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ラーゼフォン 1~9巻

2002年に放送された全26話のテレビシリーズ。DVDレンタル。
※レンタルDVDは全巻リリース済・セルDVDは廉価BOXもリリース済
現実に似てて現代にとても近い世界。だけど現実とは少し違う世界。
この世界の人口は2000万人で東京近辺以外は消滅してしまった世界。
だけど人は以前と変わらず生活しててそれが当たり前だと思っていた。
(リアルで考えるとそれだけでは食が成り立たない気がするけど)
主人公の神名綾人もごく平凡な学校生活を送っていた。その日までは。

ある日、綾人はいつものように友人と電車に乗り学校へ向かっていた。
綾人は突然の衝撃で気を失う。目を覚まし見たのは転倒した車両だった。
友人を置いて助けを呼びに外に出た綾人は信じられない光景を目にする。
空を飛び回る戦闘機とそれを迎撃する戦車を。直後に破壊された戦車を。
綾人は爆撃で崩れる建物を避けガレキをかきわけ助けを呼ぶため走った。
そんな綾人の前に彼女は現われた。クラスメイトの美嶋玲香だった。
そう綾人は認識した。玲香こそ綾人が描いている絵のモデルだった。
綾人は玲香と一緒に戦いを避け地下に下りる。何かに導かれるように。
そして綾人は今まで見ていた世界が真実でなかったことを知る。

前に見たときは説明不足甚だしくて消化不良な印象を受けたけど
大半の設定知ってる状況で見たらどう感じるか気になってたのです。
改めて通して見返したら印象が全く変わったりしないだろうかと。
そう思いつつ幾年月。こんなことばかり書いてる気がします(汗)。
なぜか今週、時間も無いのに思い立って見てしまいました。
おかげでいろんな予定が狂いまくりですよ……

もう一度全部見て思ったけど、やっぱりとても説明不足だね。
設定の大半を覚えててもなお説明が足りてない部分が多々有るし。
てゆーか2度目に見てやっと物語の仕掛けに気付けるレベルです。
初見では散りばめられてるヒントがヒントとして機能してないから。
提示されるキーワードがひたすら訳わからんという印象になると思う。
遙が何であんなに綾人に執着するのか仕掛けを知らないと理解できないし。
(綾人が玲香の姿を追い求めるのも同様)
玲香が遙の若いころの姿だなんて全て終わった後に知らされてもな……
隠すことと見せることのバランスが非常に悪い作品だなと思ったよ。
設定が複雑に絡み過ぎなのでもっと要素を整理するべきだとも思った。
そんな作品なので最後まで見た後に改めて最初から見たほうがいいかも。
それぐらいしないとこの作品の魅力の全容はわかり難いから。

全部の設定を理解しててなお納得いかないことも多々あります。
説明が足りないのか、そもそも最初から納得できないことなのか。
例えばバーベム財団の行動が今ひとつしっくり来ないのです。
彼らが欲していたのがラーゼフォンによる世界の調律であったなら、
ムーリアンがやっていることは彼らの行程表に沿った行動なわけで。
なぜ地球連合に協力してムーリアンを攻撃してるのかなと。
それとも綾人を真のオリン(奏者って意味?)として成長させるために
ムーリアンとラーゼフォンの戦いは全て仕組まれたものだったとか?
だとするとTERRAの命がけの戦いは全てが茶番劇だったわけで……
最後まで物語に付き合ってそんな話だと卓袱台引っくり返したくなるよ。

茶番劇と言えば物語の結末がまさにそうだったりして。
今の世界を守るために命がけで戦ったけど力尽きて倒れていって、
世界はラーゼフォンの調律によって一度完全に無にかえされてしまう。
そして綾人の求めたと思われる幸せな世界として再生されたのだろう。
これって一見するとキレイに終わってるような感じに見えるけど、
綾人一人の意思があれば他のみんなの頑張りなんて意味ないみたいな、
それまでの積み重ねを全てぶち壊すような結末はちょっとどーよと。

この未来を求めるなら世界をリセットしない選択をすべきなんだよ。
そこは過去から繋がった未来として存在させなきゃ意味ないんだよ。
もしも世界を再生したいならエヴァみたくアダムとイブにしなきゃ。
(あんな突き放した結末は二つは見たくないけど)
この結末だと都合よすぎて現実逃避とか夢落ちとか言いたくなります。
この作品の印象の悪さは終わらせ方の拙さに尽きるのです。
結局のところ見返しても印象はあまり変わらなかったなと。
面白いんだけどね。面白いからこそどうにかならなかったのかなと。

蛇足なネタバレとでもいうか。
複雑に絡み合った(絡み過ぎな)キャラ配置を紐解いてくと
実は綾人と遙って戸籍的には親戚なんだね。血は繋がってないけど。
だって遙と恵は六道の姪で綾人は(血は繋がらない)孫なわけだから。
そして久遠は血縁的には綾人と樹の叔母ということに(笑)。
ラーゼフォンは綾人が母の元から巣立つストーリーとも言えるけど
結末が叔母との結合ってどーなの?とか思ってしまうのでした。
あれ、Wikipediaの記述では久遠が遺伝子的には綾人の母になってる。
そんなの通して2回見たのに全くわからなかったですよ……
(麻弥が実の母じゃないのは作中で出てきたけど)
ここに限らずこの作品は設定を捏ね繰り回し過ぎなのです。
骨格以外の設定はもっとざっくり切り落とすべきだったのでは?

と、ここまでの文章を書いたのは実はずいぶん(半年以上)前です。
とりあえず書いた後、直そうかなと思いつつすっかり忘れてました(汗)。
久しぶりに読んだらなんかもうこれでいい気がしたよ(笑)。
なので前文のあらすじを足して少しだけ修正して載せました。

ついでに前に書いた内容を整理して再録しようかと思ったのですが、
前のやつはあまりろくなことを書いてありませんでした……
再構成のしようもないので簡単に箇条書きしておきます。

エヴァにとても似てるけどパクリと言われるほどは似ていない。
でも物語のラストは人類補完計画かよ!って感じに終わってる。
全く違う主題や内容を意図的に似せて見せてるのではないかな。
エヴァ以外のオマージュも入ってる。虚邪回路がまんまlainだし。
ストーリーの軸があっちこっちへと飛んで流れがわかりにくい。
とにかく説明が足りない。超難解なlainの方がまだわかりやすい。
映像作品としての質はとても高いのに微妙という印象がつきまとう。
時空が隔絶して時間が乖離するために東京ジュピターは必要だけど
それ以外はほとんど無くても成り立つような物語設定だった。
設定を組み上げるのに夢中になって中身が今ひとつ伴ってない感じ。
もっと設定を整理して主題(人間)をじっくり描くべきだったと思う。
中心になる三者の関係は良かったのでなんとかして欲しかった。

7~8巻の感想だけほぼそのまま再録しておきます。

今回の内容では朝比奈のエピソードが結構好きな内容だったすね。
(結果が好きだってことじゃなくて経過がね)
しかし、その意味がイマイチ次に積み重なっていかないのがミソ。
わりと緻密に設定を組みたててるのは何となく分かるんだけど、
まるで外側(設定)から物語を組みたてたみたいな実感の薄さというか、
人間描写に一貫性が感じられないのがちょっと……
朝比奈の横で茫然自失してた綾人なのに、次の回にはもう普通だし。
(前にも書いたけど読みきり風味なので回の中で完結してる)
自分のやったことを理解してればあーはならないと思うんだけど。
あれじゃ朝比奈がかわいそうだよ。

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