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とある科学の超電磁砲(レールガン) 14~24話

これは毎週見てたのでホントは途中でもう1回ぐらい書く予定だったけど
録画したのが消えてしまう事故のせいでタイミングを失してしまいました。
と言うわけで全24話の後半をラストまで一気に見返した感想を。
(消えた分はShowTimeで購入して見ました)

最後まで見て思ったのは、見事なぐらいキレイに終わらせてるってこと。
最初から最後まで日常のシーンが多く描かれてて楽しい印象が強いけど、
物語のクライマックスには緊迫感あふれる派手なアクションを見せるし、
結果に至るプロセスの困難さに比例した大きな感動が待っているから。
いやホント、予想してた以上に見事で感動的な終わり方をします。必見!

これの原作(コミック版)を読んだことがある人なら知ってるでしょうが、
実は原作は既刊が4巻だけで2クールやるには全く内容が足りないのです。
前半で3巻までの内容を使い切っちゃったし(オリジナルの内容もある)、
4巻の内容はストーリーが中途半端なのでそのままでは使いようがない。
では後半はいったい何をやるのか?と思ったら完全なオリジナルでした。
正確に言うと前半の内容のフォローというか後始末的な内容でした。
前半と後半が繋がって一つの物語として見事にケリをつける構成なのです。
アニメしか見てないと最初(原作)からこの構成だと錯覚しそうなデキです。
驚いたことに原作には前半しか無いんだよね……
子供たちは眠ったまんま放置プレイで次の話に進んじゃうのです。
※原作の4巻は美琴のクローンが出てくる話

前半のとこにバラバラだと思った出来事が実は繋がってたと書いたけど、
後半もそんな原作のアプローチをそっくりそのまま踏襲していきます。
リアルタイムで見たときは途中まで全く繋がりがわからなかったけど、
再見してみると繋がる糸があちこちに散りばめられてるのがわかります。
黒幕が最初はいい人っぽい味方の顔をして登場する手法もそっくりすね。
原作の手法をよく研究して全く違和感ないオリジナル展開を作った感じ。
むしろ原作では足りなかった部分を補完してるので超原作って感じかも。
そういう意味でも、友情を重視する意味でも「けいおん」と似てます。
最初には漠然と思ってたそれを、最後まで見て余計に実感したよ。

15~16話のスキルアウト編のキャパシティーダウンを見た当時は、
裏で彼らを操る存在がいてそれと対決する展開だと思ってました。
まぁ、ある意味ではその勘は正しかったと言えないこともないかな。
しかし予想に反しキャパシティーダウンはその後ずっと登場しなかった
アレレ?ニセ黒妻へのあの意味深な電話はどうなった?とか思ったよ。
クライマックスの最重要な場面でキャパシティーダウンが再登場して、
このタイミングで使うためにあえて使わなかったのだと理解しました。

このキャパシティーダウンというギミックを要所で使うことで、
圧倒的な力を持つ美琴だけで事態を解決できなくしたのも上手かった。
前半のクライマックスは美琴が中心で他はサポートになってたけど、
後半のクライマックスは4人の力をあわせることで乗り越えられたから。
特にレベル0の佐天さんの存在を打開の鍵にしたのはお見事だったなと。
4人全てに役割りを与えてちゃんと対等に活躍させたのが良かったね。
美琴が主役だけど黒子も初春も佐天さんも準主役な扱いだったわけです。
ネタキャラと思った婚后光子がおいしい役を攫ったのには驚いたけど(笑)。

よくある作品のように後半の15話からOP・ED映像と曲が変わります。
大概のOPにはメインキャラや重要なキャラが登場することが多いです。
そしてその後半のOPには前半に続いて木山先生が登場してたのでした。
前半を見てれば木山先生がいることがどれだけ不自然かがわかるわけで。
つまり木山先生の存在こそが後半の物語の根幹に関わるヒントなのです。
当然それを意識して見てたのに途中までは全く繋がりが見えませんでした。
ヒントを散りばめてあるのに簡単に全容は見えないようになってるのです。
見せるところと見せないところのバランス感覚がとても優れてるというか。
春上さんのペンダントの中の人物を知ったときはホントに衝撃的だったよ。
「光と水のダフネ」もそうだったけど種を見せるタイミングが絶妙です。

