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にゃんこい! 1~5話

10月からTBS系(3局)で木曜日の深夜に放送してる新番組。
BS-TBSでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作はWEBコミック誌(ブラッド)のマンガで全巻持ってます。
※セル・レンタルDVDのリリースは1/20から
高校生の高坂潤平は猫が近くにいるとくしゃみが出るほど猫アレルギー。
しかし潤平の家族は大の猫好きで家にはニャムサスという飼い猫がいた。
ある日、クラスメイトの水野楓が登場する素敵な夢から覚めた潤平は
目の前でニャムサスが人語を喋るという信じがたい光景に出くわした。
気のせいだと自分に言い聞かせその場を離れ学校へと向かうのだが
潤平の耳には世間話をしている道端の猫たちの会話が聞こえてきた。
道端の小さな猫地蔵を壊してしまったことがこの異変の原因だった。
猫の声が聞こえるのは呪いの第一段階で進行すると自らが猫になる。
呪いを解くには猫の願いを叶えないといけない。という話だった。
日々猫アレルギーに苦しめられてた潤平は猫に尽くしたくなかったが
自分の身が大事なので不承不承猫たちの手助けをすることにした。

猫たちの依頼は最近近くに出没する猫を襲う狡猾な人間の話だった。
聞いてたら確かに酷い話だと思った、やめさせるのに躊躇はなかった。
犯人がクラスメイトで潤平が想いを寄せる水野楓だったことを除けば。
水野楓は猫を襲ってたわけではなく可愛がっているつもりだったのだ。
楓が飼ってる犬たちと同様に接したのが猫にとっては苦痛だったのだ。
穏便に楓に意図を伝えようとする潤平に、猫たちは解決を急かした。
ついには潤平の怒鳴り声が炸裂し、楓は恐縮し猫を置いて走り去る。
実は怒鳴り声は楓にではなく猫へだったのだが楓にわかるはずもなく。
猫たちの依頼の解決とともに、潤平の想いも終わりを告げた。
と思ったが翌日楓は普通に接してきた。二人の距離が近づいた気がした。
いろいろ有ったけど結果的には良かった。依頼を解決し呪いも解けたし。
これで普通の生活が戻ってくる。そう思う潤平の耳に再び猫たちの声が。
猫への良い行いは1個ではなく、あと99個やらないといけないらしい……
こうして潤平の猫たちに翻弄される日々が幕を開けた。

FlexComixで唯一1巻から熱心に追いかけていた作品です。
それが2番手でアニメ化されるなんて自分の先見性が恐ろしい!(おい)
なんてアホは話は置いといて、ファンなのでアニメ化は素直に嬉しいよ。
少し不安だったデキも原作の絵がそのまま動いてるような見た目だし、
エッジが効いた演出でハイテンションに畳み掛けるようなテンポだし、
少し変わったリアクションも見事に再現されてるし、で文句無しです。
AIC制作なのがちょっとだけ心配だったけど杞憂に終わって何よりです。
ハヤテ1期の(監督の)川口敬一郎さんらしいノリの良さは期待通りだし。
むしろハヤテ1期のシナジーSPよりも作画がいいので見栄えがイイし(喜)。

この作品は一言で言うとよくあるハーレム的な配置のラブコメです。
猫の呪いを解決するために奔走する日々に女の子と出会っていくのです。
猫たちが画面を賑わしてる以外はありがちなスタイルな作品ってことです。
でもこの作品はそのよくあるラブコメとはちょっと違ってたりするのです。
それは女の子のリアクションが記号的なステレオタイプじゃないところ。
生っぽいリアルタイプでもありません。どちらかと言うと現実に近いけど。
ギャグっぽく極端に誇張されてるけど、でも根っこにはリアルが有る感じ
どれだけギャグで崩してもは生身は壊れないバランス感覚が有るというか。
この誇張されてるけど体温を感じるリアクションが見てて楽しいのです。
あえて似た例を挙げるならARIAだろうか。ずいぶん感じが違うけど。

もう一つの魅力は潤平の浅沼晋太郎さんが酸素ボンベが必要と言うような
畳み掛けるようにセリフを連ねていくスピード感と言語感覚でしょう。
アニメでは原作の内容を圧縮してさらにテンポは速くエッジは鋭くなり、
いろいろ踏み外してる凪先輩との掛け合いなんか凄いことになってたり。
これでもかと言うほど中身を詰め込んでて次から次へ笑わせてくれたよ。
「まりあ†ほりっく」もだけど言葉で畳み掛けてくる作品は凄く楽しい。

次々とギャグを繰り出すかと思えばいきなり雰囲気を出したりもして。
とってもギャグ色が強いけどラブコメとしても要所を抑えてるのでした。
誇張が目立つけどちょっとした行動がさりげなく生っぽかったりするし。
ハーレム的構図にしては珍しく女の子たちが互いの想いを理解してるし。
だからバカをやってるようだけど微妙な距離感がよく描けてるのでした。
楓が潤平の想いを知って急に意識し出すのなんて妙にリアルと言うか。
アリガチだけどアリガチではないラブコメとして妙に印象に残ったのです。

作品の魅力の話はこのへんにして原作とアニメの違いなどを。
一言で言うとアニメはかなり原作に近いです。
原作をベタっと映像化してるわけではないけど内容はほとんど同じです。
構成の違いはアニメの1話で原作の1話に2話の内容が挿入されてるとか、
アニメの3話の郵便のお姉さんの話が原作より前になってるとかぐらい。
(郵便のお姉さんの話は前後の繋がりが薄いので全く問題はない)
あとは細部が多少違ったりするけど大枠のストーリーはほぼそのまんま。

