4月からテレビ東京系(6局)で夕方に放送してる新番組。
各バンダイチャンネルで最新話無料配信中です(残りは有料)。
アメコミの巨匠スタン・リーがボンズと組んで制作したオリジナル作品。
※セル・レンタルDVDは8/18からリリース
時はほぼ現代。場所はアメリカの西海岸。センターシティ。
ヒーローに憧れるジョーイはバイトに励みつつ祖母と明るく暮らしていた。
チアリーダーのリナはジョーイに気がありジョーイもまんざらでなかった。
しかしリナの兄のウィルはジョーイを目の敵にして度々暴力を振るってた。
そんな時にジョーイを助けに入るのがクラスメイトで親友のサイだった。
ある日、ジョーイはクラスメイトが捨てた高価な玩具のロボットを拾った。
自分では買えないけど修理すれば自分だけのロボットが手に入るからと。
心血を注いで修理して完成したロボットにジョーイはHEROMANと名付ける。
HEROMANはジョーイの熱意に答えるように熱を帯びて動き出すのだった。
絵はイイと思うんだよね。日本的にアレンジしたバタ臭い絵柄で。
明るい色彩で開放的な雰囲気を現実的に見せてる映像も魅力的だし。
主人公のジョーイにサイやリナやデントンと魅力的なキャラが揃ってるし。
だけどあまりに子供だましと言うか荒唐無稽すぎる内容なのがなんとも。
今時の小さい子向けのアニメの方がまだ説得力がありそうなぐらいだし。
宇宙からいきなり異星人が地球を侵略してくるのはまぁいいとしても、
異星人の攻勢も地球側の反撃も論理的な整合性がまるで欠けているので。
まぁちゃんと整合性を取ったらジョーイたちの手に余る相手なのだけど。
つまりジョーイとHEROMANが勝てるように論理を捻じ曲げた結果として、
あまりに説得力の無いストーリーになってしまってるわけです。
どうやって撃退するのかと思ったらボスを倒したら自爆って……
なまじ現実的な舞台設定なので余計に荒唐無稽さが際立ってるのです。
もう少しパワースケールの釣り合う現実に近い内容なら面白かったのに。
実際、スクラッグを撃退した後の10話以降の方が話が面白いし。
だからこそ余計に思うよ、もっと絵やキャラが生きる作品だったらなと。