まめに録画する根性はない。DVDを買い続ける金もない。 だからレンタルビデオで行こう!

夏のあらし! 春夏冬中 1~6話

10月からテレビ東京系(6局)で日曜日の深夜に放送してる新番組。
AT-Xでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作はスクエニ系(ガンガンJOKER)のマンガで4巻まで読みました。
※セルDVDのリリースは12/23から(レンタルは1/29から)
タイトルの春夏冬中の読みは秋がないから「あきないちゅう」

1期の後半を見た勢いで続いて2期目を見てみました。
2期目と言うかよくある制作の都合による分割放送の2クール目です。
内容的にも「夏のあらし!」(1期)のそのまま続きです。
方向性は1期とはずいぶん違ってますが……
1期の重苦しいシリアス要素がほぼ抜けてコメディ色が強くなってるから。
絶望先生の1期と2期も分割放送のわりに体裁がずいぶん違ってたけど
この作品は同じキャラの出てくる別作品かと思えるほど違ってるのです。
分割放送の利点を生かしてあえて違った方向性で作ったんだろうなと。
そもそも1期分と2期分では原作自体の方向性もずいぶん違ってるから。
スタッフが同じだからみなみけの1期2期みたいな違和感はないけどね。

1期がしっかり物語を終わらせてたので後なにをやるのかなと思ってた。
あらしたちが過去に干渉した結果として現在が確定してるという意味で
他にいくらでもエピソードを描くことは可能だろうけど。
主要キャラの関係性を描くための仕掛けとしてはもう必要ないだろうし。
(さらに新たなキャラでも追加するなら別だけど)
何か新しいストーリーを始めないともはや描くものがないようなと。

で、実際に見てみたら……全体としてのストーリーは無かった(爆)。
ラブコメ的な人間関係の変化はゆるやかに進んでるような気はするけど。
1期で番外編的に挿入された1話読みきりコメディで全編が構成されてたよ。
実は原作も4巻から同様の構成になってるのでこれで原作どおりなのです。
原作だと4巻以降もアニメでは残ってない重苦しい要素が多少残ってますが。
アニメでは重苦しい要素は排除して徹底的にコメディ路線にしたようです。
骨格になるストーリーがほぼ無いので結構やりたい放題に突っ走ってるし。
エピソードの仕掛けにタイムリープを効果的に組み込んでるのも興味深い。
ノリノリで突っ走る美少女ラブコメ作品を期待するなら十分に楽しめます。
1期みたいな感動を期待してるとアレ?という気分になりますが。

1期で挿入されてた「面白い本を~」は応用バージョンがいろいろと。
3話の冒頭で「どんなお料理か聞かせてくださる?」をやってたり。
注文を聞きながら名前を忘れて説明から想像した料理を作るのです。
正解ではなく全く違う(食べ物ですらない)ものが出てくるのです(爆)。
4話でも同じパターンを。6話の冷やし中華では変形パターンをやってた。
もちろんどちらも食べ物じゃなかったよ……
4話以降は「面白い活動写真を~」バージョンを毎回Cパートでやってた。
6話にはそれとは別にあらしとカヤのお料理ネタ入り変形バージョンまで。

マスターの衣装コレクションやタイムリープ超理論もいろいろと。
タイムリープで10年前に戻ればピチピチになって昔の水着も大丈夫とか。
冷静に考えれば明らかにおかしいのに一瞬は正しそうに思えると言う。
このネタが出てくる回に対応する原作にはその内容は存在しないので
衣装コレクションや超理論は全てアニメオリジナル設定なのかな。

あとは1話ごとに簡単に。

1話「夏休み」(4話収録エピソード)
夏なんだから海に行こうという話になってみんなで水着を選ぶことに。
そんな浮かれる面々の中で女であることを隠す潤は途方にくれていた。
何とか対策を考えた潤だが事情を知らない一は次から次に困った行動を
2期に入ってシリアス要素がラブコメ的な方向に一気に傾いた感じです。
ちなみにこの回は原作を使ってはいるけど大幅にアレンジが入ってます。
水着を選ぶシーンなんか原作には普通の内容の2ページしかないから。

2話「ギャランドゥ」(恐らく5話収録エピソード)
海に行った流れで旅館に泊まることになったけど一と潤は相部屋だった。
それどころか一緒に風呂に入ろうと逃げる潤を追い掛け回すのだった。
夜みんなで肝試しをすることになり、そこであらしと潤はある話をする。
潤は大ピンチどころか一瞬は完全に裸になってるのにバレなかったり。
潤が自分から女だとばらしてもに一は信じないような気がしてきた(笑)。
続きエピソードの1話と2話にはタイムリープの仕掛けは出てきません。

3話「時をかける少女」(4話収録エピソード)
前半。二人分の負担は重いからとやよゐの通じる相手を探すことに。
お客を物色するけどいまいちやよゐに相応しい相手がみつからなくて。
後半。一があらしを気に入った理由をあらしは全く覚えがなくて
一を傷つけたくないあらしは出合った日に遡って確認しようとする。
この回は前・後半とも細部が多少違う以外は原作の内容に近いです。
マスターが山代を狙うのや一の科学理論のあたりが目立った違いかな。

4話「みずいろの雨」
潤の家に居候しているカヤのもとへあらしが遊びくることになってた日。
一も来ることを失念していた潤は大慌てで女である証拠を隠すのだった。
そんな潤の苦心を嘲笑うかのように一は同性のノリで家捜しを始めた
これって原作4巻の潤のお姉さんが初登場するエピソードが元ネタかな?
洗濯とかドイツ語の挨拶とか最後はいい雰囲気でまとめてたりとかだし。
潤のうっかり女装も含めて原型をとどめないほどに別物になってるけど。

5話「Romanticが止まらない」
一の眼鏡をかけた加奈子は突如光を放って美少女メイド戦士へと変身した
その姿をもう一度見たいという面々に加奈子は恥ずかしいからと拒絶する。
ならみんなで魔法少女のコスプレをすれば恥かしくないかもと妙な展開に。
一のサリーちゃんとかあらしのミンキーモモとかカヤのセラムンとか
元ネタが露骨にわかるコスプレをしてるのでこの回はオリジナルかなと。
ちなみに加奈子の眼鏡で様相が変わる設定は原作4巻までにはありません。

6話「ギザギザハートの子守唄」
夏は冷やし中華というマスターの思いつきから冷やし中華を作ることに。
差別化のためにあらしが昔食べた冷やし中華を再現しようと試みるのだが
あらしは肝心のレシピを知らないし冷やし中華を知らない人もいて大迷走。
「どんなお料理か聞かせてくださる?」のノリで1話作った感じですかね。
こんなアホみたいな内容でもちゃんとタイムリープの仕掛けを使ってたり。
あそこのアレはどーしたのか思ったら、そこに繋がっていたとは……

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