと)は最高とクラスメイトで常に学年トップの秀才だった。
良い高校、良い大学を経て一流の会社に入るであろうと誰もが思っていた。
しかし秋人には小さい頃からマンガ家になりたいという気持ちがあった。
たくさんのマンガや小説を読んで研究して自分の中に積み重ねていった。
ただ自分の画力ではとてもプロになれないという自覚もあった。
だから自分の作った物語を絵にするパートナーとして最高を選んだのだ。
こうして最高と秋人は向き合いマンガ家を目指す挑戦が始まった。

ジャンプらしくないというかジャンプなのに面白いとか思ってしまった。
と言ってもジャンプの作品がクソだとか言ってるわけではないよ。
今のジャンプで主流な作品は私が求めるものとかけ離れてるだけの話。
だからこんな作品がそこそこ売れて打ち切られずに続いてる事が驚きだ。
現実的な舞台で現実的な題材を描いてもやり方次第でウケるんだなと。
初恋限定。はさすがにジャンプでやるにはハードルが高すぎたのかも。
にしてもラブコメ以外でジャンプで現実的な作品って凄く珍しいっすね。

実は見る前はこの作品に対してあまり期待してなかったのです。
むしろ同じ題材を描いた傑作の「G戦場ヘブンズドア」を知ってたので
ろくにマンガを知らないやつが持ち上げてるのではとか思ってたよ(汗)。
少年3誌しか知らないでマンガを語る人が世の中に山ほどいるから……
でも実際に見てみたら、ごめんなさん、凄く面白ったです、と。
とても先の展開が楽しみになる作品なんてジャンプでは久しぶりだよ。

なによりマンガ家を目指すと言うのが題材としてとても興味がわくし。
現実を舞台にしてキャラも現実的なので共感しやすいというもある。
そしてマンガ家になるための方法論が計算ずくなのが新鮮だったなと。
私はプロになれる人はとにかく描きたい人、人に伝えたいことがある人、
という印象だったから最高たちの考え方はカルチャーショックだったよ。
プロになる道筋としてそういう考え方やアプローチも有りなんだと。
そういう方向性で決め付けて描くのはどうかな、とも思ったりしたけど。
そこについてはちゃんと作品内で触れてたのでそこも好感触だった。
これは現実を分析・パターン化してドラマ仕立てで見せる作品なんだと。
ちなみに私が持ってたイメージこそが大ヒットを飛ばす天然タイプすね。
「G戦場ヘブンズドア」の主人公たち(こちらも二人)も天然タイプです。

マンガ家を目指す作品と言うことで描いた作品が作中に出てきます。
それを見ててこれも少年ジャック(≒ジャンプ)らしくないと思ったね。
そして投稿作ってことは読み切りなわけで長さ的にも厳しそうだなと。
そこだけ見てるとリアルじゃないとか突っ込まれそうではあります。
でもこの作品はそこもちゃんと編集の人の意見として言及されている。
ジャックらしい作品を描かせて失敗するなんて展開まであったりして。
この作品は見てて疑問に思った事をそのまま放置しないのがいいなと。
物語作法の基本中の基本のはずなのにちゃんとやらない作品が多いから。
当たり前の事をちゃんとやって新鮮な視点もあるのが面白い理由かなと。

考えてみたら曲がりなりにもジャンプで連載を続けている人なわけで。
どのくらいの内容がページ数に収まるかは経験的に知ってるはずだし、
少年ジャンプ読者や編集者にウケる作品を知らないはずもないわけで。
読者が感じる事は最初から分かってて描いてるに決まってるわけです。
他の題材はともかくことマンガ家に関しては作者こそが専門家だから。
違うとケチをつけるよりもまずは作者の意図を読み取るべきだなと。
このアニメは親切な作りで何話か見続ければすぐに疑問に答えるしね。

最高と亜豆(あずき)の恋愛的要素の描き方もなかなか面白かったよ。
今時そんなのあり?と思うほど奥ゆかしいというか回りくどいというか。
秋人は今時のすぐにベタベタするよりもずっといいとか言ってたけど。
見ててあだち充以前の20年以上前の男女関係みたいだなとか思いました。
(学校で一番の美少女って設定は昔ながらの少年マンガのお約束です)
古すぎるから一週まわって逆に新しいのかもなんて考えたりもしたよ。
最高と亜豆の関係は確かに昔っぽいけどキャラは古いわけじゃないです。
もう一人の女の子の見吉なんか特にそうだけど結構現代的なキャラです。
そして当然のように最高と亜豆の関係に変だよと突っ込みを入れてます。
(既に書いたように疑問に思う事は必ず作中で自ら言及する)
現実的なキャラで現実的な題材を描きながら味付けが普通ではないのです。

好きな女の子にいいところを見せたいのが夢を目指す最大の原動力なのも、
キレイゴトで誤魔化してないというか、説得力がありすぎでいやん(爆)。
ギターを始めた理由が女の子にモテたいからなんて珍しくもないからね。
けいおん!を見てバンドを始めたとか普通すぎてネタにもなりません。
(キャプテン翼のおかげでサッカー人口が増えたのを知らんのだろうか)
この作品はキャラをスマートに描いてるけどカッコつけたりしないのです。
秋人なんていきなり二人にモテる状況になってカッコ悪く動転してたし。
頭良くて見た目いいし普通にモテそうなのに本人には全く自覚がないから。
わざとらしくカッコよく描かずに自然体で魅力的に見えるのがいいなと。

最初のうちは物語が順調に進みすぎてちょっとと思う向きもいるかも。
確かに父親にはすんなり認められて、想いを寄せた亜豆とは両想いで、
初めての投稿で結構いい感触があって、とトントン拍子にすすみます。
できすぎなのは確かだけど父親の反応は過去を考えれば妥当なわけだし、
亜豆が最高に想いを寄せてたのも秋人が観察して推測した通りなので。
可能性が有ると思ったから秋人が焚きつけて結果届いてしまっただけ。
秋人が気付かなければ二人の性格から淡い想いのまま終わってただけ。
そして初投稿でいい感触を得たのも取り組みを考えれば妥当でしょう。
むしろ初投稿でそこまで高い目標を掲げて描くのかと驚いたぐらいで。
それぐらいの心構えでなければプロにはなれないのかもしれないけど。

順調すぎるぐらいに順調に進むのはむしろ手法としては正しいのです。
最初に上手くいかな過ぎて物語が足踏みすると魅力が見えにくいから。
だから序盤は歯車が噛み合うように順調に回して進めるべきなのです。
そして物語のエンジンが掛かって調子に乗ったあたりで事故るのです。
手塚賞でいいところまで行きそうと期待させながらダメだったりとか。
あそこはすっかり舞い上がってたので結果が読めまくりでしたが(笑)。
結果を待つ間に次の描くように言われたのに何も手につかなかったし。
つまり、止まってる、動き出す、順調にまわり出す、調子に乗りコケる、
って感じでこの作品は物語のセオリーをきっちりと踏襲してるわけです。

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