後半のOP映像には本編キャラの小萌先生やインデックスも登場してたり。
つまりインデックスが通行人に毛が生えた扱いで登場しているのでした。
本伝のメインヒロイン(のはず)なのに当麻に比べて扱いが軽すぎだ(笑)。
レールガンのレギュラーに対して本伝キャラは全体に誇張が強いので
リアル志向のこの作品では通行人レベルでもやたらと目立ちはしますが。
他にもメイド服の人とか和服の人とかも似たような扱いで登場してます。
(本伝は5話までしか見てないのでこの二人はOPでしか見たことがない)
小萌先生は大人組(アンチスキル)と近しい関係でゲスト登場してます。
そして当麻以外の男キャラはあいかわらず全力でスルーされています。
ゲストの男キャラの扱いは前半よりずいぶんマシになりましたが。

そういや後半は大人組の鉄装さんや寮監さまがメインの話もあったり。
主人公たちが中学生なのに大人組の話が有るのって結構珍しいような。
まぁでも、準レギュラーキャラに役割以上の存在感をもたせることで
この作品の世界空間の実体感が増していったから良かったと思います。
内容も寮監さまの話なんか先の展開が読めすぎで逆に凄く楽しかったし。
あーゆー展開の場合はほぼ間違いなくあのオチになるからね……
ちなみにこの二人の話も後半の大きな物語の一端に繋がっていきます。
でもその一端を垣間見せてる部分をヒントと確信できなくしてあったり。
例えば後半の重要キャラの春上さんは17話に意味深な初登場をするけど
その回には和服の本伝キャラもインパクト抜群にゲスト登場するので、
春上さんも脈絡もなくただ登場してただけなのかと思ってしまったよ。
あくまで鉄装さんの話で偶然触れ合った通行人みたいな存在だったし。
しかし20話に春上さんが再登場してあれが重要な伏線だったことを知る。

この作品は4人の女の子たちのあたりまえの日常とそうでない非日常の
コントラストによって浮かび上がるかけがえのない友情を描いたもの。
平和な日常をじっくり描いてるのはそれぞれの日常の関係を描くため。
都市を揺るがす事件を描いてるのはそれでも壊れない絆を描くため
つまりこの作品の主題は超能力ではなく「友情」「友達」なのです。
(最終回が「Dear My Friends」なのでわかりやすいかと)
友情が主題だから4人の顔合わせで始まり4人の共同作業で終わるのです。

主題である友達関係は美琴、黒子、初春、佐天さんの関係だけではなく、
初春と春上さんそして春上さんと××ちゃんの関係としても描かれます。
春上さんと××ちゃんの関係こそが前半と後半の内容を繋ぐ糸であり、
後半のクライマックスを飾るもう一つの友情のカタチになるのでした。
そして初春と春上さんの友人関係は4人の関係に波風を立てたりもする。

春上さんというのは傍から見ててもいかにも怪しい存在に見えるのです。
偶然では片付けられないほど異変の現場に常に居合わせてたりするし。
とは言え春上さんが悪いわけでも、無意識に何かしてたわけでもないけど。
核心に極めて近い位置にいたから疑われるような状況になっていただけで。
だから観察力のある人なら春上さんを疑うのはむしろ当然だと思うわけで。
初春だって友人関係でなければおそらく同様に疑ってたと思うのです。
だけど初春は春上さんを信じたから疑うことに激しく反発するのでした。
疑ったのも、信じたのも、どちらも根拠があって正しかったのだけども、
距離感の違いというか立場の違いで意見が分かれ衝突してしまうのでした。
そういえば終盤で関係が揺らぐところまで「けいおん」に似てますな。

何があっても変わらない単なる記号としての友人関係を描くのではなく、
一つ間違うと壊れてしまう生きた関係として友人関係を描いてるのです。
生きた関係だからこそ一緒に困難を乗り越えてより強く結ばれるのです。
1話と変わらない4人の関係が最後の瞬間にはとても輝いて見えるのです。

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