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東京マグニチュード8.0 1~6話

7月からフジテレビ系(9局)で木曜日の深夜に放送してる新番組。
※セル・レンタルDVDのリリースは10/28から
中学1年生の未来(みらい)は毎日気に入らないことばかりでイラついていた。
夏休みになったのに両親とも忙しいからとどこにも出かける予定はないし。
小学生のくせに物分りのよい子の弟の悠貴(ゆうき)の態度も気に入らない。
悠貴が見たがってたお台場のロボット展のつきそいまで押し付けられて。
お台場への電車の中から見えた橋は凄かったけど気持ちが晴れるには遠く。
(実は弟はどこにも行けない姉に橋を見せてあげたかったのでした)
目当てのロボット展の建物の中は人が多いし、アイスをぶつけられるし、
子供扱いされてムカツクし(それが気になるのが子供だからだけど)。
トイレへ行った悠貴を置いてさっさと建物の外へと出るのだった。
そしてケータイに向かって「こんな世界壊れちゃえ」と打ち込んだ。
ホントにそれを望んだわけではなく、ただ苛立ちを吐き出したくて。
しかし次の瞬間、未来が目にする世界は激しく揺れた。

冒頭の説明を読むとリアルなシミュレーションドラマかと思えるけど、
実際に中を見た限りはドラマ的に誇張された内容だなという感じです。
つまりハリウッドのサバイバルアクション映画みたいな感じというか。
そもそも地震に関していろんな取材を積み重ねてるはずなのに、
そーはならんだろう?と思える部分があまりに多いのはどーなのか。

例えばこの作品の中心になる東京湾北部を震源とした海溝型の巨大地震。
そんなところで海溝型の巨大地震が起きないのは調べればわかるのに……
海溝型の巨大地震が起こる場所で東京に一番近いのが相模湾ですよ。
※関東大震災の震源
東京に極めて近い場所で起きるなら阪神淡路大震災と同じ直下型です。
そして相模湾で起こる巨大地震よりも東京に極めて近い直下型のほうが
規模が小さくても被害は大きくなる可能性があります。
直下型は震源が浅いので震源に近い場所の揺れが極めて激しくなるから。
つまり東京湾北部を震源とする直下型地震ならそれっぽかったのです。

たぶん直下型だとせいぜいマグニチュード7.5で一回り小さく感じるから
海溝型の巨大地震ということにしたんだろうけど……
でもマグニチュードは地震の規模であって揺れの強さではないですよ。
阪神淡路大震災があれだけ被害が大きかったのは直下型で震源が浅くて
なおかつ神戸の都市部が震源の断層に極めて近かったからなわけで。
海溝型の巨大地震は震源が海の中なのでそこまで激しくは揺れません。
(かわりに津波が発生するのです)
関東大震災を元にした耐震設計を超える揺れだったって話を忘れたか?

どーせなら、東京23区の下を走る(未発見の)断層が動いた直下型地震で、
しかも直下型としては史上最大級の規模だった、なら筋が通ったのに。
まぁ、史上最大級ということは起きる確率は無いに等しいって意味で、
リアリティの無さでは現状とあまり大差なくなってしまいますが……
それでも理論的な整合性だけは今よりはるかにマシにはなるかと。

仮に東京直下の想定を超えた大地震だとしてもまだ変なとこが多いよ。
未来と悠貴の二人が被災したのがお台場の商業施設(?)なんだけど、
あそこの建物は全て最近建てられた最新の耐震基準の建物なわけで。
それが傾くほどのダメージを受けるのはちょっと考えにくいです。
ヒビが入ったり天井の板が落ちたりすることはあるかもしれないけど。
阪神淡路大震災ですら新しい建物ほど被害は少なかったんだから。
見た目のインパクトを狙うために派手にぶっ壊したってのもわかるけど。
ならフジテレビの建物もぶっ壊せよ。外見的には無傷って何の冗談?
リアルを謳う作品でこーゆーことをされると興ざめなんですけど。

未来たちが水上バスを待ってたところで高層ビルが崩れたのもそう。
あーゆー縦に長い建物はかなり厳重な耐震設計になってるはずで。
あの建物が崩れるぐらいなら周りの建物は全て崩れてるだろうよ。
しかも本震で崩れたならともかく余震でバキと折れるなんてうそ臭い。
余震は規模が一回り小さいんだから崩れるのは既に壊れてる建物だよ。
余震で東京タワーが倒れたのもだけどリアリティや説得力よりも
インパクト重視のドラマ的な味付けをしてるのが実によくわかります。
東京タワーの倒壊に巻き込まれたり橋が落ちて大きな波が襲ってきたり
大ピンチに見舞われるけど寸でのところで助かるのもいかにもだし。
ドラマ的な味付けをするなとは言わないけどこの作品はやりすぎです。
「よみがえる空」(アニメ)を見習って欲しかった……

キャラ描写について。
最初見たときは最近のアニメにしては珍しく地味な絵柄とか思ったけど、
どーやらリアルっぽいキャラを描くために敢えてこの絵にしたようで。
絵の華やかさに多少差があるけど「時をかける少女」と感じが似てるし。
キャラの仕草やリアクションもそのへんに近い極めてリアル系の描写で。
空間描写が緻密なリアル系なのも相まって凄くリアルな印象なのでした。
未来が身の回りの全てのことに苛立ってるのも実に年齢相応っぽいし。
少なくともキャラ描写に関しては誉められるデキだと思いました。
これで物語の組み立てがもっとリアル志向だったら良かったのにね……

実は見ててキャラに関しても多少の違和感がありました。
キャラをリアルに描写しようとしてるのはよくわかるのです。
でもキャラの配置や役割がちょっとわざとらしいのでした。
特に真理さんの存在がいかにも物語的過ぎなのですよ。
子供二人が家に帰るのに大人の手助けがあるのは凄く有りがたいのです。
でも自分のことで精一杯な状況で姉弟のためにひたすら尽くす人なんて
あまり都合の良すぎるキレイすぎる存在でまるで現実味がありません。
6話で自分の娘のことが心配になって狼狽して初めて生身を感じたよ……
あそこで娘ではなく姉弟を助けるのを選択するのはカッコよいけれど、
いかにも物語的な選択で皮膚感覚としては違和感ありまくりでした。

リアルにという意図で作るなら真理さんを出すべきではなかったような。
未来と悠貴の二人だけで家路に向かう大変さを描くべきだったと思う。
極限状態は人の本性が曝け出されるから嫌な人に遭遇することもあるし、
ただ偶然にすれ違った人が手助けしてくれることもあったりするだろう。
そんな感じで途中でいろんな人が手助けしてくれる方が良かったのでは?
その一人が真理さんだったならまだ説得力があったんだけどね……

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