もう2期の放送が始まってるし毎週見てたりしますがこれは1期の話です。
1期の未放送話ってそいや見てなかったなとレンタルして見たのです。
ついでに1期分を1話から全部まとめて見たよ。
とりあえずレンタルDVDの体裁について。
TBS×ポニーキャニオンでお馴染みの左右カット4:3画角での収録です。
お風呂シーンで白い靄が入ってたりするので放送版と同じなのかも!?
セル版と見比べられないので実際のところはよくわかりませんが。
まぁ、放送版でも品質に全く問題はないので見る分には関係ないかと。
映像特典も何も入ってません。セル版もDVDには何も入ってないけど。
1話から改めて見てみたけどやっぱりとても面白いね。
上手い感じにメリハリついてるし、なんと言ってもキャラが生きてるし。
きらら系4コマ誌を創刊号から欠かさず読んでて原作を良く知るからこそ
このアニメでのものすごい化けっぷりには驚きを禁じえないよ。
きらら系では今までに5作品がアニメ化されてるけど
※他はひだまり・GA・かなめも・ドージンワーク
実はその中で原作から最もかけ離れてるのが「けいおん!」なのです。
最も原作に近かったのがGAでほとんどそのまんま映像化してました。
そしてアニメ化作品の中で唯一原作ファンと言えるのがGAだったりする。
でもアニメに関しては断然「けいおん!」の方が楽しいし好きだなと。
つまり原作に近いのも原作が好きなのもアニメの好きと直結しないのです。
メディアの違いを意識してアニメとして面白くすることが大事なのですよ。
そーいう意味で2期ではどう調理してくるのか興味深いっすね。
1期分ですら原作はかなりぐだぐだでメリハリの無い内容だったのに、
2期分なんてさらに変化の乏しいゆるゆるぐだぐだな内容なんだから。
1期みたくステップを積み重ねる感じに描こうにもそれっぽいのが無いし。
それだけでも大変なのに今期は恐るべきことに2クールもやるそうで……
オリジナル要素を付加するだけでなくエピソードも追加しないと足りない。
(2期3話はまるごとオリジナルでした)
まさにどう転ぶかは蓋を開けてみないとわからんという感じです。
話は戻って肝心な未放送話(14話)について。
12話で一応一つの区切りを終えて13話で1回休みみたいな番外編があって
もう一つの番外編はどんな感じかなと思って見てみたら……
12話までと同じ一つのステップを積み重ねるスタイルになってました。
内容は(原作にはない)ライブハウスに初めて立つエピソードです。
13話であえて本編ではできなかったステップを外したスタイルをやって
14話で再び新たなステップを踏み始めるみたいな感じになってるのです。
ライブハウスの対バンの人たちの音楽に取り組む意欲にあてられたりとか
夢物語だった武道館という目標がほんの少し現実として見えたみたいな。
12話とはまた違うこれから始まるみたいな最終回って印象をうけました。
最後が13話だと何かモノ足りないのでこれが本来の体裁なのかもね。
番外編である13話も14話もアニメオリジナルなエピソードと言えるけど
実はこの2回分とも原作の内容を使ってたりするのでした。
2巻に収録されてる12話分のそのまま次の回と次の次の回の内容を。
つまり原作のエピソードの順にそのままアニメ化されてるわけですよ。
違いは13話以降は原作の内容をエピソードの軸にしてないというところ。
オリジナルのエピソードに原作の内容をさりげなく挿入してるわけです。
(スケッチブックのアニメでやってた手法と同じ)
14話(ライブハウス!)だと年越しや初日の出のシーンが原作の内容です。
つまりメインのライブハウスの部分がまるごと追加されてるわけです。
アレがコレになるのか!とちょっと感動するほど再構築がなされてます。
原作を軸にしてる12話までだって凄いパワーアップをしてたけどね。
中身の薄い2期分はこのぐらい徹底的に再構築していいような気がしたよ。