ただし5話にして2巻分をほとんど使い切ってるという恐るべき事実が。
そして詳細に見比べたら原作の内容はほぼそのまんま映像化していたり。
つまり通常の1.5倍近いペースで原作の内容をきちんと再現してるのです。
原作の細部のセリフやシーンを入れ替えたり削ったりして詰めてるのです。
原作に元から有るスピード感がアニメになって更にエッジが効いたのです。
あまりにテンポが速いもんでアニメと原作の比較が結構大変だったよ。
油断してる比較してるコマを見失うから……

内容を圧縮して通常の1話では有り得ないほどのページを映像化しながら
さらにアニメでは原作にない要素が追加されてたりもするのでした。
毎回少しずつではあるけど絶妙な感じのシーンが補完されてるのです。
原作ではあまり出ない潤平の妹ちゃんなんか毎回登場してたりするし。
そもそも潤平の家族の登場シーンって2巻までだと1巻冒頭にしかないし。
郵便のお姉さんもメインになる3話以外も毎回ちょっとづつ出てくる。
原作で省略されがちなキャラや空間の存在感を補完しているのでした。
その手法自体は常道だけど、この原作消費でさらにやってるのが凄いよ。
原作ファンとして今回のアニメ化はまさしくグッジョブと言いたい。

あとは簡単に1話ずつ。

1話「ブサイクな猫と呪われし高校生」
上に書いた通り原作の1巻の1話に2話の内容を自然に挿入してあります。
缶を蹴るところがCG描写になって英語のアナウンスが入るのが面白かった。
この回は怒鳴られた(と思った)楓が猫を置いて走り去るのが印象的でした。
ちなみに冒頭の楓が告白してるっぽい夢のシーンは原作にはありません。

2話「その男 下僕?」
原作1巻の3話と4話が元になってます。
加奈子のマンバスタイルはカラーで見ると化粧じゃなく仮装のようだ(笑)。
たこ焼きのあたりのセリフが多少変えてあって原作より乙女な感じだね。
初登場のインパクトが凄いけど実はこの作品では一番普通の女の子です。
ちなみにフラグがどうとか妹ちゃんの登場とかは原作にはありません。

3話「キミの名は」
原作2巻の10話と1巻の5話が元になってます。
ちょっと色っぽいお姉さんのあけすけなリアクションが印象的でした。
お姉さんがビシッとかグリグリとかするあたりが何かARIAっぽいなと。
後半は潤平と楓の出会いの話で雰囲気は抜群なのにやっぱギャグ風味。
ちなみに配達中に知り合いから逃げ回る展開は原作にはありません。

4話「美しい人」
原作2巻の6話と7話が元になってます。
この回は他の回に較べてずいぶんと表現が弾けてたのが印象的でした。
凪先輩と一家のキャラは元から強烈なのに凄くパワーアップしてるし。
いきなり雨が降って濡るし(原作にない)お風呂シーンが追加されてるし。
ちゃんと原作には沿ってるのに凄いことになってて笑い転げてました。

5話「四角関係の刻」
原作2巻の9話と11話が元になってます。
一応はデートだし楓が潤平を意識しだしたりと実にラブコメっぽい回。
ラブコメっぽい内容なのにやっぱりギャグてんこもりなのがこの作品。
凪先輩の余計な後押しと(原作にない)組員の後押しですっかり喜劇に。
先輩に言われて意識しながらも違う話で取り繕うのがそれっぽいね。

5話の最後に登場したツインテールの女の子は次回(6話)のメインです。
この子も見た目は可愛いけど一筋縄では行かないですよ。こうご期待!

コメント

通りすがりのものです。

いきなり、すみません!
アニメからにゃんこいにハマったものです。


きっかけは深夜にTVをつけていてOP曲から惹かれました。

普段からアニメを見ているわけではないので他の作品と比較して語ることはできないのですが。。
自分はどんなものにもジャンルを問わず色々な要素が含まれているモノがすきでして、このアニメはまさにその類でした。

表現方法が多彩でギャグ・シリアスのメリハリもしっかりしているし、毎回新しい感情・状況の表し方が見ていて楽しいです。
まさにハーレムな主人公で、周りのキャラを見ても完全に男に向けたような意図を感じますが、架空と現実の絶妙なバランスがどストライクでした。
何回も繰り返しみてしまい、さらにOP曲のコピー。
なんか気持ち悪いぐらいなので、何故はまってしまったのか、自分なりにその要素を感じれる範囲ですべてノートに書き上げたぐらいです。

ありふれた生活の中にある大きな目標(呪い解き)がありつつ、ラブコメ・誰もが経験したことのある単純明快なシーン。ある部分では有名な人物・場所を示唆するような表現。本当に感心しました。
自分にとってはこの先の制作活動にも大きな影響を与えてくれたような気がします。
本当に唐突で、さらに支離滅裂な文章で申し訳ないですが。
どうも同じようなことを感じていらっしゃったようでたまらずにコメントしてしまいました。
では、今後もお互いに様々な良いモノに出会えると良いですね。
失礼しました。
2009/12/09(水) 11:16:24 | URL | にゃんだふるから良い。 [編集]

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